【高尾】春の高尾山周辺
2024年10月27日2024年10月27日登山:高尾・奥高尾
春の高尾山
2024年の春は、なぜか何度も高尾山に登っていました。
春の桜と秋の紅葉のシーズン、あと大晦日は本当に混むので観光目的でなければ避けたい気分。
ですが、そのピークの時期以外でも高尾山周辺は春を感じられる時期が長く、楽しめるスポットが多いということに気づきました。
今回はいつものようなGPSログは無しで、その何度か通った高尾山周辺の記録をダイジェストでお送りしようと思います。
城山かたくりの里
まずは城山かたくりの里をご紹介。
定番の南高尾山稜を歩くルートを歩いて、草戸山から南に進んで城山湖へと降り、しばらく歩いた先にあるのが城山かたくりの里。
名前の通りかたくりの花で有名で、珍しい白いかたくりの花も見ることができるのがこのスポットの特徴。
こちらのコースは草戸山をピークに下り基調になるので、トレーニングとしては強度は弱め。
ですが普段ハイキングメインで活動しているとなかなか城山湖側に降りる機会がないので、ちょうど良い機会です。
もっと身体を動かしたい、という人は先に高尾山を登ってから南高尾山稜を反時計回りに歩くと良いでしょう。
城山湖のほとりには、1本だけですが桜の木も。
葉桜ですが咲いているタイミングで歩けたので一枚。ソメイヨシノではないかな?
城山湖からはほぼロード中心ですが、ほんの少し登って牡龍籠山に寄っていくこともできます。
そして牡龍籠山から3kmほど歩いた先にあるのが今回の目的地、城山かたくりの里。
かたくりの花は朝10〜11時頃から咲き始めるとのことので、先にこの花を見てから登るよりも、今回のように登った後に見に行くのがお勧め。
花は道から若干離れたところに咲いていることが多いので、レンズの焦点距離は100m以上、150mm〜200mmくらいは欲しいところです。
今年の春は花撮りにはSIGMAのちょっと古い150mmマクロを持ち出していて、これならギリギリ届くかなといった感じでした。
標高差30mほどの小さな山の斜面に、かたくりの花以外にも春の花が色々と咲いていて飽きさせません。
他にはミツマタ、ロウバイなど春の花のオールスターといった感じ。
初春の時期に春を感じるならこの城山かたくりの里はお勧めです。
ニリンソウ群生地
桜の時期と被るのがニリンソウ。
南高尾山稜にはニリンソウの群生地があり、足を運んでみるとその咲きっぷりに驚かされました。
場所は南高尾山稜の、草戸山を越えて西山峠付近。
いつも通りのコースを歩いて群生地に寄ってもよいのですが、比較的標高の低いところから咲き始めるので、できれば高尾山ICを潜って西山峠に直接登るルートで歩きたいです。
ニリンソウは小さな花ですが、その小さい花が所狭しと一面に咲く光景は見事でした。
高尾山に登るなら、春は桜よりもこちらを目当てに登った方がいいのではと思うほど。
小指の先にも満たない小さな花が、登山道に迫るように咲くこの光景は、一度は見ておいた方が良いと思います。
群生地があるとは聞いていましたが、ここまでとは思いませんでしたね。
高尾山の穴場スポット、ここは文句なしにお勧めできる場所です。
このまま南高尾山稜だけを歩くと物足りないかなと思って、この日は小仏城山を経由して高尾山へ。
やっぱり南高尾山稜から小仏城山方面に登ろうとすると結構ハードですね。
着きそうで着かない微妙な距離感と、意外と登らされる感じがキツく感じるのだと思います。
そして下山後は高尾駅で下車して、移転したTAKAO BEERへ。
席が増えて入りやすくなったので、高尾山周辺に登ったらここに寄りたいですね。
感想
高尾山にはもう何度も登ったし、どうせあの山は観光地だから……と避けていたのですが、調べてみると色々と見所の多い山だなぁと思います。
特に南高尾山稜付近は旬の時期でも人も多くないですし、改めてこの山の魅力と向き合ってみるというのも悪くないですね。
最近はついつい登ったことのない山ばかり追いかけてしまいがちですが、そんな山もメインのルート以外に目を向けてみると新しい発見があるかもしれません。
関連記事
【高尾】石老山:奇石と相模湖と眺める里山ハイク
【高尾】南高尾山陵:高尾のアーベントロートと紅葉
陣馬山〜市道山〜臼杵山:奥高尾から奥多摩へと抜ける道
高尾山〜小仏城山:2年振りのホームマウンテンで花見登山
陣馬山〜生藤山:笹尾根の冬と春の境目