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【新曲公開】Emotional Skyscraper 2024

2024年06月30日2024年06月30日音楽

今回のリメイク

まとめていくつか録っていたストラト使用曲のひとつ、旧題「Holy Butterfly」の感情の摩天楼のアレンジ。
ハーモニックマイナー下降から始まる、ネオクラ臭漂う国産様式美系HR/HM寄りの1曲で、この作品の収録アルバム「Over the Rainbow」の方向性をよく示している1曲だと思います。

先日公開したRBOアレンジのリメイクで書いた通り、ストラトがメンテ+改造で復活するのを待ってのリメイク。
このアルバムからはまだ紅楼のアレンジしかリメイクしてませんが、気に入っている曲は多いのでいつか他の曲もリメイクしたいですね。

確かライブでは私はバッキング+ギターソロ担当だったので、バッキングの方は記憶通りに弾けば間違いないかなーと思っていたのですが、改めてオリジナル版を聴いてみると細かいキメの部分で覚えていない箇所が多かったです(笑
なので一度録ってから違和感に気付いて、改めてオリジナル版のギターを聴いてフレーズを確認してから録り直す、というのが何度かありましたね……。
私の曲はバッキングのキメが少ないというのは自覚しているのですが、このアルバムではそんな私にしてはキメが多かったなーと改めて振り返ってみて思います。

今回リメイクするにあたって、ほんのちょっとだけテンポを落としています。
イントロ〜Aメロあたりまでギターの刻みが細かく、リズム自体も16分の裏拍が出てきたりと16分を意識することが多い曲で、今聴いてみるとオリジナル版のテンポでは疾走感よりも忙しさの方が印象に残ってしまう感じだったので、敢えて少し遅くすることにしました。
テンポを落としてなんとかソロを弾きやすく……という意図ではないです(笑
むしろテンポを落とした分、勢いだけで弾ききれない感じがあって逆にしんどかったかも?

編曲面では、オリジナル版ではアルバム全体のバランスを考えて敢えて鍵盤を入れていなかったのですが、supplyさんに参加してもらってオルガンありの構成で演奏することに慣れていたので、今回のリメイクではオルガンやピアノなども足してみています。
あとは細かいところで、ユニゾンしていたバッキングのキメをハモらせたりもしていますね。

ギタースタイル

supplyさんに言われて初めて気づいたのですが、ギターのリードに細かい16分のカッティングをゴーストノート的に混ぜるのが私の特徴らしく、その感じをオルガンでも再現していたとのことで。今回オルガンを入れるにあたって、そのあたりも意識しながらフレーズを組んでみています。
必ず入れるというわけでもなく、言われるまで全然意識していなかったのですが、この曲のAメロのリードなんかではめちゃくちゃ多用してますね。
おそらくリードを弾くという意識よりもギターソロ的な疾走感が欲しい気持ちが勝った入れていて、Scythe of Hellあたりでギターソロに混ぜ始めたのがきっかけで、次第にリードパートでも使うようになっていったのだと思います。

Over the Rainbow

先日のRBOアレンジのリメイクの時に書いたのですが、Over the RainbowはRBOアレンジでは不完全燃焼だった様式美系HR/HMへのリベンジになっています。
たまたま台湾の即売会に呼ばれて、せっかくだから2曲くらい新曲を作ってEPにして持っていこう、と思って収録したのが確か風神少女とラストリモートのアレンジ。ちょうどその頃に今回も弾いているFenderのストラトを購入していて、それが活きるアレンジにしようとしたらこうなりました。
2009年はコンピレーションアルバムやゲスト参加以外では東方アレンジから離れていたのですが、その2曲がきっかけで再度東方アレンジのアルバムを作ることに。
どうせならRBOアレンジの時のリベンジで、全曲ストラトで弾いてやろうということでできたのがOver the Rainbowです。

先に作ったうちの1曲が風神少女のアレンジだったこともあり、自然とHR/HMのヘヴィメタル的なかっこいい要素だけではなく、ハードロックの明るさも混ぜたアルバムになりました。
私がやりたいのはヘヴィメタルであってハードロックじゃない、という固執がなくなったことで当時の私にしては自然体なアレンジが多かったなぁと今振り返ると思います。

このアルバムの後、CROW'SCLAWとしてはモダンなHR/HMのかっこよさをアレンジに織り込もうとしてLightning DischargeやThe Flames Of The Infernoを作るようになり、当時はウチにしては異質な方向性ではあったのですが。
後日艦これアレンジをきっかけに無理をせずに原曲に寄せるアレンジを作る方向性に戻った時に、このアルバムはひとつの指針になっていたように思います。

そういえば、ストラトで録るならアンプはこいつしかいない、と当時持て余していたJCM800 2204に火を入れて鳴らしてみたら予想の数倍良い音が出て驚いた記憶があります。
プリ管で歪ませるアンプとパワー管で歪ませるアンプの中間みたいな位置付けのマスターVol付きJCM800でしたが、ある程度パワー管側で歪ませた方がギター本体のキャラが残るというか、ストラトらしさが出る気がします。

今後のこと

ストラトでリメイクしている曲はまだあと1曲ありまして、そちらの方も収録は終わっているので来月中には公開できるんじゃないかと思います。
でも早くも梅雨が終わりそうで、夏山シーズンが始まると更新は滞るだろうなぁ……と思っているので、あまり期待はせずに待っていてください(笑
山日記の方も去年の山行のハイライト、2泊3日のテント泊の回で時間が掛かるので、サイト全体の更新がスローペースになりそうな。

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