【浅間山外輪山】黒斑山:2018年に果たせなかった目標のリベンジ
2022年01月02日2023年09月25日登山:上信越
登山情報
GPSログ
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コース情報
- 標高
2404m
- 標高差
438.0m
- 累積標高(登り)
608m
- 累積標高(下り)
556m
- 行動距離
7.4km
- 行動時間
3時間41分
- コース定数
15.3
アクセス
往路:~JR佐久平駅 > JRバス関東 高峰高原BS
復路:~JRバス関東 高峰高原BS > バスタ新宿
新年のご挨拶はこれくらいにして、去年の登山日記の残りを片付けていきます。
実は登り初めも済ませてしまったので結構溜まってます。
さて、今回登ったのは浅間山外輪山の黒斑山。
過去に一度、同じような時期に登っていますが、その時に果たせなかった目標を果たしに行こうと思いまして。
予報を見る限り昼から晴れそうだなと思っていたのですが、意外と雲が残ってちょっと残念な結果に。
天候の条件はさすがに、前回には及びませんでしたね。
でも何とか、青空を拝むことはできました。
車坂峠〜黒斑山山頂
前回はあんまり面白みのない中コースで登ってしまったのと、途中でスマホを落として探した時間ロスの影響で蛇骨岳まで行けなかったのが心残り。
そのふたつにリベンジするのが今回の目標なので、今回は表コースで登ってみます。
ご覧の通り、この日は山側が分厚い雲に覆われていて視界が悪く、せっかくの表コースもそこまで良い景色というわけではなかったのですが……。
それでも、中コースの単調さに比べればこちらの方が登っていて面白いかなと思います。
樹氷はこんな感じでよく育っていましたが、それは中コースでもそんなに変わらないだろうしなぁ……。
表コースはこんな感じで、一度標高を下げてから登り返すのがネックですね。
往路では全然気にならないんですが、この登り返しポイントは割と序盤の方。
復路では最後の最後に登り返すことになるので、帰りは中コースの方が良いかなと思います。
景色が見えないので、樹林帯歩きが結構長く感じる……。
「午前中は雲多し」の予報をちょっと甘く見てたかな。
槍ヶ鞘までやってまいりました。
ここからは稜線というか、外輪歩きになるわけですが。
いや、何も見えないっすね。
ホワイトアウトとまではいかないですが、ここまでガスってると、ちょっとね。
はっきり言って、浅間山を拝めない天気にこの山を登る意味はありません。
それでも午後は晴れるという予報を信じて(いや、ここまでくるとそれもだいぶ疑ってましたが)先に進みます。
見事に真っ白です。
この山、浅間山方面は崖になっています。
なので、もしトレースがない状況で、しかもこの天候の場合は引き返した方がよさそうですね。
ほとんどモノクロの世界です。
加工して彩度を落としたりとか、そういうことは一切やってません。
トーミの頭へと続く登りが地味にしんどかったです。
前回はそんなことを感じた記憶がまったくないので、多分天候によって印象が大きく変わるんだと思います。
晴れていれば周囲の山々が見えるので苦にならないんですが、今日は真っ白なので黙々と登るだけ。
そう考えて見ると確かに、目の前に餌がぶら下がってないとしんどいかもなぁ……なんて思ったりして。
トーミの頭にやってまいりました。
相変わらず何も見えません。
前回来たときはコレですからね。
印象も全然違います。
前回が出来すぎていたとも思いますが。
何も見えないからさっさと先に進むぞ!
前回はトーミの頭から黒斑山の山頂まで、あっという間だったような気がしたんですが、今回は意外と長く感じました。
500mくらい離れてるので、15〜20分くらいは掛かる計算ですね。
というわけで、黒斑山の山頂に到着。
もちろん何も見えません。
天気のよくない雪山、それも景色が売りの山の場合はこうなってしまうと虚無感が凄まじい。
悪天候の冬山は生命的なリスクも高いので気を使っていたのですが、ちょっと今回は色気を出しすぎました。
黒斑山山頂〜蛇骨岳ピストン
せっかくの浅間山を撮れないので、先行していた方のクリスマスリースを撮らせて頂いたり。
そう、この日はクリスマスだったんですよ。
そんな日に雪山登るなんて何やってんですか私。
雪で作った何か人形のようなもの。
ビリケンさんと呼ばれていましたが、冷静に考えてみるとビリケンさんではないですね?
とりあえず、リベンジその2を果たすために蛇骨岳へと向かいます。
前回はタイムリミットを考えて断念しましたが、今回は行かないと。
天気がアレでも、そこまで行くのが一番の目的だったので。
黒斑山〜蛇骨岳間はあんまり写真撮ってないんですが、まぁだいたいずっとこんな感じだったと思います。
というわけで道中は端折って、蛇骨岳。
もちろん何も見えないんですが、なんか岩があったので登ってみました。
さすがに蛇骨岳より先はほとんどトレースもなかったように思います。
天候が何であれ、この時期は高峰高原ホテルに前泊したりしない限りこの先まで行くのは難しそうな気がします。
目的は果たしたので帰りますかね。
少し待った程度で晴れそうな気がしませんし。
トーミの頭〜車坂峠
黒斑山の山頂もほとんど素通りして、トーミの頭へ。
こうして見ると結構ヤバいところですね。
……と、気付いたのですが、だんだんガスが薄くなってませんかね?
気のせいではなく、トーミの頭に着く頃には少しずつガスが薄くなり、浅間山も麓の方が見えるようになってきました。
これはもしかしたら晴れるかも……ということで、トーミの頭で少し待機。
コースタイムよりも比較的早いペースでここまで来ているので、雲の行方を見守る時間もまだまだあります。
オチから言うと、結局私が待っている間に浅間山が傘を取ることはなかったのですが。
外輪山の方は、その姿をはっきりと視認できる程度には天候も回復しました。
それまでが真っ白だったので、これが見られるだけでも満足。
完全な虚無登山にはならなかったなーと安心しました。
帰りは中コース。こちらを歩く頃には青空も見えていました。
空が見えるとクリスマス感が出ますね。
そして樹氷!
浅間山の方はまだ雲が多そうな気配でしたが、もうそれが気にならないくらい綺麗で、しばらく撮影タイム。
中コースは登る時は単調に感じるんですけど、降りる時は結構眺めが良いんですよね。
浅間山はきれいには見えませんでしたが、これはこれで眺めが良いので今日の登山は合格ということにします。
登山口に戻ってみると、そこにもビリケンさんが佇んでいらっしゃいました。
いや、ビリケンさんじゃないんですけどね。
帰りのバスまでは1時間以上余裕があったので、高峰高原ホテルの温泉に入って身体を温めます。
この山に登るときはコースタイムだけじゃなくて、温泉に入る時間もちゃんと計算に入れておきたいですね。
振り返り
雪山となると必然的に遠出することになるので移動費も嵩みますし、リスクも跳ね上がるのでやっぱり天気には気をつけないといけないですね。
山は逃げないので、一日晴れるくらいの予報の時に行くのが良いと思います。
あと、風の強さも頭には入れておきたいです。体感温度が全然違うので。
などと言っていたら、次の予定として組み込んでいた雪山のチャンスを逃したのですが。
まぁ、慎重になるに越したことはないですね。
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