<h2 id="h13e9f472d1">石老山入口〜石老山山頂</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/37bb0ebd2c134792bff2de4d5e979fa7/20221228_08_57_00_01.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure><p>近くて、比較的有名なのに登ったことがない山。それが私にとっての石老山。<br>いくらでも登る機会はあったけど、なんとなく今じゃないかなと思って。<br>一応、最近まで登山道が一部閉鎖されていたという理由もあるのですが。<br>そんな石老山に2022年の末、登ってみました。</p><table><tbody><tr><th colspan="3" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/524e3a2b55c44447bb83921b88e698d2/20221228_09_06_17_04.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/7783ad5638fd4b76990faa0970771b28/20221228_09_10_02_05.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/d3191c39d8b24397b86163d0718a8b25/20221228_09_16_27_06.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/c8bcf99291304e1dad1572d126fad286/20221228_09_21_07_07.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td></tr></tbody></table><p>キャンプ場側から登ってみたのですが、こちらは地味かなぁって。<br>そして少し道は荒れ気味。あんまりこちらのルートを歩く人はいないのかもしれません。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/2a1072d8f7024260b737965c085f7361/20221228_09_27_01_08.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure><p>ですが、一通り登ってみると相模湖が見渡せる展望台が。<br>これは意外と悪くないのでは。</p><table><tbody><tr><th colspan="3" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/8632672961414cf9a52b32fd14705526/20221228_09_56_27_12.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/f753d4401bde4821b0710dbbabe430cf/20221228_09_41_50_10.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/df332587df674049a6e97a408edee600/20221228_09_43_42_11.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/55bd30ab70c84479ad6886d9fcc760e3/20221228_10_02_08_13.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td></tr></tbody></table><p>展望台からは少しの間平坦な道が続くも、再び登りに。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/e161247ada5e4419bdfe43886ce6a293/20221228_10_05_39_15.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure><p>そして山頂に到着。<br>丹沢の山々が見えるけど、そこまで展望は開けてないし、山頂は割と地味かな。</p><h2 id="h8febf8fd51">石老山〜<strong>高塚山〜石老山入口BS</strong></h2><table><tbody><tr><th colspan="3" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/dfc6d28431b540b1993ccc9e651539a4/20221228_10_32_20_21.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/418acbd912da494db257ddd8a7fef591/20221228_10_13_25_17.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/49f883cd4dbf46058d9499377fbaf65c/20221228_10_31_04_19.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/6f4e533636534d5aa350733234e7bdb2/20221228_10_29_05_18.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td></tr></tbody></table><p>石老山からそう離れていないところに高塚山があるというので、行ってみる。<br>歩きやすいかなと思ったけどそれは途中までで、後半は少し荒れ気味。</p><table><tbody><tr><th colspan="3" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/99d07e8c8c9e447bb64e2828f8f677c9/20221228_11_32_20_25.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/33ada0e0a3314853bfeda7cf658465a7/20221228_11_47_56_28.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/2cdfd37470a1485f93f2ddc4a71d684c/20221228_11_46_45_27.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/ebb14619252c43ef81ec811723276774/20221228_11_39_00_26.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td></tr></tbody></table><p>長居するほどのものでもないので、さくっと降りる。<br></p><table><tbody><tr><th colspan="3" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/2d3ae13ebf10494290e79b4298c68975/20221228_12_00_17_33.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/54eaa0d2bdd64ac4ad4e40c0dbe515ca/20221228_11_57_35_32.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/a5a8e76d670d49af81aacd54ffe88cb1/20221228_12_03_44_35.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td><td colspan="1" rowspan="1"><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/fc24fbeed489468a959610b5059a64fc/20221228_11_50_26_30.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure></td></tr></tbody></table><p>そして顕鏡寺を目指して下山するわけなのですが、このルートは登りで使った方がよさそうですね。<br>石老山といえば奇石なのですが、その奇石があるのはこちら側。下山ルートとして使うと、奇石に気づかずにおりてしまいそう。<br>時折、展望の悪くないスポットに立ち寄ることもできますが、まぁこのあたりはそこまで景色が良いというわけでもないですね。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/d6a2a7afd7144f058203ee2a3c33d560/20221228_12_06_43_37.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure><p>そうして気づけば顕鏡寺に。<br>下山ルートの方が険しくなくて歩きやすかったと思います。</p><p>その後はバス停まで降りて、早めに帰宅。<br>そこまで行動時間の長い山でもないですし、14時台までは1時間に2本出ているので、早めに登って早めに降りるのが良いでしょう。</p><h2 id="h8d78e14043">感想</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/82f580d832f74b478ad0e9abfe73eb94/20221228_12_08_13_38.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure><p>高尾山の次に登りたい山、とはよく言われますが、正直に言うと地味だなぁと思います（笑<br>この時は冬に登ったので気にしなくて済みましたが、このあたりはもう半ば丹沢エリア。<br>ヒルが多い地域らしいので、春〜初秋は避けた方が良いかもしれませんね。</p><p>と、こんな感じで、書くまでにだいぶ時間が掛かってしまいましたが、昨年末の登山日記。<br>昨年はあと一座登っているので、そちらも日を開けずに書いていこうと思います。<br><br></p>

【高尾】石老山：奇石と相模湖と眺める里山ハイク

<p>新……曲？<br>公開したのは3ヶ月前ですが……。<br>リニューアルしたサイトの音楽カテゴリを見ながら、何かが足りないなと思って自分のチャンネルを見返してみたら、あった。<br>そういえばこの曲、サイトで告知してない。<br>というわけで7月に公開したのが月姫リメイクの『境界より』のアレンジで、From the Boundaryです。</p><h2 id="h55d336afe1">曲解説</h2><p>特に後半のスケール感が好きなこの曲。<br>アルクルートのあの場面で流れる曲ですね。<br>月姫がリメイクされたら見たいと思っていたシーンのひとつ。</p><p>ですが、実際にアレンジしてみたら結構前半パートで苦戦。<br>テクスチャ多めの前半パートは間を埋めるのに苦労しました。<br>普段はあまりテクスチャっぽい音源を使わないので、手持ちで使えそうな音を見つけるのにだいぶ苦労した記憶が。</p><p>そのかわり、後半パートは割とノリノリで作っていたと思います。<br>いつも通りと言えばいつも通りですが、あのシーンのヒリつくような緊張感みたいなものは自分のなかでうまく消化できたような気がします。</p><p>そんなに知名度の高い曲ではないかな、と思って軽い気持ちで公開したのですが、予想以上に反応があってちょっと驚きましたね。<br>まぁ、あのシーンの曲ならみんな好きか。そうだよね、私もそうだし。</p><h2 id="ha49262f482">次回作について</h2><p>次も月姫アレンジ……の予定です。<br>前回投稿した曲では次はFGO……と言っていたのを振り返ってみて気づきましたが、その気配はないですね（何<br>いつも思いつきで手を出しているので、完全に私の気分次第ですね。</p><p>そろそろギターの入った曲を書かないと、今年全然ギター弾いてない……なんてことになりそう。<br>今作っているものはちゃんとギター入ってるので、まずはそれを完成させたいところです。</p>

【新曲公開】From the Boundary

<p>もう一ヶ月以上経ってしまいましたが、<a href="https://www.izotope.jp/jp/news/vocal-mix-contest/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">iZotopeボーカルミックスコンテスト</a>で最優秀賞に選んで頂いたミックスの解説をしようと思います。<br>さすがに自分の曲ではないので音源の公開はできませんが、音がなくても私が「何を考えてどんなことをしたのか」について触れることで少しでも参考になればいいなあと思いつつ。</p><h2 id="h114d1026bf">ファーストインプレッション</h2><div style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"><iframe src="https://www.youtube.com/embed/u_Ecq45x7bM?rel=0" style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;" allowfullscreen scrolling="no" allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share;"></iframe></div><p>音源を聴いてみて真っ先に思ったのは、これは難しい音源だなぁ、ということ。<br>ダイナミックで抑揚のついた楽曲と、ウィスパー気味のヴォーカル。ポップスやロックなら曲のダイナミクスに合わせた抑揚をつけた歌い方もできますが、この歌い方だと声を張れなさそうなので難しいでしょうね。<br>なので、この曲に合わせた抑揚をミキシングで加えてあげる（というと語弊がありますね、ちょっと歌の抑揚のお手伝いをする感覚）必要がありそうです。</p><p>あとは……そうですね、HR/HMじゃないから帯域の確保は楽そうだなぁ、とか……？（何<br>オケと2mixの間に音のミスマッチな印象は受けなかったので、必要以上にEQなどで加工する必要はなさそうです。</p><h2 id="he256936b39">歌のトリートメント</h2><p>歌に限らず、マイクで録ったものはだいたいトリートメントが必要になります。<br>今回はピッチ補正は要らなさそうだったので、ノイズ除去だけ。<br>たまたま今回のタイミングでiZotopeのRXを導入したので、iZotopeの動画をめっちゃ参考にしながらリップノイズや吹かれの補正をしてみました。</p><div style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"><iframe src="https://www.youtube.com/embed/ezCVzhfvCbU?rel=0" style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;" allowfullscreen scrolling="no" allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share;"></iframe></div><p>実際には、混ぜる段階になってから気になった箇所もあって、ペンツールを使って後から書いたりした箇所もあるのですが。<br>基本的には動画で解説されていることをなぞっている感じ。</p><p>他にはタイミングの補正も。<br>メインヴォーカルのタイミングはそのままで良さそうだなと思ったのですが、ハモリの方は音の頭と後ろをメインに合わせる形で補正しています。<br>こういう時はVocAlignが役に立つのですが、今回はうまく馴染まなかったのでAudioWarpを使って手動で。</p><p>あとは、ところどころブレスが切れてしまっている箇所が気になったので、譜面の似た箇所からブレスだけ引っ張ってきて自然に聞こえるように修正しています。<br>ブレスは目立たなくすることを中心に考えがちですが、でもやっぱり人の声。息継ぎが存在することって大事だと個人的には思います。<br>といっても目立たせる意図はないので、Bress Controlで音量を落としたりはしているのですが。</p><p>他にはディエッサーとかノイズゲートとか。<br>このあたりはいつもやるやつですね。わかりやすくて使い勝手がいいのでFabFilterを使っています。</p><h2 id="h12759bffc5">ダイナミクスの制御</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/2fe909a2bb4144878a1ea3a2756d62fe/20231009-02.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure><p>ヴォーカルのダイナミクス制御には結構時間を掛けました。主にボリュームフェーダーを書くところ。<br>今回は曲の抑揚に合わせて歌にも抑揚を加える必要があるので、Cubaseのグループチャンネルを生やしてオーディオトラックの出力をそこに繋いで、2本のボリュームフェーダーを使って役割を分けてボリュームを書いています。<br>冒頭のスクショがそれです。</p><p>一本のフェーダーで書き切ろうとすると絶対に混乱するので、こういうのはよくやります。<br>普通ならVCAフェーダーを使えばいいんですが、モノラルトラックはステレオ化したい派なので、だいたいいつもこんな感じのルーティングになってますね。</p><p>あとは波形を切り刻んでるのもスクショからバレてますが、これは音符1つの単位で音量が気になったときに、その1音だけ音量を上げたり下げたりする用途。<br>コンプの手前で音量を弄るので、コンプの効き具合にも関係してきますね。</p><p>コンプといえば、今回はコンプにFabfilterのPro-C2を使いました。<br>オプトモードでソフトニー、アタック開けまくってます。圧縮されたアタック感でコンプ臭さを出したくない時はいつもこんな感じ。</p><p>とにかく今回は、歌とオケの抑揚の擦り合わせが重要。<br>プラグインのツマミを弄ってる時間よりも、ボリュームを調整している時間の方が遥かに長かったです。</p><h2 id="h2ac209df35">音色の調整</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/86651c54a1e04a2c9bbcd7947c241180/20231009-03.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure><p>最初の方に書いたように個人的には、オケと歌の音色的な意味でのミスマッチ感はあまりなかったので、音色を大きく変えるような加工はあんまりしていないと思います。<br>高域を突いてキラキラな音色にしてもいいのですが、そういうことは意図していない、というのは曲とオケが語ってくれてますね。</p><p>EQでやっているのはHPFとLPFを入れること。<br>印象を変える意図ではないのですが、超低域や超高域が残っていると意図しない聴こえ方になったり、ノイズなどの面でもデメリットがあるので、だいたいいつもカットしています。<br>あとはなんか息のかすれる感じが目立つ帯域をちょっと落としたりとか、中域の密度が気になるのでそこをちょっと落としたりとか。<br>私は基本的にEQはぐいーっとQを広げて使うので、EQ単体でOn/Offを切り替えてもそこまで音色が変わるような印象は受けないと思います。</p><p>あとはPultec系のEQで超高域を広く薄くブーストして所謂エアー感とか言われるものを出したりとか、低域をカットしながらブーストして重心をちょい下げたりとか。音色の印象への影響力はこちらの方が強いかな。<br>OzoneのVintage EQはPultec系のカーブなので、こういう意図の時によく使います。</p><p>あとは、Oxfrod SuprEsserで圧迫感のある中域をリダクションしたりとか、パートによっては低域の補正も。<br>これは音色の操作よりも、後述する空間表現のスペースの確保の方がメインの意図ですが。</p><p>あ、あとSlate DigitalのRevivalで倍音をちょっと弄ったりしましたね。<br>意図して倍音をどうこうしたのはRevivalだけ。</p><h2 id="h1e894e0387">空間表現</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/b2c4a63ca51f499caf4cf60e47996d69/20231009-04.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure><p>こういう曲調なので、空間表現にも結構気を使いますね。<br>普段は絶対やらない曲調なので、空間表現には結構悩みました。<br>EQでキラキラな感じにしていないのと同じく、リバーブも同じくキラキラした感じのものを使うわけにはいかないんですよね。そういう曲ではないので。</p><p>最終的に、空間はディレイをメインに使う形で落ち着きました。<br>といっても明確にディレイの音が聴こえるような感じではなくて、曇った感じの残響音がふわっと広がっていくイメージ。<br>SoundToysのEchoBoyでテープエコー系を選んで、LPFとHPFをがっつり入れて、ディレイ音自体はオケに埋もれるような音色にして掛けています。<br>あとはトラックの役割や、オケの音数や圧に応じてモノラルとピンポンディレイ、ステレオディレイを使い分け。<br>目立たないんだけど響きはある、という状態を維持するように心がけました。</p><p>もちろんディレイ単体では成立しないので、初期反射音と、隙間を埋めるようなホールリバーブも混ぜています。<br>最初はプレートを選んだのですが、途端にキラキラし始めたのでホールに変えました。</p><p>あとは空間表現として大事にしているのが、モノラルの音源をモノラルのまま使わないこと。<br>モノラルの音って、人間が自然界の音を聞く分には存在しないですからね……。<br>CubaseのMonoToStereoを使って、少し左右に広げています。Colorツマミで重心も変えられるので、この手のプラグインの中では一番使いやすいかな……。<br>MonoToStereoでがっつりステレオ化するんじゃなくて、初期反射音とうまいこと混ぜて場に馴染ませる感覚でやっています。</p><p>で、これで大体やったことは全部かな……と思ってたんですが。<br>どうしてももう少しだけ空間が欲しい、ということで、godspeed先生すまん……！と思いながらオケの中域を0.2dBくらいカットしました。<br>私の空間表現のやり方は中域を薄めにして、その空いたスペースに空間表現を盛り込んでいくもの。今回はオケの中域を0.2dB、空間表現のために借りさせてもらいました。</p><h2 id="h20f5a0dd27">マスターでの処理</h2><p>何もしてません！！</p><p>普段からマスターでは何もしないので、いつも通り何もしてません。<br>1曲通して再生してみても音量には多少のマージンがあったので、マキシマイザー的なものも掛けてません。<br>その影響でラウドネスも-16LUFSには届いていなかったのですが、レギュレーションを見る限り「審査は一律-16LUFS Integratedに合わせて」くれるはずなので、届いていなくても問題ないだろうと思いまして（何</p><h2 id="hcbec2bf0d9">終わりに</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/047b05a376384d36949312d872026fd5/68cb2856b708402191afe03223894773/20231009-05.jpg" alt="" width="2560" height="1707"></figure><p>だいたいこんな感じで、言うは易し、でも行うは難し……？<br>実際に作業してみるとこれがまた難しくて。<br>プラグインを使った処理自体は、特別なことは全然やってないと思うのですが、どう聴こえるかを意識しながらひたすらボリュームフェーダーを触っていた記憶があります<br>やっぱり何を使うか、どう加工するかも大事ですが、そういう部分も大事ですね。</p><p>最後に、Twitterでは書いたのですが、こちらで改めて。<br>このようなコンテストを開催してくださったiZotopeとgodspeed先生、ありがとうございます。<br>ミックスで何が大事なのかを改めて思い出させてくれるような、難しくもやりごたえのあるコンテストでした。</p>

iZotopeボーカルミックスコンテスト ミックス解説

<h2 id="haefd0d422c">リニューアルしました</h2><p>山にも行けずDAWも触れない、何もできない時期があったのでサイトをリニューアルしました。<br>それも見た目だけじゃなくて、内部的なものもごっそり入れ替え。</p><p>今まではwordpressを使っていたのですが、今回のリニューアルでmicroCMS+Next.jsの組み合わせでSSGする形に。<br>数年単位で運営してきたブログを移行する記事はほとんど見かけなかったので、なかなか大変でした。<br>しかも、タグの追加やカテゴリの整理などもやっているので、単純なデータ移行にならなかったのも難易度（+面倒臭さ）を上げる原因に。<br>あとは以前のサイトと同様に登山記事に地図と標高マップを表示させたくて、そのあたりで結構苦戦したり。<br>でも、SSGするとやっぱり表示速度は早いですね。<br>まだやり残したタスクがあるので、時々アップデートしていこうと思います。<br>……と、このサイトはそっちの技術的な話をする場所じゃないので、この話はこの辺で。</p><p>サイト全体で見ると、変わった点がいくつかあります。<br>まず、2017年5月以前の古い記事と、それ以降でも情報が古いと思ったものは削除しました。<br>2017年5月は何の境目かというと、カメラがα7シリーズになる前と後。それ以前の記事は現像もだいぶ適当なので、さすがに要らないかな……と。<br>あと、音系記事も古いものはノイズになるので整理してがっつり消してますね。</p><p>他には、CDの特設ページは全部削除しています。<br>二次創作はもう頒布終了していますし、ディスコグラフィーページの方で情報量を増やしているので、さすがにもう要らないかなぁと。</p><h2 id="h6f5457da27">iZotopeボーカルミックスコンテスト 最優秀賞をいただきました</h2><p>iZotope主催のボーカルミックスコンテストに応募したら、なんと最優秀賞をいただいちゃいました。<br>といいつつ割と本気で狙いにいったので、嬉しさ半分、もう半分は安堵……ですかね……？<br>音源の公開はできませんが、どんなミックスをしたのか解説記事を上げたいなーと思っています。<br>サイトのリニューアルが落ち着いたので、ようやく記事が書けるかな。</p><h2 id="h60e11523e6">音楽は……休止中です</h2><p>音源制作はストップしています。<br>先述のミックスコンテストの作業中にマシンが不調になりまして。<br>排熱が追いつかなくてサーマルスロットリングしまくって使い物にならず……これはもうダメだな、ということでMac Studioに移行しました。<br>その作業できない期間にリニューアルをしていたのですが。これもリニューアルが落ち着いたので、そろそろ再開できるかな。<br>作りかけのアレンジがあるので、年内には公開したいですね。</p><h2 id="h791ad3211b">山には行ってます、でも記事を書くのが面倒くさい</h2><p>何があっても山には行きます。<br>でもマジで記事を書くのが面倒くさい。<br>それの解消もリニューアルに手をつけた理由の一つです。<br>面倒くさく感じる一番の原因は記事が長くなることなので、そこはどんどん手を抜いていくつもり。</p><p>記事として溜まってるのは昨年末から。<br>その間にメジャーどころでは厳冬期の硫黄岳、残雪機の（といっても今年はほとんど雪が残っていなかった）編笠山～権現岳、北アルプスは白馬岳に登ったり、裏銀座縦走とかやってました。<br>このあたりはちゃんと記事にしたい欲求はあるので、そろそろ再開していこうと思います。<br>日々の低山ハイクは近所になった奥武蔵が中心で、これはもうだいたい記事にしたことがある山ばかりなので、省略しようかな。</p><h2 id="h7dabb5418b">今後の展望</h2><p>最後に今後の展望について……は、特に何もないですね……。<br>今まで通り山に登って、曲作って動画上げて。その繰り返しになると思います。</p><p>月姫リメイクの後半が出たら、今までYouTubeに上げた型月作品を整理してひとつのパッケージにしたいと考えてはいるのですが、月の裏側が出るのはまだ先だと思っているので何の準備もしてません（笑</p><p></p>

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