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【奥多摩】七ツ石山:奥多摩最奥のクラフトビール醸造所を目指して

2024年11月02日2024年11月02日登山:奥多摩

登山情報

GPSログ

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コース情報

標高

1752m

標高差

1191.0m

累積標高(登り)

1230m

累積標高(下り)

1189m

行動距離

14.47km

行動時間

4時間11分

コース定数

24.9

アクセス

往路、復路ともに:〜JR青梅線 奥多摩駅 > 西東京バス 鴨沢BS

鴨沢BS〜七ツ石山

七ツ石山というと雲取山への通過点のイメージしかなく、単体で登られることはあまりないのではと思います。
しかし雲取山まで行くとなると日帰りはちょっと微妙なライン。体力次第で早朝に出発できれば日帰りできる可能性もありますが、基本的には一泊する前提で行くことになるでしょう。

今年の春は、そんな七ツ石山に登ってまいりました。
そこまで行くなら雲取山まで行けばいいのに、と思ってしまうような内容の登山ですが、今回の目的地は鴨沢バス停に行くこと。そこから日帰りで登れる山として、敢えて七ツ石山だけを登ってみることに。

まだ桜の花も残る4月の下旬。
そろそろスギ花粉も落ち着いてきて、日中はぽかぽかとした陽気が心地よい、一年で一番気持ちいい時期。

石尾根へと取り付く長い登山道は、この時期は……まぁ、何もないと言えば何もないのですが。
緩やかに登っていくこの道は、個人的には嫌いではないです。

堂所のあたりはすこし開けていて、立ち止まりたくなるような雰囲気ですね。

さらに進むと山肌には岩が混ざり、少しずつ傾斜もきつくなっていきます。
雲取山に行く時は、序盤に飛ばしすぎるとこのあたりでちょっとしんどくなってくるイメージ。

七ツ石小屋を越えて、石尾根に取りつきます。
七ツ石小屋の前後もそこそこ急な登りが続くので、この標識が見えるとちょっと安心。

鷹ノ巣山へと続く石尾根の縦走路。
東日原からのルートが使えなくなってしまったので、相対的にこちらのルートの需要は増すのでしょうか。
……と思ったけど、特に春は千本ツツジ側の道を歩きそうなので、わざわざここを歩くことはない……かな?

この時期はまだ、ツツジの花が咲くにはちょっと早かったようです。

というわけで、七ツ石山へ。
朝イチのバスで鴨沢BSまで来たので、到着は10時をわずかに過ぎた頃。
やっぱりこのルートは、ここまではかなり順調に歩けます。

山頂からは雲取山も見えるのですが、ここからが意外と長いんですよね……。
雲取山まで行くことも考えましたが、今回の目的地はそこではないので、少し休んだら引き返すことに。

七ツ石山〜鴨沢BS

というわけで、雲取山は目指さずピストンで下山することに。
同じバスに乗っていた人たちとすれ違うたび、こいつもう帰るのか、と奇異の目で見られることに。
まぁ、朝イチのバスで出発して、七ツ石山だけ登って帰る人なんていませんよね……。
往復で14km、標高差も1200m近いので、日帰り登山として十分満足できるボリュームではあるのですが。

途中の七ツ石神社にはこんなお供物?が……。
そういえば聖地らしいですね、雲取山。
読んだことはないので、どういった場面で雲取山が出てくるのか全然想像できないのですが。

淡々と降りていきます。
こちらは先ほども写真に撮った、石尾根縦走路への取り付き地点。

千本ツツジも、いつか見に行ってみたいですね。
開花が連休シーズンと重なりそうなので、鴨沢バス停から雲取山をピストンで歩いて、その帰りに寄るとかが良いのかも?

七ツ石小屋にふらっと寄りつつ。
小屋から比較的近いところに水場があり、この時期は枯れることもなさそう。
大量に水を持って山に入らなくていいのは楽ですね。もちろん、必要十分な量は持って行ってください。

鴨沢ルートは私にしては珍しく、往路で見る景色よりも復路で見る景色のほうが好きな道。
堂所付近からは傾斜も緩やかなので、周りを見ながら歩く余裕があるからかもしれません。
同じ道でも、登る時と降りる時とでは感じ方が違いますね。

長いので最後の方は飽きる?
それはまぁ、そうかもしれないけど(笑

というわけで、難なく鴨沢バス停まで降りてきて本日の登山は終了。
それでは、今回の本当の目的地に行きますか!

Wolves Brewing

ちょうどお昼くらいのタイミングで鴨沢バス停に降りてきて、バス停から歩いてすぐのところにあるのが最近できたばかりの醸造所、Wolves Brewing。
どうしてこんなところに醸造所が?と思わずにはいられませんが、できたばかりの醸造所ということもあって、ヘイジーも作っていたりするので気になっていました。
そんな醸造所に行くことが今回の主な目的。だから雲取山まで行かずに七ツ石山で折り返したというわけです。
山の休憩所かゑるとは床屋を挟んでふたつ隣、と言えばその位置を想像できるハイカーの方も多いのでは。

まずはFirst Trek IPAから。
ばっちりホップが効いていてフルーティ、ウェストコースト的なIPA。これは美味しいですね。
最近のホップが強いクラフトビールとしてはボディは比較的軽めでドリンカブル、下山後に飲みたくなるタイプのビールです。

2杯目はAlpine Flora、ネルソンソーヴィンのシングルホップなIPA。
ネルソンソーヴィンの白ぶどう的なトロピカルフレーバーが特徴的な限定ビール、これもまたドリンカブルでいい感じ。
まだできたばかりの醸造所なので、これからすくすくと育っていくのだと思いますが、最初からモダンなホップのフレーバーが効いたビールを出してくるというのはとても好印象で、今後にも期待が持てますね!

瓶もあるのですが、奥多摩駅周辺には卸していないとのことで、現地に行くか道の駅たばやまに行くか、通販で直接買うしかないという入手難易度の高さ。
登山とクラフトビールが好きな私としては、今後も推して支えていきたいと思った醸造所でした。

感想

七ツ石山を単体で登るのも、これはこれで悪くない登山だなあと感じた一日でした。
ここから先の道も歩くと楽しいのですが、七ツ石山までの道も充分この山域を歩く気持ちよさを堪能できると思います。
そして下山後にゆっくりWolves Brewingのクラフトビールを堪能できる、この欲張りセットもなかなか良いチョイスになりそうだなぁ、と。

さて、なんとか日記が今年の山行に追いついてきたところ。
今年は5月の連休以降、初めて登る山を目指してのテント泊が続きました。
記事のボリュームも割と多めの日記がこれから続きそうです。

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