1. ホーム
  2. 登山:丹沢・箱根
  3. 【丹沢】仏果山〜高取山:痩せ尾根歩きで2021年の登り納め

【丹沢】仏果山〜高取山:痩せ尾根歩きで2021年の登り納め

2022年01月10日2023年09月25日登山:丹沢・箱根

登山情報

GPSログ

loading...

コース情報

標高

747m

標高差

561.6m

累積標高(登り)

558m

累積標高(下り)

725m

行動距離

7.52km

行動時間

2時間51分

コース定数

13.4

アクセス

往路:~小田急小田原線 本厚木駅 > 神奈川中央交通 土山峠BS
復路:神奈川中央交通 撚糸組合前BS > 小田急小田原線 本厚木駅〜
去年の登り納めは、何を思ったか丹沢になりました。 毎年あまり登らない丹沢ですが、2021年はついに一度も登らない年になったか……と思ったら駆け込みで一座。

丹沢は表尾根の印象が強くて、そこを登ってしまうとあとはオマケ……のように感じてしまうんですが、意外と登ってみると良い山が多かったりします。
今回登ったのは仏果山と高取山。
特に、高取山の山頂に植えられている桜は結構人気のようで、その時期に行ってみたいと思ってはいるのですが、しかしそこは丹沢。
ヒルが出るという春〜秋の期間はやっぱり避けたい。しかも東丹沢は特に多いと聞きますし……。

で、その仏果山と高取山。
何となく小田急沿線の山を探していたら思い出したので、桜の季節でもなんでもないのに行ってしまいました。
いや、この日は丹沢あたりの天気が良かったんですよ。

土山峠〜仏果山

そんなわけで私は仏果山へと続く登山道のある土山峠へとやってまいりました。
仏果山へは普通、半原方面から登るのがメジャーだと思います。
宮ヶ瀬方面にも今回降りた土山峠バス停の先に仏果山登山口というそのまんまな名前のバス停があり、そこから登ることもできます。
が、今回はなぜか土山峠バス停から。
それはなぜかというと、仏果山の南側に伸びる痩せ尾根を歩いてみたかったからなんですね。
本来は仏果山の南、経ヶ岳から登る(もしくはその逆ルート)で通る道なのですが、そこまで長い距離を歩きたいっていう気分じゃないしなぁ……などと考えて見つけたのがこの登山口。
いい感じに美味しいところだけを歩くことができるちょっとズルいルートです。

土山峠から尾根に取り付くまで、何度か偽ピークを越えることにはなるのですが、そこまでキツい登りはなかったと思います。
ふかふかの落ち葉が結構気持ちいい。

キツいのは、途中の革籠石山の手前の階段ラッシュかなぁ……。
やっぱここ丹沢だわ、って思わせてくれる階段が待っています。
筑波山の薬王院ルートに比べたら全然楽ですけどね。

というわけで革籠石山にやってまいりました。
どこにでもある、道中の小ピークのような感じなので素通りでOKかと。

革籠石山からさらに進んで、熊古谷山から先が今回の核心部。
この先道幅狭しの看板の通り、いよいよ痩せ尾根歩きが始まります。

といってもまぁ、序盤はそこまで珍しい感じでもない。
私が歩いた中では秩父の皆野駅から破風山へ歩く時の、序盤の痩せ尾根に印象は似てると思いました。
難所といえるのはこの、ロープのあるトラバースくらいかなと思います。

仏果山の痩せ尾根というと、本当の意味では山頂手前400mの区間のことでしょう。
今回のルートでは、この二度目の看板が出てくるところから。

特にこのロープのある部分は結構な高度感。
景色は良いですが、両端が本当に崖のように思えて、高所恐怖症だと行けないルートかもしれません。
あと、雪がある時期や雨上がりの日も行きたくないかなぁ。

そのすぐ後にはトラバースも。
いや、本当に見晴らしは良いんですけどね、ここ。

トラバースの後はまた痩せ尾根。
今度は鎖の補助。それだけ事故も多いということでしょうか。

反対側から見ると、こう。
たとえ落ちても草木に引っ掛かって止まりそうですが、それでも高度感がある場所ってのは高所恐怖症には怖いものです。
でも逆に、こういうのが大丈夫な人には楽しいところだと思います。

そして最後は鎖の補助のある岩場。
補助ではありますが、そこまでエグい角度ではありません。
鎖を使って登らないといけないというほどではない(むしろ鎖に頼ると姿勢のバランスが悪くなりそう)ので、鎖場とは言わなかなーとは思いました。
今回は登りでしたが、下りの場合はまたちょっと印象が変わるかもしれません。

で、それを越えるとあっさり仏果山の山頂に到着です。
あまりに唐突なので、ちょっと拍子抜けするくらい。

仏果山〜高取山

仏果山の山頂には展望台があるので登ってみることに。
近くの南山に登ったのでこちらも景色は良さそうだなーと期待して登ってみたら、やっぱり良かったです。
あ、ちなみに高度感はさっきの痩せ尾根よりもこっちの展望台の方が上だと思います(笑

仏果山山頂の広場から直接高取山へ行くことはできません。
もと来た道を痩せ尾根方面に少しだけ戻ったところにこの看板がありますが、ここから行くことになります。

山頂から高取山を見たときは結構下って登り返すことになりそうだなーと思っていたのですが、あまり高度を下げずに尾根伝いに行くことができました。
この尾根道はあまりアップダウンもなく、高度感もないので気楽に歩けます。

で、最後に少しだけ登り返したら高取山。
0.05kmって、そんな細かい単位の道標初めて見たぞ。

高取山にも仏果山と同じ作りの展望台がありました。
360度見渡せる景色の良さですが、仏果山からそんなに離れていないので、見える景色はほとんど同じです。

高取山〜撚糸組合前BS

本来のプランでは高取山から宮ヶ瀬ダムへと降りる予定だったのですが、気がついたら別のルートへと降りてしまっていました。
分岐なんてあったかな……。山頂から降りる方角自体を間違えたのかもしれない。

まぁ、また次来た時に行けばいいか。
ということでサクッと降りてしまいます。
途中、登山道付近にまだ新しい重機がいたりして、ちょっとテンション上がりました。
半端な人工物だと現実に引き戻される感じがするんですが、重機は男の子のロマンなのでOK。

そのまま道なりに降りていき、半原の街を歩いて撚糸組合前BSでゴール。
タイミングが悪くて結構待つことになりそうだったので、なんとなく半原バス停まで歩いてみることにしました。
行って何があるというわけでもないんですが、トイレと、コンビニっぽいお店はありますね。
缶コーヒーを飲んでいたらバスが来る時間になったので、そのまま乗り込んで厚木駅へと向かってこの日の登山はおしまい。

振り返り

一年の登り納めにしては地味な山でしたが、痩せ尾根歩きは楽しかったですね。
コンパクトな中でも変化を感じられる道で、丹沢の面白さが濃縮されている山だなぁと思います。
2021年は病禍の影響で山行日数も過去最低、正直に言うと消化不良な感じはありますが、2022年は挽回していきたいところ。

月別アーカイヴ

Copyright © CROW'SCLAW. All right reserved.