スタウトを斬る(素人が
最近すっかり週一ペースでの更新が定番になってきたこのサイト。主に登山日記ですが。
今週は日光白根山か雲取山にでも行こうかなぁと思ってたんですが、直前まで天気予報がふわっとしていた上にあまりモチベーションが上がらなかったので結局自宅でゴロゴロ。
音楽メインだったサイトを改装してもうちょっとトップページの更新頻度が上がる構造にしたいなぁとか、作りかけで放置してる曲データもそろそろ何とかしたいなぁとか色々思ってはいるんですが、今日はほとんど進展なしですね。
そんな今日この頃。たまには山以外のことも書こうかなぁと思って、ビールの話です。
スタウトってなんぞや
まだ私がビール苦手だった頃。今はなきアサヒの黒生を初めて飲んで美味いと感じ、その後キリンのスタウトを飲んでもっと美味いと感じ、アサヒのスタウトを飲んで感動したところから始まった私のスタウト道。
本物のビールギーク達には遠く及ばないと思いますが、それでもスタウトを見つけては飲んで……を繰り返してきました。
形式的な意味での黒ビールの分類はシュヴァルツとポーター、あとスタウトの3つに分かれておしまいなのかもしれませんが。
今回はその中でもスタウトの種類といいますか、系統について個人的な意見をまとめてみようかなぁと。
非常に主観的なスタウトの分類
- ドライなスタウト
- ギネスとか、イギリスのスタウトなんかに多そうなイメージ。飲み口すっきりで甘さとかビター感は控えめな印象。泡がクリーミーだったりすることも多い印象ですね、特にギネスとか。
- ザラメ感のあるスタウト
- アサヒスタウトとかキリンスタウトとか、あとライオンスタウトもこれ系なのでは。ビター感もありつつ、基本的にはザラメっぽい甘さが特徴的な感じ。
醤油菓子のあまじょっぱい感じがあったり、スタウトの隠れた特徴でもある酸味が僅かに感じられたりとか。 - ドライフルーツっぽいスタウト
- 度数の高い、輸入もののインペリアルスタウトに多いような。ややアルコール感が強く、まったり感よりもアルコール感が勝っているタイプに多いような。
甘みと相まって発行した果実とか、ドライフルーツっぽい味わいになる印象です。
濃厚さが表に来るので飲み切るのに時間が掛かることが多いですね……(笑 - チョコレート感のあるスタウト
- ローストされた麦のビター感とスタウトの甘みのバランスが良いと、コーヒーやチョコレートのような味わいになる印象ですね。中でも甘みが強いものはチョコっぽさのあるスタウトになる気がします。
今日の写真のココアシェークはまさにチョコっぽいスタウトの中でも屈指の存在感でした。
我らがKIWIのビールマスター、Kou Ogata先生がお勧めするのも頷ける一杯。 - コーヒー感の強いスタウト
- 同じくビター感と甘みのバランスが良くて、どちらかというとビター感に寄ったものはチョコっぽさよりもコーヒーっぽさが目立つ印象。
私はあまり多く出会ってはないですが、隅田川ブルーイングのスタウトはアサヒスタウトとはまた違った味わいで、コーヒーっぽさが印象に残るスタウトでした。あとは一時期ビックカメラで取り扱われていたSZOTのネグラスタウトも風味のバランスが良く、コーヒー感がありました。 - ビール本来の苦味のあるスタウト
- あまり多くはないですが、時々出くわすことがある印象です。
口に含んだ瞬間はスタウトっぽい甘さやクリーミーさが先に来て、でも後味はスタウトとはまた違ったビールらしい苦味。ホップ感っていうんでしょうか?
他の系統のスタウトのように余韻が強烈でないので、フードとも幅広く合わせられそうな気がします。
他にもウィスキーのように樽で寝かせたスタウトなんかはまた独特のフレーバーやテイストらしいですね。私は残念ながらそっちの系統はあまり数を飲んだことがなく、具体的な特徴をはっきり言えないのですが……。
私の主観で分けるとスタウトってこんな感じ、なのですが。でもはっきり分けられるものはそこまで多くなくて、ほとんどのスタウトはその時のコンディションやテンションで印象ががらっと変わるとも思います。
ちなみに、同じ黒ビールのポーターはスタウトほど強烈ではなく、その分ローストされた麦の香ばしさがダイレクトに伝わってくる感じがします。
これはこれで美味しいんですよね。時々、無性に飲みたくなります。
アンカーポーターとか。
スタウトに合うフードって?
味が個性的かつ濃厚になればなるほど、合わせるツマミが難しくなる気がするんですよね。後味がかなり長く尾を引くので、逆にツマミはそれを邪魔してしまう感じがするので。
それでも合わせるなら個人的には、苦味がメインのスタウトには燻製チーズとか。甘いスタウトにはジャーキーみたいな塩気があるものを合わせるのが良いかなーと。
ドライフルーツ感の強いスタウトにはバナナチップスみたいなドライフルーツを合わせるのも好き。
個人的にはスタウトって食後のお酒のイメージが強いので、あまり重たいものは合わないと感じているのかもしれません。
スタウトの入り口
そこまで数を飲んできたわけではないんですが。入手難易度も含めた個人的なお勧めをいくつか。
- アサヒスタウト
- なかなか店頭で買えるお店が少ない(+入荷してもファンが買い占める)のがネックですが、チェーン店の「やまや」では取り扱っているお店も多いですね。
余韻は短めながらもしっかりした甘さとわずかな酸味があって、まさかあのスーパードライのアサヒがこんな真逆のビールを作るとは、と驚かされるのでは。 - ライオンスタウト
- スタウトの中ではかなりアサヒスタウトに近いテイストのビールだと思います。
スリランカのビールだそうですが、取り扱われていることが多くアサヒスタウトより入手難易度は低めかも。 - ジェット・ブラック・ハート
- ご存知BrewDogのスタウト。ミルク感といいますか、まったり感が強くて甘めのスタウト。さほど濃厚ではないですが、ゆっくり飲める印象でした。
BrewDogだけに入手難易度はさほど高くはないのではないかと。お値段も割りと良心的。
スタウトまとめ
と、そんな感じでスタウトというビールについて個人的な意見をだらっと書いてみました。
色々と突っ込みたくなる人もいらっしゃるかと思いますが、まだまだビール初心者と思って流してもらえればなと。むしろ有益な情報はどんどん積極的に発信して頂けると嬉しい!
ちなみに個人的にはスタウトは、じっくり時間をかけて飲む(それができるスタウトであること、が前提ですが)のが好きです。
適度に冷えた状態から温度が戻っていくにつれて、甘みが増したり角が取れたり。ひと口目はそこまででもないかな?と思っても、時間が経つと印象が変わったりするところもまた好きです。