大菩薩嶺:望遠レンズと歩く山

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先月はほとんど山へ行けなかったので、今月は行きたいですね。
そんな決意を胸に先月登ったのが、約1年ぶりとなる山梨は奥秩父、百名山の大菩薩嶺です。

大菩薩嶺といえば都心から約2時間という近さと、標高2000mとは思えない稜線歩き。
天気が良い日には最高のハイキングになるのではと思います。

……まぁ、この日は生憎ガスに覆われていたんですがね!(^ωT

やり残したこと

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昨年の大菩薩嶺ではひとつだけ、やり残したことがありました。
介山荘に着いて、さぁこれから稜線歩きだとザックの中からレンズを取り出したら……。そこにあったのはいつもの超広角レンズではなく、似たような見た目の単焦点レンズ(しかもボディの都合上AFが効かない)。
天気も良かったのに、ちょっぴり悔しくてリベンジを誓ったのを覚えています。

あれから1年。たった1年ですが色々な山に登り、色々な山道を歩いてきました。
今となってはそう珍しい光景でもありませんが、それでもあの稜線は印象に残っています。

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月が変わり、一般的には夏から秋へ。
先月はほとんど山へは行けませんでしたが、今月はそれを取り戻す勢いで登りに行きたい。

しばらく山に行っていなかったので、ハードな山行はちょっと不安。どこかへ登りたいけど、でも残暑の厳しい今の季節に低山は嫌。
そんな我が侭を許してくれるのが、バスで標高1500mまで登ることのできるこの大菩薩嶺です。

標高2000mというと、登り慣れていない方は少し身構えるかもしれません。が、実際にはむしろ奥多摩の中級者向けの山よりも登りやすいくらい。
百名山の中では筑波山に次いで低難易度……いや、この季節は筑波山より楽なんじゃないかっていうくらい。

いざ再び大菩薩嶺へ

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……さて、語るのはこれくらいにして。
大菩薩嶺へ日帰りで登るのであれば、上日川峠から登って上日川峠へ下るのが良いと思います。
それなりに慣れている方であれば、丸川峠を経由して塩山方面へ降りる道も良いと思いますが。やや体力が求められることや、人通りが少ないことを考えると、少なくとも初心者向けではない気がします(危険な場所はないのですが)。

上日川峠へは朝8時10分甲斐大和発のバスに乗るのが良いと思います。前回は確か、寝坊して1本くらい遅い時間のバスに乗ったんですよね……。
この日は30分ほど早めに着いたので、甲斐大和駅近くのコンビニで時間を潰したりしていました。
(この日は臨時便が出ていて、もっと早くバスに乗ることもできたのですが)

そうしてバスに揺られること約1時間。上日川峠に到着です。

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序盤は樹林帯を歩きます。
地図を見ればわかる通り、上日川峠から福ちゃん荘へと続く登山道は、林道と並走する形で続いています。
つまり、どっちで行っても良い。まぁ、気分的には登山道を歩きたくなるものですが。

そうして少し歩くと、すぐに福ちゃん荘へ。
ここからは介山荘(大菩薩峠)へと向かうルートと、唐松尾根を登り雷岩へと向かうルートがあります。
唐松尾根から行くと大菩薩嶺の稜線は下ることに。介山荘から行くと稜線は登ることになります。

お好きな方を選べば良いと思いますが、稜線を歩くのであれば、唐松尾根から行くと帰りは上日川峠側へ降りることになります。
なので、丸川峠に寄りたい方はご注意を。

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福ちゃん荘から介山荘へは、砂利の敷かれた道を進むことになります。このあたりは山登りというか散歩ですね。
去年はかなり虫が多かった印象ですが、この日はやや気温も低く虫の気配はほとんどありませんでした。

……写真と日記の内容に関連性はほぼありません。コレは途中の沢っぽいのを撮った写真。

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そして鹿。去年もこのあたりで見掛けた気がします。今年はしっかり撮れました。
目撃情報もかなり多く、恐らくこのあたりに住み着いている一家なのではないかなと。

そうして進んでいくと、ふと眼前に割と立派な山小屋が。
そろそろ休憩地点かなーと小屋のあたりへ足を運ぶと突然、飛び込んでくる稜線。

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あれ?飛び込んでくる、稜線……?
ガスまみれじゃねーか!

私が期待してたのは、こんな光景なんですが。
(去年の写真です)

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今年は、こう。

上日川峠に着いた時からガスっぽかったので、まぁそうなんだろうなーとは思っていましたが。
さすがにちょっとがっかり。でも、まぁ日帰りだから、行こうと思えばまた行けるし……。

大菩薩峠から大菩薩嶺へ

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実際に行動してみると、ガス気味でしたが完全にガスまみれというわけでもなく、何とか稜線は見える程度。
広角レンズでパンフォーカスの研究もしてみたくて大菩薩嶺を選んだのだけど、なんかイマイチ広角レンズを使うタイミングがないなぁ……。

気持ち良いはずの稜線歩きも、さすがに今日はイマイチ。

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仕方なく賽の河原のケルンを撮りつつ進みます。
この後、大菩薩嶺に向かう道の中では最も険しい?ちょっとした岩場を超えます。

去年はちょっとビビりましたが、今年はカメラ片手に登る勢い。これが一年の成長か……?
まぁあの乾徳山や伊豆ヶ岳の鎖場に比べれば、このくらいの岩場は難所になりませんが。

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そうして着いたのが2000m地点。去年はここでポケモンを捕まえたんだった……(何
山頂が展望ゼロのため、この後に控えている雷岩が休憩スポットとして有名ですが。個人的にはこのあたりの方が人も少なくて落ち着ける場所も多く、また景色も良いのでお勧めです。

これまで歩いてきた稜線を振り返るなら、ここがベストでしょう。

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この日はイマイチでしたが……(笑

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ご飯食べてたら一瞬晴れたりもしたんですが、まぁ一瞬だけですね。
晴れたというか雲が一瞬切れたというか。カメラを取り出す頃には、空の青色は影も形もなく。

大菩薩嶺山頂から上日川峠へ

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ご飯を食べたら再び山頂へと歩きます。前述の雷岩は個人的にいまいちピンと来ないスポットなのでスルー気味に。
これまでの開けた道が嘘だったかのような樹林帯を歩きながら山頂へと向かいます。

……そしてまた山頂の肩透かし感。本当に今までの道は何だったのかという感じ。でも、ここが山頂なんですよね。

ここから奥へ進めば丸川峠を経由して塩山駅方面へと降りることができます。が、この日は久々の登山で体力面が心配だったので、唐松尾根経由で上日川峠へと下ります。
このルートは前回通らなかったので、初体験ですね。

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唐松尾根を経由するルートは、やや急登気味で雷岩へ向かい一気に標高を稼ぐルートになります。
山頂近くはやや急ですが、福ちゃん荘付近はこんな穏やかな道も。

……というところで、カメラの電池が危うくなってきました。
実はこの日、敢えて前日買ったSTFをメインのレンズに据えて頑張ってたんですけどね。替えの電池を忘れたので、泣く泣くカメラは仕舞うことに。

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ボケが非常に特徴的なSTFレンズ。実はポートレイトや花撮りよりも、こういう不思議な奥行きのある写真に一番惹かれました。
他のズームレンズではどうしても汚く感じてしまうボケが、このレンズだととてもきれい。そしてピントの合っている箇所のシャープさ……凄味があります。

こんな写真を撮りたくて、でもなかなか撮れなくて……。カメラを仕舞う直前にようやく、撮りたいものが撮れました。

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再び上日川峠に戻ってみると、バスは満員。行きは臨時便が出ていましたが、帰りは出ておらず、約1時間待つことに。
ビール飲もうかな、かき氷欲しいな……と思いつつ、前日のSTFの値段を思い出して我慢(笑

そうして帰りは温泉とかには寄らず、甲斐大和駅から自宅まで帰るのでした。
運良くホリデー快速にあまり待たずに乗ることができ、また運良く座ることもできたので良し。

そんな感じの、二度目の大菩薩嶺でした。
三度目の正直……と言いたいところですが。曇り気味とは言え20mmの広角レンズは、大菩薩嶺の稜線にはやや広すぎた感があります。
登山といえば広角のイメージですが、実際にはフルサイズで24mmもあれば充分なのかもしれません。
山のダイナミックさを残したければ、もう少し標準寄りでもいいのかも。

……まぁ、稜線も大菩薩湖も、なんて欲張ったら20mmでも足りませんけどね!

ちなみにSTFの方は……さすがに山に持って行くにはちょっと難しいな、というのが素直な感想。私に中望遠の経験が足りないのもあると思いますが。
でも、桜や紅葉の季節は期待したいですね。私もそのために買ったようなものですから。

さて、そんな感じで今回はこのあたりで。
次はどこに行きましょうかね。

ちなみに、去年の大菩薩嶺はこちら。

大菩薩嶺:7月末

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