新曲公開:Clashing Souls
2019年11月09日2023年09月30日音楽
というわけで今回作ったのはFate/stay nightから『激突する魂』のアレンジです。
久しぶりの新規アレンジ
この曲、ミニマムな構成まで絞り込んでいくとたったの2小節。
拙作『十七分割』でもこの曲を使ったアレンジは作っていましたが、さすがにこの1曲だけでは曲として成立させられず、同じく戦闘曲のイメージがある『疾風の剣士』と混ぜてのアレンジ。
いつかはこの曲単体で作りたいなぁとも思っていましたが、当時の私にはそこまでの発想力はありませんでした。
しかし、それから月日も流れて私の作風も変わりまして。1リフしかない曲ならEpic/Cinematic+Metal系に最適じゃないか!ということで生まれたのが今回のアレンジです。
ラフ自体は去年の4月くらいに2パターンほど作り始めていたのですが、最初はイメージが膨らみ切らず。Whirlpool of Fateの方に浮気して、先にそちらが完成してしまったためにこちらはしばらく放置されていました。
それが最近、息抜きにこの曲を改めて弄ってみたら完成の道筋が見えてきたので、ちょっと別件の手を止めて勢いで作り切ってしまいました。
アレンジの方向性
『十七分割』でアレンジした時は割と原曲に忠実でしたが、今回はBPMを上げて疾走感を出すか、BPMは原曲と同じくらいでリズムをアーメンブレイク主体にして細かく刻むかの2案で考えていました。
後者の案はExcaliburの方で近いことをやっていたので、前者の案で形にしていくことに。
今回のリフ、実はほぼ全部ダウンピッキングで弾いてます。なので、ある程度疾走感が欲しい+Epicパートでスローダウンしたくないという思いと、演奏できる限界速度の間でのせめぎ合いが悩ましいところでした。
どうやら私にはBPM=120の16分くらいが、音やクオリティを犠牲にせずに一定時間安定して弾ける限界ラインのようです。
安定感のためにギターの方も変則チューニング。EmとGmの両方で安定してリフを弾くために、下から E-G-C-G-B-E という、このリフのためだけのチューニングで弾いています。
レギュラーチューニングの6弦+4弦でも一応弾けますが、このテンポでブリッジミュートも混ぜながらダウンピッキングで弾くとなると、音はあんまり安定しなさそうですね。
通常のコードフォームが通用しないのでEpicパートのC#mがちょっと曲者ですが、レギュラーチューニングと同じフォームで5〜6弦を押さえると、ルート抜きのパワーコードと同じ構成音になるので(ちゃんとベースが居れば)安心して弾けます。
締めの一言
今年はもう曲の公開はしないつもりだったので、こうして新曲を公開できたのは思わぬ誤算でしたね。
CDで公開するスタイルをやめてから、新曲がある程度形になってくるとさっさと公開したくなります。今度こそ今年最後の曲になりますが、来年は1曲新曲公開がほぼ確定しているので、そろそろそちらの方に注力したいと思います。
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