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陣馬山〜市道山〜臼杵山:奥高尾から奥多摩へと抜ける道

2020年01月20日2023年09月30日登山:高尾・奥高尾

登山情報

GPSログ

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コース情報

標高

867m

標高差

522.1m

累積標高(登り)

1026m

累積標高(下り)

1142m

行動距離

14.42km

行動時間

5時間19分

コース定数

24.84

アクセス

往路:〜JR中央線 高尾駅 > 西東京バス 陣馬高原下BS
復路:西東京バス 秋川渓谷瀬音の湯BS > JR武蔵五日市線 武蔵五日市駅~
まだ登ったことのない山に登る2020年。 しかし年末年始に結構散財してしまったので比較的近場を攻める日が続きそう。

天気もさほど良いわけではなさそうな週末。こんな時は名所は避けてマイナーな里山に。そんな気分の時のために取っておいたコースがありました。
陣馬高原下BSから武蔵五日市へと縦断するロングコース。
昨年の台風被害でしばらく動いていなかった陣馬高原下行きのバスに乗り、奥高尾から奥多摩へと歩いてみます。

陣馬高原下BS〜醍醐丸

奥高尾は交通の便がよく、朝は少し長く寝られるので気軽に遊びに行けますね。
昨年末に通常運行に戻ったばかりの陣馬高原下行きのバスから、まずは陣馬山を目指して進みます。

和田峠へと続く道から、台風の爪痕の残る斜面が見えました。
沢にも土砂崩れの痕跡が多々見受けられて痛々しい。

登山道は変わりなく、よく整備されていて歩きやすいです。
こうやって歩くことができるのは、復旧に尽力された方の想いあってのものですね。ありがたい。

新ハイキングコースを快調に飛ばしていきます。
奥高尾周辺はもはや自分にとって庭のようなもの。
いつもこの木を目印に写真を撮ってますね。

カブってここまで登ってこられるんだ。
和田峠からだと思いますが、山で原付を見るのはなかなかシュールです。
まぁ、これで二度目なんですが。

というわけであっさりと陣馬山の山頂へ。
高尾山口から行くとここまでそこそこ長い距離を歩きますが、陣馬高原下からであれば1時間ちょっとで登ることができます。

やや雲が多いですが、今日はこれ以上崩れることはなさそうな。

もう何度も来た山なので、長居はせず和田峠へと降りていきます。

そして和田峠から醍醐丸へ。
陣馬山の喧騒が夢だったかのような静かな登山道。
今日はこれから、ずっとこんな感じなのでしょう。

この時期の午前中に、こちら側へと降りてくる人を見かけることはほとんどなさそう。
いるとすればトレランの人くらいでしょうか。

この道もこれで3度目。慣れたもので、あっさりと醍醐丸まで登ってまいりました。
毎月登っていた高尾山〜陣馬山は除外するとして、三度登った山というのは数えるほどしかありません。
筑波山、川苔山、鷹ノ巣山、扇山、黒檜山。そこになぜか醍醐丸が加わった瞬間でした。
いくら八王子市の最高峰とは言え、そんなに頻繁に通うような山でもないんですがね。

しかし今日はこれから、奥高尾のまだ見ぬ登山道を歩くのです。
この看板を越え、急登を一気に降ればその先には戸倉三山へと続くまっすぐな一本道。

醍醐丸〜市道山

醍醐丸から市道山へと続く道は、ほとんど人も通らないマイナーな尾根道。
さぞかし荒れていることだろうと思いきや。
序盤の急登さえ超えてしまえばあとはこんな感じで、広くてなだらかな尾根道が続きます。
トレランの人気コースというのも納得。

このあたりで林業を営む方にとっては結構重要な場所なのでしょうか。
山奥だというのに道も、木々もよく手入れが行き届いています。
生藤山へ向かう方のコースよりも遥かに歩きやすいですね。

小刻みにピークをまたぎながら、奥高尾に伸びる尾根道をのんびり歩きます。
痩せた尾根とか急登とか、そういった類いのものは一切ありません。
こんな道がこんなところにあったとは。

整備の行き届いた山道の、その理由を垣間見ることのできる林道。
軽トラくらいなら余裕で通行できそうです。

市道山が近付き、穏やかな尾根道が徐々に標高を上げていきます。
息を切らさずに登れる程度の、だいぶ手加減された登り道。

時々、やや道幅が狭かったりするので足を滑らせないように注意。
この時期は油断していると落ち葉に足を取られますから。

絞りを開放気味に、冬の綿毛を捉えてみる。
今年は山の写真ももう少し頑張ってみたい。

そんなわけで戸倉三山の縦走路に合流。
今回の山旅の半分が終わりました。

そこから少し歩いたところに戸倉三山のひとつ、市道山が。
ちょうどお昼時ですが、登ってくる人はほとんどいません。

市道山〜刈寄山〜瀬音の湯

市道山からは青梅の街並みが見え、展望は悪くはありません。
あの赤い鉄塔のある方角が刈寄山かな?

山頂の岩に腰掛けてランチタイム。
今日も山と道MINIを背負ってきました。
荷物も軽めで足取りが軽い!

ランチの後は次の山へ。
刈寄山から武蔵五日市駅へ直接降りるか、臼杵山を経て温泉に向かうか。
刈寄山の方が長い道を楽しめるそうなのですが、まぁ温泉と聞いたら臼杵山を選択しますよね。
ということで北に向かいます。

いきなり痩せ気味の尾根道がお出迎え。
そう、今日はこんな道を延々歩くと思ってたんだった。

まだ若い木々の緑を楽しみつつ、道を降っていきます。

市道山から臼杵山までは2km。小一時間で着くだろうとタカをくくっていたら……やられました。
臼杵山の方が100mほど高いですが、一度200mほど下ってから再び登り返し。
しかもその登りのほとんどが急登です。
すれ違う人のほとんどが結構息を切らせてるなぁと思ったら、低山には似つかわしくない急な斜面が待っていました。

急登を登ったと思ったら、また降りて次の急登。
その急登を登ったと思ったら、また少し降りて次の急登が。
しかもそのほとんどが直登。ここを駆け上がるなんて、トレラン勢はどんな体力をしているんだろう。

若葉に癒されるのも束の間。
見上げればまた急登が待っています。

5を超えてからは数えるのもやめてしまった急登を登り終えて、ようやく最後のピークである臼杵山へと辿り着きました。
体力的にキツい山ではないんですが、後半に登りの連続があるとメンタルの方に効いてきますね。

山頂からの展望は……まぁ、悪くはないんですが。
里山って感じですね。

臼杵山で出会った方にコーヒーを頂いて、そのまま一緒に下山。
寒さであっさりとα7IIのバッテリーがやられてしまったので、ここから先はダイジェスト。

臼杵山からは2ルートあって、元郷バス停に降りるか、荷田子峠に降りるかの二択です。
どちらもバス停からすぐ近くのところに降りられるようですが、温泉に行きたい場合は荷田子峠方面へ。

最近山を再開したというおじさんとお喋りしながらのんびり下山。
約3kmとやや長い下山ルートを、時折休憩も挟みつつ降りていきます。
おじさんはこの日、笹平から登ろうとしたそうなのですが、そちらは台風の影響で橋が流され元郷まで歩いてきたのだとか。
里山だとそんなこともありますよね。

荷田子バス停でおじさんと別れて、私は瀬音の湯へと向かいました。
武蔵五日市駅からバスで15分ほど。比較的アクセスも良く、つるつる温泉に似てアルカリ度の高い泉質で、温泉に入ってる感があります。
やや観光地っぽい雰囲気ですが、個人的には割と好印象でした。
温泉にはバス停もあるので、お風呂のあとはバスで駅まで一直線。そのままホリデー快速で都心まで戻り、早めの時間に帰宅することができました。

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