【奥武蔵】大高取山:梅の季節に越生梅林と地酒、クラフトビールを繋ぐ
2024年10月14日2024年10月14日登山:秩父・奥武蔵
登山情報
GPSログ
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コース情報
- 標高
372m
- 標高差
305.0m
- 累積標高(登り)
379m
- 累積標高(下り)
361m
- 行動距離
12.68km
- 行動時間
5時間12分
- コース定数
17.2
アクセス
往路:〜東部越生線 越生駅
復路:JR東日本 八高線 明覚駅〜
越生駅〜西山高取
山の春の訪れを告げる花といえば蝋梅、そして梅。
登山中に見ることが多いのは蝋梅ですが、梅もまた春を感じさせてくれる花ですね。
梅の山といえば幕山、筑波山、小仏城山あたりでしょうか。
奥武蔵の大高取山もまた、関東三大梅林に数えられる越生梅林を麓に持つ梅の山。
今回、そんな越生梅林が見頃を迎えるのに合わせて登ってみました。
そして以前、とんでもない遠回りなアクセス方法で立ち寄ったTeenage Brewing。
今回は大高取山から越生梅林を経由して、Teenage Brewingに再訪するコースです。
大高取山へと登るコースはいくつかありますが、今回は駅から一番近い、越生神社から高取山へと登るルートを選択。
特に深く考えて選んだコースではなく、地図を見ながら歩いていたらこのルートになった、というだけなのですが。
このコースは駅から近いだけあって、大高取山を歩くルートの中でもおそらく一番短いのですが。
短いながらも景色の変化に富んだコースになっていて、なかなか歩いていて楽しい道でした。
まずは高取山から。
山頂は高取城の城跡でもあるのだとか。
高取山を越えてさらに登ります。
やがて道の傾斜は増していき、最後は岩の露出した、やや急登気味な登り。
樹林帯を歩く山の登山道といえばだいたい、針葉樹が空を覆う一年中暗い道が多いのですが。
ここは木々も少なく、岩成分多めの道の雰囲気も合わさって低山らしからぬ雰囲気でした。
そして、その登りを越えれば絶景の西山高取のピークへ。
元々は他の山々と同じく木々に覆われた山頂だったようなのですが、伐採が進んで越生の街を見渡せる展望の良い山になったそうです。
ちなみに、名前は西高取山ではなく西山高取。
山頂自体はそこからほんの少し進んだ森の中にあるのですが、標高300mに満たない山としては珍しいくらいの眺めの良さですね。
西山高取〜大高取山
西山高取から大高取山へと進む道は、小刻みにアップダウンを重ねるハイキングコース。
分岐を間違えると一度下山してしまうので、地図をよく見ながら進みましょう。
よく整備されていて、歩きやすい道が続きます。
梅の時期は人も多いですが、それ以外の時期ならちょっとランニングしても良さそうな雰囲気。
こういった感じでちょっと登るようなところもありますが、基本的には平坦な道が続きます。
大高取山のピークは、尾根道から少し外れたところに。
というわけで、大高取山の山頂に到着。
こちらも一部伐採されて見晴らしがよくなっています。
山頂にこういった景色のご褒美があるのは嬉しいですね。
大高取山〜越生梅林
大高取山から見渡せるのは、越生の街側と、関八州見晴台側の二方面。
この日はあいにくの空模様……ということで、あんまりきれいには写りませんでしたが。
予報では晴れだったんだけどな……、というか、梅を見に行くのにこの天気で大丈夫なんだろうか……?
まぁ、きっと下山する頃には晴れるさ。
と信じて、越生梅林方面へと降っていきます。
こちらの方が道はやや荒れ気味。
他の登山口と比べるとアクセスは良くはないので、越生梅林に寄りたい時以外はあまり歩かれていないのかもしれませんね。
越生梅林側へは特に登り返しもなく、まっすぐ降りるのみ。
というわけで、あっという間に降りてきました。
越生梅林は関東三大梅林のひとつと聞いていたけど、見当たらない。
どこにあるのだろう……?
もしかして期待はずれか、と思ったら少し歩いたところにありました。
越生梅林は登山口とは川を挟んで向かい側、橋を渡った先にありました。
水戸の偕楽園と比べれば規模は小さいですが、約1000本の梅が見事に咲いています。
ちょっと来るのが早かったかな?まだ蕾の木もありましたが、それでも見応え十分。
越生梅林〜Teenage Brewing / Taproom "bekkan"〜明覚駅
残念ながら天気は相変わらずの曇り空でしたが、そんな天気を忘れさせてくれるほど赤や薄いピンク、白の様々な梅の花が頭上を覆っていました。
梅の花は撮るのが難しいですが、目線が桜よりも低いので撮りやすくていいですね。
隅には福寿草も。
梅林の中には蝋梅も見かけましたね、香りが良いのですぐにわかります。
一通り梅林を楽しんだ後は、一般道を歩いてTeenage Brewingのタップルームへ。
といっても距離的には5kmくらい離れてますけどね……(笑
少し遠回りになりますが、ニューサンピア埼玉おごせに寄ってお風呂に入っていくというのも良いかもしれません。
ちなみに、梅林の近くにはこの地域では有名な酒蔵、佐藤酒造もあります。
梅が見頃の時期には越生梅林の名を冠した日本酒も取り扱っていたり。
この頃から少しずつ、旅先で現地の日本酒を小瓶で買う、というのを始めてみました。
日本酒は種類が多すぎて全然わからないのですが、登った山と結びつけて飲んでみる、というのはなかなか楽しいですね。
感想
梅が咲き始めるといよいよ、冬山シーズンも終わって春の花見登山の時期になりますね。
とは言え関東はまだまだ寒い時期、雪が降ることもあるのですが。
大高取山は手軽に登れる山ですが、複数のコースがあるので今回歩いたルート以外でも色々と楽しめます。
世界無名戦士之墓方面へと歩けば有名な桜の公園もあるので、春だけでも何度か足を運んでも良さそうですね。
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