1. ホーム
  2. 登山:房総・三浦
  3. 【房総】大福山〜梅ヶ瀬渓谷:日本一紅葉の遅い山

【房総】大福山〜梅ヶ瀬渓谷:日本一紅葉の遅い山

2020年12月20日2023年09月30日登山:房総・三浦

登山情報

GPSログ

loading...

コース情報

標高

292m

標高差

227m

累積標高(登り)

538m

累積標高(下り)

555m

行動距離

16.36km

行動時間

4時間29分

コース定数

18.69

アクセス

往路、復路ともに:〜JR内房線 五井駅 > 小湊鉄道 養老渓谷駅
2020年の紅葉登山を締めくくる山歩き。 例年なら秋は雨が多い季節なのですが、今年は週末にほとんど降らなかったこともあって、たくさんの山に登ることができました。 ただ、例年より1〜2週ほど紅葉するのが早かったり、かと思えばある時期を境にぱったりと紅葉が止まってしまったり。なかなかタイミングや行く山の選定が難しい年でもありました。

そしてその紅葉登山のラストに選んだのが、房総の大福山。
日本一紅葉が遅いといわれる養老渓谷の隣にある、梅ヶ瀬渓谷とセットで楽しめる山です。

通常であれば梅ヶ瀬渓谷を経由して登るのですが、昨年の台風の影響で登山道が封鎖されているためそのルートが使えません。
そのため車道を延々歩くという、山登りと言っていいのか怪しい登山になってしまいました。

養老渓谷駅〜大福山

以前から行きたいと思っていた山の一つ、房総の大福山。
例年であれば12月初旬が見頃の房総の紅葉ですが、今年はなかなかタイミングが掴みづらかったです。
11月中旬くらいに麓の梅ヶ瀬渓谷が色づき始めたとの情報が流れたのですが、不思議と標高の高いはずの大福山は紅葉せず。その後紅葉は進まず、梅ヶ瀬渓谷の紅葉が終わらないギリギリのタイミングまで予定を送らせてからの登山になりました。

この日は見事な朝霧で、車窓から眺める景色が非常に幻想的。
今回利用した小湊鉄道は鉄道ファンに人気の路線らしく、時折カメラを構える人の姿も見かけました。

養老渓谷駅で下車して山に向かいます。
目指す大福山へは、駅から続く車道を5kmほど歩く必要があります。

でも、まぁそんなに先を急ぐこともないでしょ。
ということで朝霧の残る路線を撮影。

こういう絵が撮れるところでは、縦構図にするか横構図にするか悩みますね。
どちらも捨てがたい。

紅葉と小湊鉄道……のつもりなんですが、真っ黒ですね。

養老渓谷駅の駅前には、こんな感じで田園風景が広がっています。
秋の澄み切った空気に惹かれて写真を一枚。

赤い橋を見つけて、これも写真に撮ってみました。
朝霧と朝日の演出でなかなかエモーショナル。光の反射が強かったので、現像してちゃんと色が出てくれて安心。

このあたりは昨年の台風の影響を受けた地域でもあります。
未だに残る爪痕が、その甚大な被害を物語っています。

ここを歩いたのは12月の初旬ですが、道中の紅葉にまだ若干緑が残っているのが気になるところ。
色づき始めたのはかなり早かったようですが……。

梅ヶ瀬渓谷と大福山の分岐点までやってまいりました。
ここまで歩いて、まだ半分くらいです。

分岐から右手に進んですぐのところに紅葉の並木が。
鮮やかさで言うと、この日はここが一番でした。

眠そうだねぇ。

大福山へと向かいますが、まだまだ緑が多いです。
普通は標高が高くなるほど、先に紅葉するイメージなのですが……。
今年は読みづらいと養老渓谷観光協会の方が仰っていました。

ちゃんと色づいているところもあるので、不思議なものです。

延々車道を歩いていますが、時折こうやって紅葉のトンネルができているので、飽きたりはしませんね。

時々車も通りますが、数は少なく静かなので、落ち着いて撮影できました。
まだ緑が多い分、赤を見せるための構図を考える機会をもらったんだと考えると、これはこれでなかなか楽しい。

結構歩いてきましたね。
山道ではないので、そこまで時間は掛かっていませんが。

噂の展望台にやってまいりました。
山頂じゃないのに展望台っていうのがなかなかニクい。

まぁ房総の山なので、登って見える景色もこんな感じで割と平坦なんですよね。

先に進みます。
梅ヶ瀬渓谷からの登山道との合流地点ですが、台風の影響で登山道は閉鎖中。

山頂に続く道が結構わかりづらいですが、道の脇に伸びる細い通路みたいなのが山頂に続くルートです。
看板もあるんですが、文字が霞んでいて読めない(笑

そして最後は階段。
山頂は神社になっています。

山頂!
展望はないのでさくっと降ります。

地図を見てみると山頂の裏手にも登山道があったのですが……進んでみたら、怪しげな感じだったので引き返しました。

ピークハントはできました。
まだ時間も早いので、分岐点まで戻って梅ヶ瀬渓谷を目指すことにします。

大福山〜梅ヶ瀬渓谷

日も登ってきて、さっきよりも紅葉の赤が鮮やかになってきました。

分岐点まで戻ってきたので、今度は梅ヶ瀬渓谷へ。

いっつも同じような構図で撮ってる気がしますね。
インプットが足りないんでしょうね。

梅ヶ瀬渓谷に入ります。
入り口の手前の駐車場から見える崖と紅葉の組み合わせが結構有名ですね。
紅葉が分断されてしまったので、残念ながら駐車場の紅葉はもう終わり気味。

見事に切れ落ちた谷底を進んでいきます。
谷底というだけあって渡渉を繰り返すので、観光するだけでも靴は防水の方が良さそう。
カメラ勢はみんな長靴でした。沢の中まで進むんでしょうね。

見上げてみれば、崖から伸びるモミジが紅葉しています。
なかなかタイミングが良かったみたいで、まだ旬の時期を逃してはいないみたい。

なかなか迫力のある風景。
名所とは聞いていましたが、なかなかのものです。

もうちょっと進むんじゃ。
梅ヶ瀬渓谷の道はこんな感じなので、大福山に登った時よりもよっぽど登山らしい雰囲気。

話に聞いていた通り、崩落があるので歩けるのはここまで。
ランチする場所も見当たらないので引き返すことにします。

梅ヶ瀬渓谷〜養老渓谷駅

一度見た紅葉を、また見ながら駅へと戻ります。
さっきまでより空に青が戻ってきていい感じ。

あんまり光が強いと反射しちゃって撮るのが難しいですが、でも曇り空より晴れてた方が雰囲気いいですね。

だいたいこんな雰囲気の道が続くので、自然と縦構図が多くなる。
縦だと日記には載せづらいですが、撮るのは横より縦の方が好きだなぁ。

渡渉っていうか、ほとんど沢の中を歩くような感じ。
飛び石を伝って次の陸地へと進む感覚です。

あぁ、やっぱりこういう写真が一番落ち着くんじゃ……。
山でばっかり写真撮ってるので、道が平らだとどんな写真撮ったらいいのかよくわからない。

車道歩きに戻りました。
お昼くらいになると交通量も若干増えてきますね。

帰り道では、朝に撮った橋の方を歩いてみます。

朝に歩いた道はあんな感じ。

帰りはトロッコ列車に乗ることになりました。
展望車両に案内されたのですが、ガラス張りとかではなくて吹きさらしなんですね。
つまり寒い。とても。

トロッコ列車では五井駅までは行かないので、途中で乗り換えることになります。
少し待ち時間があるので駅を出てぶらりと散策。
そういえば書き忘れてたんですが、養老渓谷駅へはフリー乗車券を買った方が安いです。

乗り換えの列車が来たのでそろそろ乗り込みます。
写真撮ってるとそっちの人っぽいですね。
五井駅から先は特に観光スポット的なところもないので、さくっと帰って自宅で乾杯。

振り返り

こんな感じで今年の紅葉登山が完結したのでした。
安達太良山からスタートしてほぼ毎週のように登り続けてきましたが、概ねプラン通りに歩くことができました。
通常、秋は雨が多いのでなかなか今年のように完遂するのは難しいですが。
来年はどこに登ろうかと、今のうちからピックアップしてみるのも楽しいです。

月別アーカイヴ

Copyright © CROW'SCLAW. All right reserved.