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【新曲公開】The End Of 1000 Years 2023

2023年12月30日2023年12月30日音楽

2023年の終わりに、なんとか1曲公開できました。
久々にMelty Bloodから千年城のアレンジです。
2004年に十七分割を頒布してから19年、ちょうど同じ日に公開することに。
いや、全然狙ってはいなかったんですが……しかし19年ですか。時間が経つのは早いですね。

今年はIntel MacからApple SIliconへと環境が変わって、その関係で環境の再構築がちゃんとできているか確認したかったこともあって、年内にHR/HM寄りの構成での曲を上げておきたいなぁとは思っていたのですが。
特に理由もなく、なんとなくこの曲が選ばれました。

結果的に今年は、アルクェイド関連の曲ばっかりになりましたね。
もちろん好きなキャラです。

リメイクの方向性

The End Of 1000 Yearsといえば、良曲揃いのMelty BloodのBGMの中でも特に人気の高い曲。
4thではちょっと捻ったアレンジも作りましたが、原曲に忠実なアレンジで、シンプルに私というフィルターを通した状態のものを改めて今作ってみたい、というのが今回のモチベーション。
なので、2nd収録のアレンジをベースに現在の自分なりに再解釈しています。

まず、元々2ループしていたのをループしないようにしました。
今改めて聴くと、この展開でループさせてしまうとかなり「BGMっぽさ」が出てしまう気がします。
歌モノ以外で単純なループ展開にしてしまうと説得力がないので、今回はばっさりとカット。
それによって曲が短くなるのも、CD収録を意識しなくていいのでそろそろ気にならないかなぁ、なんて。

また、原曲や元のアレンジでは1曲通してシャッフルビートが続くのですが、今の自分にはこれはちょっと合わないかも、ということで跳ねるのではなく3連になるセクションを入れてみることに。
4/4のシャッフルだとちょっと古臭いなと感じてしまうので、6/8っぽさも欲しいというか。

あと、地味に以前のバージョンよりもテンポを若干落としてます。
これはこの速さで弾けなくなったから……とかではなく(笑
今回6/8っぽい3連のセクションができたことで、疾走感よりも音に粘りが欲しくなったからです。
現役の頃も、疾走感が失われないギリギリまでテンポを落とすことが次第に多くなっていったので、今の私にとってちょうどよく感じるのはこれくらいのテンポかなぁとも思いますね。原曲よりはちょっとだけ遅いです。

以前までの環境との違い

今回のような楽器構成だとだいたいいつも同じような内容になるので、以前のミキシング用プロジェクトファイルがミックス用テンプレートになるのですが。新環境への移行によってリセットされたり使えなくなったりするプラグインが出てくるので、その対応が今回のメイン作業です。

幸いほとんどのプラグインはApple Silicon対応していたのですが、ドラム用で使っていたMetric HaloのChannel Stripが使えなくなったのがちょっと痛かったです。
Apple Siliconには対応していたのですが、VST3に対応していなかったためにCubase 12で読み込めず切り捨てに。泣く泣くFab FilterのPro-C2に変えましたが、扱う人間が同じだからなのか出音にはほとんど影響ありませんでした。
以前このプラグインの挙動を確認していたのが良かったのかもしれません。

解説

使用楽器はいつも通りで、今回もEvertune ModしたLes Paul Specialをバッキングに、リードは長年の愛機Les Paul Customを使っています。
ベースもいつも通りIbanezのBTB700DX。最近ベース弦が高すぎて、Mod Bassに移行しようかとも思いましたが……、フリー版を使ってみて開放弦の音の違和感が結構気になったのでやめました。
ドラムも今更言うまでもなくMetal Machineryですね。これ以外でメタルやることは多分ないと思います。

ピアノには最近(というほど最近ではないですが)購入したHammersmith Proを使ってみました。
普段使っているのはGalaxy Vintage Dですが、Hammersmith Proはそれよりもちょっと硬い音かなという気がします。
オルガンはSoundironのLakeside Pipe Organ。この値段で音源を買えるのは良い時代になったなぁと思います、が、ちょっと音が遠いかな……という気も。

ミキシングは前項で貼ったスクショの通り。
EQはほぼ全部DMGのEQualityで、重心を弄りたい時だけOzoneのVintage EQでPultecっぽいカーブに。

コンプは基本的にFabFilterのPro-C2で、FET臭さが欲しい時だけSoftubeのFET Compressor……だったのですが、DMGのTrackCompも久々に立ち上げてみました。
RMSコンプっぽい掛かり方が欲しい時とか、チャンネルストリップのコンプっぽい掛かり方が欲しいかなと思った時に使ってみたり。
Pro-C2を触る時ほどロジカルにコンプと向き合いたくない時(もっと率直に言うと、コンプの設定を深く考えたくない時)に手を出してみていますが、なかなかこちらの意図通りに掛かってくれている気がします。

ダイナミックEQとトランジェントはSonnoxから。
リバーブはValhallaとLiquidSonics、ごく稀にWaves。
倍音操作はSlate DigitalのRevival。たまにOzoneのExciterも。
私の定番構成ですね。どんなジャンルでも、この構成はもう動かないんじゃないかと思います。

今後の予定

明日また日記を書いて今年を振り返ろうと思うので、今回はさらっと。
まぁ予定は未定なのですが。
今年はこの1曲しかリメイクを作りませんでしたが、多分今後もモチベーション的にリメイク作品が出る機会は今までと比べると減っていくんじゃないかと思います。

ただ、ベース弦の高騰が本当に凄いことになっているので、同じチューニングで弾ける曲があれば何曲かまとめて録るつもり。なので、もしかしたら同じ時期に固まって何曲か公開するかもしれません。
一応、リメイクしたい曲を選曲してみるとまだ10曲以上はあったりして。

ちなみに、ドロップDで弾ける曲でリメイクしたい曲は他にありませんでした。予想外。
ドロップD+半音下げだと何曲かあるのですが。

でも気持ち的には新曲の方かな、と思いつつ。
公開するような新曲を作るかどうかは本当に未定です。

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