新曲公開:Light and Darkness 2019
古いHDDから貴重なデータを発掘してきたので、作りました。
2004年に作ったアルバム「十七分割」からFate/stay nightの「光と闇」のアレンジのリメイク。
いつもどおりYoutubeで公開しています。
ライナーノーツ
RIOさんこと島岡りをさんとの合作で生まれたのがこの曲。
アルバム「十七分割」を作っていた当時の、りをさんとやり取りしていたチャットのデータが残っていたので、試しに今の音源で鳴らしてみたところから今回のリメイクが始まりました。
そんなわけでオーケストラパートとピアノは基本的に頂いたデータのまま。
当時と音源が違うので、強弱のニュアンスを付け直したりはしていますが。それ以外の部分は変えない
それ以外のパート(といってもドラムだけですが……)は、今の音源でまるっと作り直し。
ギターもベースももちろん録り直し。最近ほとんど弾いてないので、初期のチョーキングで無理やり何とかするスタイルには結構苦戦させられました……。
結構ブランク期間も長いので、リハビリしていかないといけないですね。
snルートのテーマ曲
「光と闇」は個人的にFate/stay nightのsnルートのテーマ曲と捉えていて、This Illusionに繋がっていくこの展開はかなりお気に入り。
ギターソロ後の展開をどうしようかなーと悩んでいたところ、りをさんから今の展開案をスケッチとともに頂いたことで視界が晴れたような感じになり、一気にラストまでの展開を書けたのを覚えています。
こうして形になったものを改めて聴いていると、本当にぴったりハマっていて良いと思います。
そんなわけで、色々と思い入れの強いアレンジですね。
「改めて触る」ことには悩みもしましたが、今回リメイクしてよかったなぁと思います。
ミックスについて
ミックスだけやり直した前回のDichromatic Lotus Butterfly 2018とは違い、今回はギターやベースも全部録り直し。
方向性は前回のものからさらに押し進めた形になっています。
やっていること自体は前回からそこまで変わっていないんですが、細かい部分で帯域の出す/出さないのジャッジなどが変わってきています。
特に2KHz前後。スネアの2KHz前後ってそこまで要らないんじゃないかな、って今回初めてカット方向にEQを掛けてみたり、ベースの2KHzはそこまで削らなくても他のトラックを邪魔しないんじゃないかな、って敢えて残すようにしてみたり。
結果、その試みは割と当たっているような気がします。
しかし今回も色々やってみて、ドラムは楽器選びとチューニング(+マイクの立て方)の時点で音は決まってるなーと思いました。
皮モノに掛けるコンプの値なんかは意外と重要じゃないのかもしれない。
Metal Machieryのスネアのテールなんかはオンで立ってるマイクの音じゃなくて、アンビで作るものなので当然っちゃ当然なのですが。
コンプはむしろ、被り対策で使うイメージだなぁと思いました。
余談
今回久々にベース弦とかも交換して(今の制作スタイルになってからは、ベースを録る曲をそもそも作ってませんでしたし)、ちゃんとお手入れして録りました。
1曲だけで終わらせるのはちょっともったいないので、あまり時間を掛けずに収録に入れるように以前の曲のリメイクをもう1つくらい作って録ろうかなーと考えています。
最近ちょっと忙しいので、そんなに期待せずに待っていただければ幸い。
使用音源とか
- ギター:Gibson C/S Les Paul Custom
- ベース:Ibanez BTB820
- アンプ類:Kemper CROW’SCLAW Rig Pack、Sonic Underground Productions Bass Bundle Pack V1
- ドラム音源:Toontrack Metal Machinery
- オーケストラ:Spitfire Albion One、Spitfire Albion III ICENI、Spitfire Symphonic Brass