【奥武蔵】物見山〜大日山〜仙元山:埼玉の嵐山に広がる桜と展望の山
2024年02月20日2024年02月20日登山:秩父・奥武蔵
登山情報
GPSログ
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コース情報
- 標高
299m
- 標高差
239.0m
- 累積標高(登り)
464m
- 累積標高(下り)
434m
- 行動距離
14.81km
- 行動時間
5時間09分
- コース定数
18.6
アクセス
往路:〜東武鉄道東上本線 武蔵嵐山駅
復路:東武鉄道東上本線 小川町駅〜
武蔵嵐山駅〜嵐山渓谷
先日書いた宮ノ倉山〜石尊山に引き続き、東武東上線の小川町駅から近い山を散策。
桜も咲く去年の春、花見に良さそうな山を探して武蔵嵐山駅から歩いてみました。
この時期は奥武蔵の北側に何か可能性を感じていたのか、頻繁に通っていましたね。
武蔵嵐山駅から嵐山渓谷へと向かうのですが、その過程で大平山に登ります。
こちらは標高差100m程度でちょっとしたお散歩気分。
道もよく整備されていて、山というよりは公園のような感じですが、桜の花びらがいい雰囲気なんですよね。
あっという間に山頂へ。
時期が良かったというのもあるのでしょうが、この日の山頂は桜の花びらの絨毯が広がっていて、フォトジェニックな光景でした。
今回の山に登るには迂回していくこともできますが、山頂付近の展望も良いので、登っていくことをお勧めします。
そしてさくっと降りて嵐山渓谷へ。
時期的に、映えるような光景ではなかったですね。
紅葉の時期は結構良い雰囲気になりそうなのですが。
嵐山渓谷〜物見山
嵐山渓谷から次の山へは一旦、一般道を歩きます。
小川町周辺らしい、埼玉の田舎町の光景。雰囲気は良いのですが、登山口はややわかりづらいのでご注意を。
山道は小倉城跡へと至る道になっています。
この日は色々とのぼりも立っていて何かのイベントかなと思ったのですが、スタッフの方もおらず、準備中か何かだったのでしょうか。
このあたりも人の手が入っているだけあって、なかなか良い景色。
小倉城跡を越えると登山道らしい雰囲気になっていきます。
今回の山はいずれも標高300mにも満たない低山なので急登もなく、体力的には全然キツくはないですね。
というわけで、物見山に到着です。
到着っていうか、登山道の途中って感じなんですよね……(笑
よくある小ピークという感じ。山頂っぽさは皆無です。
物見山〜小川町駅
山頂に着いた充実感は得られそうにないので、そのまま進みます。
このあたりはなだらかな尾根道が続くので、どのピークも山頂っぽさは感じません。
続いて大日山。
こちらもまた、言われてみれば確かにピークかも……といった感じで、ピークに着いたという感触は得られず。
激しいアップダウンがないので気軽に登れる、というのは利点ですけどね。
ただこのあたり、なだらかなだけあって道の雰囲気はとにかく良いんですよね。
歩いていて気持ちいいので、自然を感じるハイキングとしてはなかなかの好条件。
低山でもアップダウンが激しいとキツさが勝りますが、このあたりは森林浴的な雰囲気で歩けるので個人的には結構好印象。
最後のピーク、仙元山は展望が良いので山頂っぽい雰囲気はあるかな?
ですが、本当に展望が良いのはここから少し歩いたところ。
パラグライダーの離陸地点でしょうか。
これまで歩いてきた尾根を見渡せる場所があります。
この日はあまり睡眠時間を取れなかったこともあって、ここで小一時間ほどお昼寝タイム。
天気も良かったのでとても気持ちよく過ごせました。
そこから先、麓までは標高差100mほどなのであっという間に降りることができます。
途中に仙元山見晴しの丘公園という公園があり、家族連れで賑わっていましたが、山屋的にはここはスルーして次の目的地へ行きたいところ。
小川町側の登山口はカタクリの群生地になっていて、無数のカタクリの花を見ることができます。
ただ、この日はあまり花の開きは良くなかったかな……。
まぁ、カタクリの花を見るなら午前中に行くべきなのでしょうね。となると、今回のルートは逆側から登るのが正解だったか。
その後は小川町駅までまっすぐ。
多少距離はありますが、そこまでアグレッシヴな登山ではないので疲労を感じるようなことはないでしょう。
感想
距離的には約15kmとそれなりに歩きますが、アップダウンが少ないので運動量はそこまで多くない。そんな今回の縦走。
個人的にはなだらかな尾根歩きは結構印象に残りましたね。
エリア的に興味を持つ人は限られそうな山域ではありますが、この雰囲気が好きな人なら楽しめる山だと思うので、もし気になった方はぜひ。
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