2006年07月18日

ギターの「音の違い」についての考察

 ギターってやっぱり、一本一本音が違いますよね。
 まあ大きく分ければストラト系、レスポール系の音と。あとIbanez型コンポーネントストラト系?そこからさらに、例えばレスポールならヴィンテージ系、ハイパワー系の2種類に分かれるなあと思いました。

 というのも、現在5thを録っている中で、レスポールだけを見ても非常に得手不得手というのがわかれているなあと気付いたんですね。
 ウチにあるスタンダートとカスタムが見事にキャラが違っていて面白い。

 バッキングとリードは主にカスタムを使用しています。それに対して、ソロは今の所ほぼ100%スタンダートを。恐らくチューニングや弾きやすさの点でIbanez製ニセj-custom、Ephiphone製カスタムの二本が加わることになると予想していますが、この組み合わせが楽曲を最も生かすなあ、と。
 時々逆転している曲もありますが、基本的にはこのレスポール二刀流が主軸になっています。我ながら贅沢な組み合わせだなあと思いますが……。

 音の違いはやはり木材の違いだろうと思っていたのですが、ここにきて同じレスポールでもここまで違うのかとびっくり。もちろんカスタムは重い木、スタンダートは比較的軽い木と、木材の点でも既に目指す音が違っているとは思いますが、どちらも同じメイプルトップ+マホガニーバックなんですよね。
 この2つの中で一番大きいのは恐らく、PUの違いではないかと。カスタムの方は見ていないのですが、恐らく現行の通常ラインのレスポールと同じようなPUが載っていると思います。大してスタンダートは恐らく57クラシック。パワーがあるのはカスタムの方で、対するスタンダートはやはりヴィンテージ風の、「ちょっとパワーのあるテレキャスター」を髣髴とさせる音です。
 PUの違いなんてたかが知れてるよ!とEMG載せておいて言う私ですが(笑)、ああやっぱりPUの差というのはちゃんと存在するんだなあと思いました。

 実際に音を聴けばわかって頂けると思うのですが、スタンダートは非常に倍音の豊かなトレブリーな音で、ハーモニクスを多用するソロの時には非常に相性が良かった反面、堅実なものを求められるリードの時にはハイが出過ぎる感があったり、バッキングではハイが出すぎてしまったり低音が少し濁ってしまったり。
 カスタムの方はというと、非常に詰まった音でとても硬い。固いんじゃなくて硬い。バッキングの時にはスマートな中〜低音域、リードではフレーズに忠実な音を出すイメージがあります。ですがソロになると少し物足りなさを感じてしまいました。

 恐らくこの傾向はハイパワーPUとローパワーPUの違いとしてもはっきりと現れているのではないかなぁ、と。
 ただ、PUの違いというのは露骨なものではなくて、あくまで同じ木材で同じ質量という環境の中でキャラクターが出ると思います。求める音のためにPUを選ぶのではなくて、ギターに合わせてPUを選んだ方がより良い音につながりそうです。特にハムPU系は、この二種のキャラクターの中から好きなものを選ぶような形が良いと思いますね。

 ちなみに、当然ですがここで書いているスタンダートとカスタムの違いは、そのまんま現在市販されているスタンダートとカスタムの違いとは異なるものだと思います。恐らくカスタムショップと通常生産ラインの音の違いではないかな、と。
 カスタムショップ至上主義な世の中になりつつありますが、レスポールの場合はこの両者のキャラの違いを掴んでおくといいかもしれません。
 もちろんブルズアイなんかはヴィンテージとは似ても似つかない音だと思いますけどね!(笑