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両神山:日向大谷口から日帰り鎖場旅行

2018年05月06日2023年09月30日登山:秩父・奥武蔵

登山情報

GPSログ

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コース情報

標高

1723m

標高差

977m

累積標高(登り)

1334m

累積標高(下り)

1281m

行動距離

10.37km

行動時間

5時間04分

コース定数

26.33

アクセス

往路、復路ともに > 西武鉄道 西武秩父線 西武秩父駅 > 小鹿野町営バス 薬師の湯BS > 小鹿野町営バス 日向大谷口BS
都心からアクセスの良い山域というと思い浮かぶのは奥多摩、丹沢、大月の秀麗富嶽十二景、あとは奥武蔵の飯能あたりでしょうか。 どれも良い山ばかりですが、そこばかり登っていると次第に飽きてしまうのも確か。 昨年はアクセスの良い山を中心に攻めていたので、今年は少し違った山域にも挑戦してみようと思い、重点的に攻めているのがここ秩父の山です。

初っ端から瑞牆山・金峰山を登って、がっつりテント泊を堪能した2018年春の大型連休。後半は日帰りで軽めの山に、と思って直前に友人へと声を掛けてみたところ、鎖場のある山をご希望とのことで選択肢に浮かんだのが両神山。
秩父が誇る名峰で、ルートによっては怒涛の鎖場パラダイスにもなるこの山、今回は日帰りもできるメジャーな日向大谷口からのピストンで挑戦します。

日向大谷口〜清滝小屋

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西武秩父駅からバスを乗り継いで一時間半、今回の登山口である日向大谷口に到着です。
気持ちいいくらい青々とした空、これは絶好の登山日和!

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両神山荘のお犬様に挨拶を済ませて、早速登山開始です。
ちなみにこのわんこ、絶対に目を合わせようとはしません。

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バス停付近にはシロヤシオの花も。
ツツジというと個人的には赤やピンクのイメージですが、純白のシロヤシオもいいですね。

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五月に入って、山もすっかり新緑の季節に。木の葉の合間から、秩父の山々が顔を覗かせています。

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登山道がエメラルドグリーンに色付くこの季節。
高い山も良いですが、低山歩きもまた瑞々しくて良い時期です。

最近はずっとズームレンズで登っていましたが、たまには気分を変えて55mmと20mmの単焦点ペアで。
絵作りに制限のある単焦点を山で振り回すのは難しいですが、鮮明な写りや綺麗なボケはふとした瞬間にハッとさせてくれます。
ステップアップリングを忘れてしまい、PLフィルター無しでの撮影になってしまったのが心残り。

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さすがは両神山、序盤から鎖場が出迎えてくれました。
足場はあるので、鎖に頼らなくても大丈夫。

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最初の2kmほどは穏やかでのどかなハイキングコース。標高差1000m超の山とは思えません。
ということは、つまり後半は一気に標高を稼ぐ急登になるってことですね。

ちなみにこの看板のところで右手の道に進むと別ルートです。
そちらは鎖も多く、また行動距離も1kmほど伸びるのだとか。体力に自信のある経験者向け、といった感じなのでしょうか。

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足元からは絶えず流水の音が。
何度か沢を横切ることになるので、靴は防水の方がいいですね。

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四度くらい沢を横切ると、いよいよ本格的な登りが始まります。
いきなりの急登。ここから山頂付近の尾根道まで、絶えず脹脛の筋肉が刺激され続けることになります。

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緑一色の登山道ですが、やはり季節は春。 真っ赤なヤマツツジにも出会うことができました。
えーっと、ヤマツツジでよかったんでしたっけ?真っ赤なツツジがヤマツツジ?

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基本的にはずっと樹林帯の中を歩き続けることになりますが、視線を道から外してみると秩父らしい岩肌や、鮮やかな緑が飛び込んできます。

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そして、つづら折りの急登を登った先には清滝小屋が。
十年ほど前に営業を休止し、今は避難小屋になっているのだとか。中には入りませんでしたが、外観はとても綺麗。

清滝小屋〜両神山山頂

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清滝小屋には水場やベンチ、テーブルもあるので休憩には丁度良いポイントです。
私達も今回はここで昼食をとることに。

リフィル用に新しく450mlのチタンマグを買ったので、今回はそれを試してみました。
使ってみた感想としては、450mlでも足りますが結構ギリギリなので、600mlの方が良いかもしれません。多少嵩張りますが……。

ご飯を食べたら出発。小屋の裏手から尾根を目指して登っていきます。

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尾根に着いたら鎖場。
見た感じの通り、そこまで難しくはないですね。

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階段もあったり。

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アカヤシオも少し咲いていました。アカヤシオ……ですよね?
写真で見ても全然、ミツバツツジと見分けがつかないです……。

結構散っていたようなので、もうピークは過ぎたのでしょうか。

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幾つかの鎖や岩場を越えて、両神神社で少しエネルギー補給。
ここから少しの間、これまでのキツい登りが嘘のような穏やかな尾根道が待っています。
序盤の道といい、この山はとてもメリハリが効いている……。

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しかし、再び岩場へ。ロープもあります。

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そして最後の鎖場!

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今回の中では、ここが一番難易度は高いかも。
足場はしっかりしているので、落ち着いて登れば問題ないかと。

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鎖場を越えたらようやく山頂です。

両神山山頂〜日向大谷口

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遂に到達、両神山山頂。噂通り狭い山頂ですが、山頂の岩の上から見える景色はなかなかのもの。
ここまで休憩込みで約3時間45分。休憩時間を抜いたらほぼコースタイム通り。

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どれがどの山かは……全然わかりませんが。遠くには富士山も見えました。
広角で撮っているのでちんまいですが……、ちょうど写真のど真ん中。

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さて。山頂は狭いのであまり長居できそうにないので、今回は早めに下山。
元の道を辿って麓まで降りていきます。
この時間でも結構登る人がいらっしゃいます。清滝小屋に泊まるのでしょうか。

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小屋付近で休憩。バスの時間まで結構余裕があったので、ここで少し時間を潰していくことに。
シャクナゲが良い感じに咲いていました。

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そして再び下る。

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最後に少し登り返して無事登山口へ。
ああ、そういえば。序盤はなぜか下りだったんですよね。

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ただいま!
……絶対に目を合わせない、という強い意志を感じる。

帰りもバスを乗り継いで西武秩父駅へ。
駅前でご飯でも食べて帰ろうか、という話になりましたが、さすが大型連休。ファミレスはどこも混んでいて入れそうにない。
駅に隣接された温泉、祭の湯のフードコートで腹を満たして帰ることに。

日帰りで軽めの山といいましたが、さすが百名山。
標高差1000m、急登続きで登りごたえのある山でした。

反省点

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日帰り登山なので今回は荷物も軽くしていて、特にこれといって振り返ることのない山歩き。
強いて言うとしたら、鎖や岩が多いのでグローブは持っていくのが正解かなーと。

あと、久々の単焦点レンズは結構戸惑いました。
じっくり撮るような感じになりにくく、今回はあんまり撮らなかったなーと思って帰りに選別してみたら、結局200枚くらいは撮ってるという。
帰って見てみたらボカしすぎだったり、ミスショットかなーと思っていた絵が解像度高くて逆に良く感じられたり。

24-105mmだと24mmと35mm、50mm、そして100mm……と4つのレンズをシームレスに使い分けられる感覚。
それはそれで、すごく機動力が高くなって良いのですが。たまには50mmくらいに的を絞って、これ一本で撮ってやるぜ!みたいな登山も挟みたいですね。

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