【ギター紹介】Fender American Vintage '62 Stratocaster

Original Intentionで使った記憶があるので、多分買ったのは2009年。
Fender USAのAmerican Vintageシリーズ、ラッカー塗装が薄いとかでThin Lacquerという名前が付いてましたね。
都内の楽器屋で57年モデルと弾き比べて、やっぱり私にはメイプル指板は合わないなぁということで選んだのがこちら。
指板以外のスペックも違うのでしょうが、なんかメイプル指板はアタック感が強すぎて私の好みじゃないんですよね……。
ハムPU+セットネックのレスポールがメインなので、シングルPU+ボルトオンのストラトが、さらにアタック感が強くなってしまうと違和感があるというか。

私場合はOver The Rainbowのような様式美系HR/HMっぽいものを弾く時がメインですが、実はクリーンやクランチ寄りの音を出したい時などにも弾いていたので、意外と出番は多かったです。
例えばキャラメルクランチとか、ZYTOKINEさんのリミックス（リアレンジ）に参加させて頂いた時とか、そのあたりで使っていたことが多かったような。

同じシングルPU系列でLes Paul Specialを使うことも多いのですが、歪ませてもクリーンさを残したい時はストラト、もう少し暗くて丸い音にしたい時はLes Paul Specialという感じで使い分けています。

オリジナルスペックのまま使ったのはOriginal Intentionのみで、その後はPUをTexas Specialに交換して使っています。
学生時代に買ったFender Japanのテレに乗っていたTexas Specialが結構好きだったので、個人的にはシングルPUというとTexas Specialが一番安心して使えます。
多分そのタイミングで1vol 1toneにも変更してますね、ボリュームポットが手に当たるのが嫌なので。

その後ペグをGOTOHのロックペグに交換したり、フロント+リアのミックスを使いたくて、常にリアPUの音が出るスイッチを増設したり。
……と、ここまでが現役時代の改造。
最近になってこのギターの気になる箇所がいくつか出てきたので、先日リペアショップにいくつかの改造を依頼しました。

まず1つ目は、指板Rの変更。
American Vintageシリーズの指板Rはオリジナルを意識して結構キツめのカーブになっているのですが、それだと弦高を上げないとチョーキングで音が詰まる。それが結構嫌だったので、今回レスポールと同じ指板Rに変更してもらいました。
キツめの指板Rは意外と速弾きしやすいと感じるのでメリットもあるといえばあるのですが、やっぱりチョーキングと弦高がトレードオフになってしまうと厳しいですね。

2つ目はブリッジの交換。
GOTOHのNS510TS-FE2に交換しました。その際一部ボディに干渉する箇所が出てくるので、その箇所の加工も依頼しています。
一番の狙いは、弦間を10.5mmにすること。元々11.3mmとかなり広めで、油断していると弦落ちするのが嫌だったので、ここもレスポールに合わせてしまおう、と。

元々ヴィンテージリイシュー系のスペックでしたが、この改造でかなりモダン寄りのスペックになったと思います。
レスポールはオリジナルから大きなスペック変更はない印象なのですが、ストラトは弾き心地に直結する部分のスペックの変更があったんですね。
このギターを買った当時はそこを全く意識せずに選んでしまいましたが、これで弾いている時の細かい違和感や扱いづらさを軽減できるかなと思っています。

これでストラトに感じていた不満が解消されたので、（リメイクですが）ストラトで録りたい曲が録れますね。
いくつか土台は作っているので、時間が取れるタイミングで少しずつ録っていこうと思います。