高水三山:冬の訪れの足音を聞く
2017年12月16日2023年09月30日登山:奥多摩
登山情報
GPSログ
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コース情報
- 標高
793m
- 標高差
523.2m
- 累積標高(登り)
772m
- 累積標高(下り)
813m
- 行動距離
9.22km
- 行動時間
3時間19分
- コース定数
16.9
アクセス
往路:~JR青梅線 軍畑駅
復路:JR青梅線 御嶽駅~
奥多摩の山といえば、標高1000m超の山が中心。ここ高水三山はそんな奥多摩の中では珍しく、どの山も標高1000mに満たない低い山です。
ある程度行動時間の長い山に行くことが多かったので、そんなユルい山では満足できないだろう…と思って今まで敢えてスルーしていたのですが。今回はむしろ丁度いいかなと。
軍畑駅〜高水山
高水三山は非常にアクセスが良く、駅から歩いて登ることができます。
道もよく整備されていて登りやすく、行動時間も短め。岩茸石山は見晴らしも良く、低山ならではの景色を堪能することができます。
山登り初心者に丁度良い山かもしれません。
この日は少し遅めに、朝9時頃に軍畑駅へ到着。天気も良かったため駅前には登山客も多く、高水三山の人気の高さが伺えます。
駅前には小さな商店が。もしご飯を買い忘れたらここで買っていくこともできますね。
駅から2kmほど、柑橘系の木々が並ぶ道を歩いていくと登山口に到着です。
序盤は手摺もあるような、山道らしからぬ緩い道。そして木製の階段を登っていきます。
六合目の道標を超えたあたりから、広い登山道が続きます。
傾斜も穏やかで、とても歩きやすい。
最初の高水山へは駅から1時間半ほど。山頂手前の常福院付近は、落ち葉が敷き詰められていてなかなか良い雰囲気。
そして日陰のあたりは、数日前に降った雪が薄ら積もっていました。
去年は全くと言っていいほど雪に出会うこともなかったので、ちょっと嬉しい。
紅葉も少し残っていて、秋と冬の境目を感じます。
高水山〜岩茸石山
高水山から岩茸石山へは、樹林帯の中を歩きます。やや凍結していて、所々雪も見えます。雪山装備は不要ですが、うっかり転ばないように注意。
ほとんど平坦な道ですが、最後に少し標高を上げることになります。イメージとしては景信山方面から堂所山に行く時の、あの登り。陣馬山に行く時は大抵巻いていくアレです。
ここ岩茸石山も巻いていくことができますが、今回の山歩きでは一番眺めのいい山頂に向かう道。ここは巻かずに登りましょう!
岩茸石山の山頂は、この山歩きのハイライト。開けていて見晴らしがよく、秩父の山々を見渡すことができます。
腰掛けるところも多く、昼休憩には丁度良いのですが…、この日は残念ながら満席。時間もやや早かったので、長居はせず次の山頂へと向かうことにします。
いつも通りレンズは35mmを使っていたのですが、今回は珍しくこのあたりで50mmマクロに交換しています。
何となく今回の道は35mmで広く撮るより、50mmの方が絵的にしっくり来るような気がしたので。
50mm持ってきたのは、山道具とカメラバッグ撮るため(あと、そのためにレンズケースを持っていくついでに)だったのですが。
岩茸石山〜惣岳山〜御嶽駅
岩茸石山から惣岳山へは、山の南側を歩くためか凍結もなく乾いた道が続きます。最後に少しだけ岩場を登ることになりますが、傾斜は緩め。ちょっとしたアスレチック感覚ですね。
惣岳山は残念ながら展望ゼロ。日差しも届かず、この時期休憩ポイントにするにはやや肌寒いかも。
が、腰を下ろせる場所が多いので、今回はここで昼休憩に。
ハヤシメシにスープ、食後はコーヒーもつけて充実したお昼ご飯に。この時期、暖かいものは良いですね。
少し休んで下山です。
ここまで来ると、あとはもう下るのみ。少し登り返しもありますが、それもほんの一瞬だけ。基本的にはまっすぐ下ります。
登山道からすぐ近くのところに御嶽駅があるので、帰りも遅い時間にはなりませんね。
コンビニもあり、裏手にベンチもあるので缶ビールでちょっと一杯、も可能です。
締めの一言
行動時間も休憩込みで約4時間、いい感じにユルい登山を楽しめました。
タイミングも良く、都心ではまだ聞くことのできない冬の足音も聞くことができ、今回も充実した山歩きになったと思います。
高水三山は行くなら冬、と決めていましたが、狙い通りでした。次は雪の積もった時期にまた登ってみたいですね。
そんな感じの高水三山。初冬の穏やかな低山の香りを感じたい方は是非。
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