新年初日記は山歩き日記:扇山〜百蔵山
年が明けてから一週間ちょい。ようやく日記を書き始めます。今年の更新頻度が何となく察せられますね。
今まで頑なに手を出さずにいたFGOに日付が変わってすぐに手を出してしまった私。うたわれ3はまだ買ってすらいないというのに。
新年の福袋ガチャでアルテラさんを、イリヤピックアップの日には開始から一度も使わずに溜めてきた石とかを全部使い切って……ジャックちゃんが来ました。イリヤは迎えられなかったけど、開始一週間で星5のサーヴァントを2人も迎えられたのでそこそこ当たりかなと思っています。
艦これは散々やったものの、所謂課金ガチャのあるゲームには手を出してこなかったのですが。FGOはガチャ引くよりも育てる方が大変なゲームっぽい感じですね。個人的にはどうしても「欲しいものが手に入るかわからないくじ引き」にはお金を払えないので躊躇っていたのですが、ガチャ引く他にもちゃんとやることがあるゲームならそこそこ楽しめそうな気がしてきました。
まぁ、ゲーム自体あと何年楽しめるかわかんないですけどね。そんな歳になっちまいました。
さて。今日は2017年の初日記ということで、去年やり残した山日記の更新でも。
新規開拓ということで先月、高尾〜奥多摩を離れて秀麗富嶽十二景のひとつ、扇山(と百蔵山)へと出掛けてまいりました。
鳥沢駅〜扇山
扇山、そして秀麗富嶽十二景というチョイスには実は幾つかの理由がありまして。
- 高尾〜奥多摩とはまた別の、日帰りで行ける所
- 雪が降った時に気軽に行けそうな山
- さらに、駅から歩いて登れること
と、こんな感じで比較的難易度が低く、日帰りで雪山も楽しめそうな場所として候補に挙がったのがこの扇山。高尾駅から電車で1時間弱、コースタイムも6時間を切る程度。特に危険な箇所もなさそうで初心者向き。秀麗富嶽十二景というだけあって富士山もよく見えそう。これは2016年の登り納め、そして2016年の10座目(低山でも座って数えていいんでしょうか)に丁度良さそうです。
ということで、登ってみました。
この日はちょっと頑張って早起き。朝8時7分に中央本線で鳥沢駅についたら、ダウンはザックに詰め込んで登山口を目指します。
バスで行くこともできるようなのですが、登山口まで徒歩40分少々。せっかく早く来たので歩いて登ることにします。
舗装された道を登って梨ノ木平扇山登山口へ。と、ふと道端にこんな標識が。地図にはなかったなーと思いつつ入ってみると、曲がりくねった一般道の脇を真っ直ぐ登る近道でした。あまり通る人も多くないのか、落ち葉がふかふかでちょっと滑りやすかったですね。
そしてバス停まで。どうやらバスを待つよりは早く来ることができたようです。登山口でのんびりお茶飲んだりトイレ行ったりしてたら追いつかれてしまいましたが。
赤い実が。この一本?だけ綺麗に生っていたので撮ってみたり。
……そんな感じで20分くらい。さすがにこれはのんびりしすぎました。そろそろ行きましょう。
扇山までは登りやすい道が続きます。木々に覆われた静かな道で、見晴らしは良くないですが朝歩くと気持ちいいです。
そうして40分ほど歩くと分岐点が。残念ながら今回は初冬なので花はお預け。春にも行ってみたいですが、その時期は花粉が……ねぇ。本当に、今年はどうしようかな。
そこから20分弱、少し開けた尾根道に出ました。左に進むと百蔵山、右に進むと扇山です。
まずは右手に進んで扇山の山頂からの眺めを堪能しましょうか(写真は右手に進んだ先の景色です)。
というわけで登山道から1時間程度で山頂へ。案外早く着きました。広角レンズで広く撮っているのであまり雰囲気が出ていませんが、実際には富士山もなかなかの迫力。空気も澄んでいて良い眺めです。
ちなみに今日のトップの写真はここ、扇山から撮った一枚です。
山頂の栗の木にぽつんと残った実が。寂しそうだったので撮ってみました。山頂に栗の木っていうのもなかなか斬新な気がします。
日影になっている東側には霜柱。昼過ぎには溶けちゃうんでしょうね。
道迷い注意、の扇山〜百蔵山
あまり長居はせずに百蔵山へと進みます。というわけで、来た道を戻ることに。道幅も広くて、ここは気持ちよく歩けます。が、ここを過ぎると少し急坂が続きます。高尾山〜陣馬山のようななだらかな道ではなくて、がっつり下ってまた登り返す道。
と、気付けばいつの間にか道幅が狭く、やや荒れ気味に。向かっているはずの百蔵山も、一向に近付く気配がない。しかもなぜか西に向かうはずが南に下っているような……?
やっちまいました。道なりに進んでいたつもりが、どこかで登山道から外れて作業道に入ってしまったんでしょうね。地図を取り出して見てみると、どうやらカンバノ頭付近(ちょうど山と高原地図の白丸のあたり)で、西ではなく南西に伸びる尾根に進んでしまった模様。
止むを得ずザックからストックを引っ張り出してちょっとスパートです。
そして道迷いでロストした分早めに歩いていると……心を折りにくる痩せた急登が。ここ、傾斜だけなら鷹ノ巣山より厳しいですね。というか、鷹ノ巣山の登りは急登が長いっていうだけで、びっくりするほどの角度の登りはなかったような。えっ、乾徳山……?あれはほとんど直角だから……。
三頭山のヌカザス尾根に近い印象。そういえばあの時も、着くのが遅くて急いで登ってったなぁ……とか思い出しながら、この角度だとストックも邪魔なので畳んでしまいます。
この道の細さと傾斜だと、もし雪が降ったら私のような素人がいきなりチャレンジするには厳しいのでは……?
やっぱり高尾山から慣れていかないとね!(何
そうして道を間違えつつも扇山から約2時間。ようやく百蔵山に到着です。多分、道間違いで30分くらい余計に歩いてますね。
百蔵山〜下山、猿橋
この山歩きと前後して、魔法瓶を買ってしまいました。山用の高いヤツじゃなくて、Amazonで売ってる普通のヤツですが。山頂まで行っても結構暖かい、というかまだ熱いくらいなので日帰り登山には充分。さすがにカップラーメンは作れそうにないですが、それはどの魔法瓶でも一緒かなぁと。
そしてこの時期はおにぎりが固くなって美味しくないので、パンです。本当は小麦より米の方が元気が出る気がするんですけど……。
百蔵山も富士山は綺麗に見えます。この日はなんだか多国籍なパーティがやたら楽しそうにパーティしてました。なんだか羨ましい。
急登とかもあってそれなりに汗をかいてしまったので、百蔵山には少し長めの滞在。ウェアが吸ってしまった汗を少しでも乾かしたいなということで、1時間ほど休憩。時間にはだいぶ余裕もあったので、のんびり過ごします。
13時20分頃に重い腰を上げて、ようやく出発。冬の準備でしょうか、木にはこんな太めのテープが巻かれていたり、いなかったり。
山頂から少し下るとベンチがお出迎え。ここもなかなか景色が良くて、大月市を一望できます。さすがに山頂から30分も歩いていないのでここで休憩はしませんが……。
……ちょっとカメラは取り出してみたりして。
ここからまた20分くらい歩くと、もう登山口まで降りてきちゃいます。北側からのあの急登は何だったんだっていうくらいあっさりと。まぁ、そこから駅までがまた長いんですが(3〜40分くらい歩くと思います)。
山頂でのんびりしてた割には登山道に着いても14時くらいだったので、この日は真っ直ぐ駅には向かわずにちょっと寄り道してみることに。
猿橋公園
向かった先は日本三奇橋のひとつ、猿橋。屋根を重ねて作ったような不思議な橋でした。この雰囲気、紅葉の時期に来たらなかなか良さそう。
ちなみにこの猿橋、もっと下の方からも眺めることができます。
日が暮れるまでまだ少し時間があったので、猿橋公園をぶらついてみることに。川岸の絶壁がなかなか壮観で、どうやって写真に収めたらよいものかと四苦八苦……。この時間帯ではさすがに、あまり写真も綺麗に撮れません。
そんな感じでぶらついて遊んで、コンビニでドライブラック買ってみて「黒いだけのスーパードライじゃねえか!」ってわかりきったことに怒ってみたり。そんなことをやっていたら、駅に着いたのは16時頃でした。……さすがに遊びすぎた(笑
この日が登りおさめ……になる予定だったのですが、その一週間後には高尾山から陣馬山まで歩いて。そしてコミケ2日目の日には温泉ついでに高尾山にまた登ってしまい……。まぁ、身体を動かすのは良いことだよね。