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谷川岳:今季の雪山登り納めは快晴とともに

2020年03月15日2023年09月30日登山:上信越

登山情報

GPSログ

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コース情報

標高

1977m

標高差

658m

累積標高(登り)

719m

累積標高(下り)

725m

行動距離

6.66km

行動時間

4時間15分

コース定数

17.27

アクセス

往路、復路ともに:~JR上越新幹線 上毛高原駅 > 関越交通 谷川岳ロープウェイBS > 谷川岳ロープウェイ 天神平駅
今年こそは雪山、と毎年思いつつ結局あまり行けずに終わるパターンが続いています。 今年もそう、狙っていた東北の山々は天気の折り合いがつかずに行けずじまい。 せめて一座くらい……とタイミングを伺って、ようやく好天の谷川岳に行くことができました。

以前、夏に登った時と同じくロープウェイを使って天神平から、雪の谷川岳を歩いてみます。

天神平〜トマの耳

ロープウェイを降りたら、そこは銀世界が待っていました。
年末に天狗岳へ登って以降雪山からは遠ざかっていた私には、この景色を見られるだけでもありがたいもの。

新幹線とバスで容易にアクセスできる谷川岳は、雪山の中ではかなりアクセスが良い方。ロープウェイも使えば公共交通機関のみでも難なく日帰りできるのが嬉しいですね。

この時期はスキーヤーも訪れるので、登山目的の場合は上毛高原の駅前で売っているバス+ロープウェイチケットの往復セットを買うと受付で並ばなくて済みます。

序盤から急登が待っているので、最初からアイゼンを付けて登山開始。
夏道とは違い、ゲレンデの脇を通って尾根に取り付きます。

今回は12本アイゼンとピッケルで登りましたが、ピッケルは要らなかったかも。
雪山としては難易度は低い方、初心者でも12本アイゼンさえあれば充分登れるレベルかと思います。

尾根に出てしまえば見渡す限りの絶景が待っています。
今年は雪が少ないと聞きましたが、それでもここ谷川岳はしっかりと雪の道を楽しめるコンディション。

道が狭いので後ろを気にしてあまりカメラを構えられませんが、ふと立ち止まれるタイミングであたりを撮ってみればこんな感じ。
久々にカメラ遊びの捗る山歩きになりそうです。

唯一の難所と言えるのがこのロープ場。
とは言えアイゼンさえちゃんと持っていれば問題ないレベル。

避難小屋は噂通り、すっかり雪に埋れています。
それでも屋根は見えるくらいなので、例年よりはかなり少ないのかな。

ある程度登って、振り返ればこんな景色。
日帰りでこんなところに行けるなんて……素晴らしい。

冬の谷川岳はとにかく直登が激しい。
夏に登った時と比べて、体感で1.5倍くらいのキツさ。

それでも雪山を求めて全国から人が集まる。
連休最終日でしたが、この好天を狙って行列ができていました。

振り返ってみても……多いですね、人。

谷川岳の双峰のひとつ、トマの耳が見えてきました。
断崖絶壁、雪庇には気をつけて。

というわけでまずはトマの耳、登頂です。

トマの耳〜オキの耳〜天神平

トマの耳からすぐ近くにあるオキの耳。
コンディションやコースタイム次第ではトマの耳で折り返すことも視野に入れてはいましたが、時間的にも問題なさそう。

というわけで、進みます。

オキの耳の方へと進んでから、振り返ってトマの耳。
週末にここまで天気がいい谷川岳を歩くのは、一年を通して数度あるかないかというくらいでは?

着きました、オキの耳。
あっという間です。

山頂から見渡す谷川連邦。
これが本当に美しくて、何枚も同じような写真を撮っていました(笑
レンズは24-105mm。前回の天狗岳の反省を生かして、今回はレンズ交換なし。
ですが、かなり天気もよく気温も高かったので、そこまで恐れなくてもよかったかも……?

山頂から少し離れて、トマの耳とオキの耳を一枚におさめてみる。
ほんと、人多いですね。

こちらは白毛門方面。
遠く、東北の方まで雪山が続いているのが見えます。

そして万太郎山方面も。
いつまで眺めていても飽きないですね。

が、下山することにします。
連休最終日なので早めに帰宅しておきたいところ。
名残惜しいですが、早い時間の新幹線に乗っておきたい。

この景色が見られたので今期は満足。
次のシーズン以降、いずれは安達太良山や吾妻山にも行ってみたい。

今回の山登りは、このわんこに抜きつ抜かれつ。
写真撮影にも快く応じてくれるいい子でした。

立ち止まる人を見かけたらシャッターチャンス。
風景写真に人が加わることでストーリーが生まれる、らしい。

トマの耳へ登り返し。
雪山に行くと広角寄りの写真が多くなるので、こういうカットも意識して撮っていきたいところ。

肩の小屋へ戻ってきました。
このあたりはなだらかなので、腰を下ろして昼食にしますかね。

……ダメでした。
SOTOのガス缶が低温に弱いようなので、今回はジェットボイルを持ってきたのですが。
こちらはこちらで、ガスが少なくて(+ガス缶も古かった)火がすぐに消えちゃう。

しょうがない、降りてから食うか。
というわけで下山します。

バックカントリー勢の痕跡がこんなにも。
私はまったくスキーをやらない、やったこともないのでわかりませんが。やっぱり山の上から滑り降りるのも気持ちいいものなんでしょうか。

行きが直登なら帰りは急降下。
丹沢山、雲取山と歩いて少し足に負担が掛かっているのを感じます。

昼を過ぎてかなり暖かくなってきて、木々の樹氷もすっかり溶け切ってしまいました。
雪山シーズンももう終わりですね。

天神平へと戻って一枚。
今日はあそこまで登ってきたんだなぁ……。
こうして登山口のあたりから、その日に登った山頂を見ると感慨深い。

ロープウェイで下まで降りてから、バスが来るまでにコーヒー一杯くらいは飲む時間もありそう。

予定通り一本早い新幹線に乗って帰れそうだし、やはり今日は来て正解だった。
などと思いながら、ロープウェイから最後の一枚。

さて、そろそろ春を迎える低山を歩く季節ですね。

締めの一言

谷川岳は他の低山と比べてやや難易度が高いイメージがあったのですが、天神平から登る分にはそこまで差はなさそうですね。
技術的な難易度よりも、一日まるっと晴れるタイミングで登れるかどうか、という運要素の方が大きそう。
SCWを前日に見て、一日天気が崩れないようであればチャンスですね。

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