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四阿屋山:秩父の花が集う山

2018年03月27日2023年09月30日登山:秩父・奥武蔵

登山情報

GPSログ

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コース情報

標高

771.4m

標高差

449.4m

累積標高(登り)

366m

累積標高(下り)

420m

行動距離

5.15km

行動時間

2時間51分

コース定数

10.58

アクセス

往路、復路共に:~JR 池袋駅 > 西武秩父線 西武秩父駅 >小鹿野町営バス 薬師堂BS
一週休んでまた登山。 最近の週末は天気が良くてありがたい。

春の気配も身近に感じられるようになって、そろそろ雪山から花の山へとシフトする頃。
もちろん花粉も絶好調です。

今年の春は秩父を攻める。そんな決意の通り、今回も秩父の山へと出掛けてまいりました。
といいつつ、今まで登ったことがあるのはエリア的には秩父ではなく奥武蔵。
秩父盆地へと足を運ぶのは今回が初めてだったりします。

そんな私が選んだのは…鎖場で有名な四阿屋山、それも上級者向けといわれるつつじ新道を通るルート。
……まぁ先に書いておくと、ビビって結局迂回ルート使ったんですけどね!

薬師堂バス停〜節分草自生地

つつじ新道の鎖場で有名な四阿屋山ですが、今回の目的は鎖場だけではなく。
この時期に咲くという節分草や福寿草も一つの目的。先日の宝登山で見た蝋梅も、このあたりは遅くまで咲き続けているのだとか。
そんなわけで、まずは四阿屋山の麓にある節分草自生地を目指します。

つつじ新道入口までバスも出ているのですが、朝早くて間に合わないので薬師堂バス停から歩くことに。
歩くのは山間の田舎町ですが、トラックがよく走っています。

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薬師堂バス停から歩いて3〜40分くらいでしょうか、つつじ新道入り口から少し歩いたところに福寿草自生地があります。
自生地といいつつ入園料は300円。小さい花なので、外からではほとんど見ることはできないでしょう。
結構いいタイミングで行けたのか、園内は程よい混み具合。レンズの長いカメラをお持ちの方も(笑

100mm STFで撮っていると、微妙に寄れない感じがもどかしいなぁとか思っちゃったり。
こういう小さい花にはマクロレンズとか、望遠レンズとか欲しくなりますね……。

30分ほど堪能して、小腹が空いたので受付でお饅頭を頂いて、もと来た道を少し戻ります。

つつじ新道入口〜福寿草園

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さて、ここから先は山登りだ!
しかもこのつつじ新道、地図上では破線になっているんですよね。所謂バリエーションルートってやつですか。
破線ルートを歩くのは、実はこれが初めて。

入ってみたら初っ端からなかなかの急登。アキレス腱に来る、という事前の情報通りの登り道でした。
登るのが困難な道というわけではないのですが、なんかこう、ちょうどアキレス腱が伸びるような角度といいますか。

ガーッと登って、あっという間に標高を200mほど稼いでしまいます。

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急登を登ると尾根道に。足元には登山口が見えます。
ここまであっという間、登り始めてから20分くらい?短いですが、なかなか登りごたえのある道でした。
破線ルートとは言っても、道が少し狭いくらいで歩きづらいということはなく。多少荒れてはいるものの、低山歩きに慣れていればどうということのない道です。

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そう、ここまでは。
初心者は迂回せよ、と仰るこの看板。そういえば伊豆ヶ岳でもそんなの見かけましたね……。
どうやらここからがつつじ新道の本領発揮のようです。

DSC06595.jpg

……写真ではあまり、よくわからないと思いますが。
初っ端はこんな感じで鎖を伝ってトラバース。少し進むとネットでよく見かける、あのほぼ垂直の壁を登ることになります。
見た感じ乾徳山のラストのアレよりずっと短そうなのですが、アレと違うのはトラバースしてから登るというところ。足を掛ける場所もかなり少なそうです。
その絶壁を見かけて思わず唸ってしまった私。行けるかな、とも思いましたが無理はしない方がいいかな、と思い撤退することに。

今回も友人とのパーティー登山で、ソロだと無茶するかもだけど、誰かと一緒だと選択肢が慎重になるよね、なんて話をしたり。
というわけで今回は無理せず迂回ルートへ。

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……が、この迂回ルートの選択がまた意外と良かった。
迂回した先は福寿草園、一週早かったかな?という感じの咲き具合でしたが、咲きかけの福寿草とややピークを過ぎた蝋梅、そしてまだまだこれからな感じの梅……と、初春の花を一気に三種も楽しめる良い場所でした。
……まぁ、二人とも花粉症が絶好調だったのですが。

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福寿草。少し登ったところはまだまだ開きかけだったので、今週末なんかはちょうど良い頃かも。

福寿草園〜四阿屋山山頂〜両神神社奥社

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福寿草園で花を堪能したところで、再び山頂へと登ります。
ここから先はハイカーも多い一般ルート。……いきなり階段なので、なかなかハードですけど。

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そのまま登っていうと、両神神社奥社のあたりで再び看板が。
ここから先岩場だから注意せえよ、と。……岩場っていうか鎖場ですね。

ちょっと細い岩交じりの道、という感じなのですが、この日は凍結した道が落ち葉の下に隠れていて結構危ない!私も少し足を滑らせました。
つつじ新道ほどではないですが、ここも滑落すると一気に落ちていってしまいそうなので冬場は特に要注意。大したことのない道と思っていても、鎖はちゃんと持っておいた方が良さそうです。
大したことのない道に鎖がある、というロケーションは思わぬ事故が多いとも聞きますし。

ちなみに下りもここを通ります。凍結は下りの方が怖いですね。

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そして登った先に、先ほどのつつじ新道との合流地点が。
そちら側へちょっと進んでみましたけど、痩せ尾根怖い!何というか、崖でした……。

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四阿屋山の頂上は狭かったので、景色を見渡してすぐに下山。
この時期は低山でも木の葉に遮られないので遠くまで見渡せますが、秩父の山はまだ見ても全然わからないですね。
鎖場がやばいという噂の二子山も……多分見えました。が、四阿屋山からはふたつの二子山が見えるようなので、どっちがどっちなのやら。

そんなわけで両神神社奥社まで戻ってからお昼ご飯です。
今回のラインナップはチキンラーメンとワンタン。実は前回の入笠山と全く同じメニューで、前回お湯を沸かせず食べられなかったのでリベンジです。
あと、山でチキンラーメンは一度食べてみたかった(笑

……まぁ、この組み合わせはちょっと味が被り気味で、食べててちょっと飽きてしまったのですが。

お昼休憩で少しゆっくりしたら、あとは下るのみ。

両神神社奥社〜薬師堂バス停

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帰りは福寿草園にも寄らず、薬師堂バス停にある温泉を目指して一気に下っていきます。
こちらは危険なところもない、歩きやすいハイキングコース。

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ベンチを撮るのが上手い友人たちに刺激されて、私もベンチを撮る。
ベンチっていうか……何というか……。

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途中で梅の樹を見かけて撮ったり。
梅はもうちょっとで見頃でしょうか?

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そんな感じで、最後は里山らしい山道をてくてく歩いて下山です。
下山したところの道の駅に温泉、両神温泉薬師の湯があるので寄っていくことに。

ちょっととろっとした感じのこの泉質、個人的には嫌いじゃないですね。

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そして温泉のあとはご飯(とビール)。やっぱり山と温泉、そしてビールの組み合わせは良いですよね。
そんなこんなで四阿屋山、鎖場は敗退しましたが花を堪能できたので満足です。

花粉も堪能しましたしね!!(^ωT

締めの一言

伊豆ヶ岳もクリアして、そろそろ鎖場も大丈夫かな……と思いましたがやっぱりダメでした。
今回は結構、高度感があって厳しかったですね。まぁ、慣れないうちは無理せず安全に楽しむのが一番かな。
もうちょっと難易度の低い鎖場で何度か慣らしてから、また改めて挑戦したいと思います。

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