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【新曲公開】Ars Nova - Solomon vs Goetia

2020年03月07日2023年09月30日音楽

前回の日記で、曲作りには着手していないのでしばらくは山日記が……と言ったような記憶があるのですが。 勢いで作ってしまいました、新曲を。

前回に引き続きFGOのアレンジで、今回は『臨戦』と『戴冠の時来たれり』の2曲で前後編みたいな感じになっています。
タイトルの通り、第一部最後のあのシーンがモチーフ。
第一部の最終章はどこ切り取ってもテンション上がる場面ばっかりで、型月好きとしてはたまらないですね。

制作秘話

本当にしばらくの間は山日記を書くつもりだったんですが、ふとDAW立ち上げて作り始めてみたら乗りに乗ってしまって。
それから一週間、プライベートの時間の大半はこれの作業に使っちゃいました。
……と言いつつ今日は山に登ってきましたが。

着手から一週間で形にしちゃいましたが、そこは脳内イメージが最初から固まってたのが結構大きいです。
『臨戦』の方は原曲にはあんまり手を加えずに、Epicっぽい味付けだけちょこっと加えればいいかなーと。そして、そこから『戴冠の時来たれり』に繋げられるんじゃないかなーとは着手する前から思っていました。

難しかったのは『戴冠の時来たれり』の前半部分。
この箇所は映画『The Rock』の冒頭で流れる曲(Hummel Gets The Rockets)っぽい響きにしたかったので、音の重ね方に結構苦戦しました。
いつもは歪んだギターでガーッと帯域を埋めてしまえるんですが、それが使えないとつらいですね。
オーケストレーションは全然ちゃんと学んでこなかったので、できればこういうセクションは避けたいです(何

しかし、作り始めた当初はここまでギター入れるつもりはなかったんですがねぇ……?

使用音源

ドラム

いつも通りMetal Machineryです。
去年くらいまでは毎回ゼロからミックスやり直してたんですが、めっちゃ時間掛かるし、さすがにそろそろテンプレ化してもいいかなーと思いまして。
Clashing Soulsを作った時のミックスを土台にして、今回はそこからほんのちょっと弄る程度です。
余談ですが、曲調やジャンルに合わせてキックの低域の出し方は変えた方がいいですね。

ギターとベース

いつも通りです、以上!
今回はメタル系の音作りでいきました。だってこれメタルだし。

パーカッション

パーカッション系はほとんどNIのAction Strikesから。シンバルだけSpitfireのものを使ってます。
なんでAction Strikesばっかり使うのかなーと考えてみたんですが、アンサンブル感もちゃんとありつつ、この手の音源でよくある発音タイミングのばらつきがほとんどないからかな、と。
自分の演奏がヨレるのには寛容ですが、ドラムやパーカッションのリズムはタイトじゃないと許せない(何

TunedパーカッションはSpitfireから。安定っすね。
あとピアノは昔買ったGalaxyのVintage Dをずっと使ってます。色々ピアノ音源はありますが、これの響きが一番好き。
ところでピアノってTunedパーカッションで合ってますよね?

ストリングス

弦は低域側にはSpitfireのAlbion III、それ以外はAlbion One。
Albion Oneは、この手の音源では珍しく短いノートの発音タイミングが結構ジャスト気味なのと、割と音色が作られていて使いやすいのと、あと響きもちゃんと入ってるのがいいですね。

低域用のAlbion IIIは、こういう曲を作るにはほとんどマスト。
今回は『臨戦』パート前半のチェロでギターみたいに左右に振ってダブルで鳴らしてみました。
というか、そういうパッチがあるんですよね。今回初めて活用できたんですが、非常にヘヴィメタルな感じになるので楽しいです。
ちょっとタイミング怪しいのがアレですが、そこはノートをズラすことで解決。

ブラス

SpitfireのSymphonic Brass。オクターブユニゾンばっかりの私には、猫に小判な音源の筆頭。
今回はレガートパッチをメインで使ってるんですが、ようやくこの音源の扱い方が少しわかってきたような気がしてちょっと楽しい。

あと低域側はAlbion IIIのブラスを使ってます。
この迫力を出すには、こういう音源があると本当にいいですね。

低音補強

こういう曲の低音の補強にはシンセベースを混ぜてます。
今まではNIのMassiveで自作パッチを鳴らしてたのですが、実は前回あたりからAudio OllieのScoring Synthsを使ってます。

Moogをリアンプしたとかいう頭の悪い(褒め言葉)音源で、最初から響きのある音源と混ぜるのにちょうどいいんじゃないかなーと思っています。
まぁリアンプとは言ってもリバーブの追加みたいなもので、実音はDIなんですが。
しかし自分で音作るより、その道のプロの人が作った音の方が圧倒的に良いですね……。

あとがき

今年は新曲4つ作れたらいいかな、と思ってたんですが結構いいペース。
とは言っても正直なところ、これ以上のFGOアレンジを作れる気がしないのでしばらくDTMの方は落ち着いておこうかなーと思っています。
山日記の方も3座溜まってますしね……(笑

しかしそんな風に締めた前回から日の浅いうちにコレだったんで、未来のことは全然わからないですね。
多分、うっかりDAW立ち上げちゃったら詰みなんだと思います。

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