日和田山〜物見山:巾着田の彼岸花とセットで登る、花の奥武蔵
2019年10月04日2023年09月30日登山:秩父・奥武蔵
登山情報
GPSログ
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コース情報
- 標高
375m
- 標高差
291.0m
- 累積標高(登り)
313m
- 累積標高(下り)
290m
- 行動距離
9.58km
- 行動時間
4時間32分
- コース定数
14.3
アクセス
往路:~西武池袋線 高麗駅
復路:西武池袋線 武蔵横手駅~
花の奥武蔵を重点的に攻めた去年に行き残した日和田山。
例年ですと9月の終わりにはもう残念なことになっているようですが、今回は逆に数日前まで3分咲き。私たちが山に行く頃になって、ようやく咲き始めたくらいのタイミングでした。
高麗駅〜巾着田
飯能からわずか2駅のところにある高麗駅へ。
西武池袋線に乗って鈍行一本で行ける範囲なので、都心からのアクセスは良好。
9時前に到着して彼岸花の名所、日和田山へと向かいます。
駅にはハイカーっぽい格好の人が4割、カメラ勢っぽい装備の人も4割くらい?
巾着田に向かって歩いている間も、道端には彼岸花が。
全然咲いてなかったらどうしようかと思いましたが、どうやら杞憂だったようです。
週の半ばの時点では、巾着田の奥の方しか咲いていないとのことでしたが、着いてみればこんな感じ。
川沿いの道には無数の赤い花が我々を待ち構えていました。
彼岸花というとカメラ勢がその本領を発揮するイメージですが、実際に向き合ってみると結構難しい。
色々考えながら構えてみましたが、後から見返してみると寄るか離れるか、どちらでもない中途半端な写真が多かったような。
木漏れ日がやや強かったのも苦戦した要因のひとつでしょうか。
せっかくの赤が光で飛んじゃうともったいないので、被写体探しもなかなか難しい。
この日は花を撮ると決めていたので、登山道用の40mmと、花用の100mmの2本で挑みました。
STFのボケを生かすべく前ボケも意識しながら試行錯誤してみたり。
でも彼岸花って少し俯瞰気味の方が映えますね。
自分で気に入ったのはこの一枚かなぁ。
場所にもよりますが、このあたりは5分咲きくらいですかね。
有料エリアを出ても撮影スポットは尽きない感じ。
初めての巾着田でしたが、咲き始めのタイミングだったこともあってそこまで人は多くなかったように思います。
巾着田〜日和田山
一通り花を見終えたところで日和田山を目指します。
巾着田の向かいに見えるのが本日の本来の目的地、日和田山。
一般道を少し歩いて、なんだか公園のような雰囲気の登山口へ。
道も広くて歩きやすく、距離も短いので子供連れの方が結構多かったです。
日和田山には男坂と女坂がありますが、棒ノ嶺も踏破した我々は男坂を選びます。
個人的には、こっち選んで正解だったなーと思いました。
岩の登りが多くて、低山ながらも山登ってる感覚をしっかり味わえて楽しい。
老若男女問わず、アスレチックな男坂を危なげなく登っていきます。
崖のような切り立った場所はなく、こんな感じのちょっとした岩場が続きます。
岩を登り終えて振り返ってみれば、巾着田があんなところに。
ピークの時期はここからでも彼岸花の赤が見られると聞きますが。ホントかな?
山頂手前の鳥居。巾着田から見えた鳥居はこれかな?
山頂手前が広かったので、アタック前にレジャーシートを広げてお昼ご飯。
ランチタイムもパーティー登山の楽しみの一つですね。
昼食のあとは山頂アタック。
岩成分の多い登山道が楽しい。
日和田山の山頂も狭くはないのですが、割と人が多いので団体で休憩するのはちょっと難しいかも。
山頂の展望をさくっと拝んだところで、今後の行き先をみんなで相談です。
日和田山〜物見山〜武蔵横手駅
当初は日和田山だけ登ってさっと降りることも考えていたのですが、さすがに片道1時間くらいだと物足りない雰囲気。
なので、お隣の物見山まで行ってみることにします。
下りも序盤は岩多め。
キッズ達が張り切って登ってくるのが微笑ましい。
途中に高指山という山もあるのですが、無線中継所があるのでピークへ行くことはできません。
ピークはスルーして次の目的地、物見山を目指します。
一般道を経由して物見山へと伸びる登山道へ。
ちなみに登山口手前に茶屋があり、アイスやジュースを補給できたりします。
今回は思いの外暑かったので、そういうのがあると嬉しいですね。
登山道もこんな感じで、赤土のところは滑りやすいですが全体的には歩きやすい道。
あっという間に物見山。
日和田山とは打って変わって、なだらかな道が続いていました。
地元の保育園かな?
これはいい英才教育。将来は立派なピークハンターになるんだぞ!
物見山からは武蔵横手駅方面へ下山します。
こちら側は人通りも少なくて、少し寂しげな感じ。
巾着田の観光客の数からは想像もできませんね。
こちら側も時々彼岸花を見かけます。
地域に愛されている花なんでしょうね。
物見山から1時間くらい降りたところで一般道に合流しました。
登りよりも下り道の方が、路面がつるつるして滑りやすかったかも。
ここから先はアスファルトの道をひたすら歩いて武蔵横手駅へ。
途中、五常の滝なるスポットもありますが、14時台に閉まってしまうので寄ることはできず。
もし気になる方は、武蔵横手駅側から登った方が良いかもしれません。
締めの一言
そんな感じで気がつけば約10km。
手軽なハイキングを想定していましたが、振り返ってみればそれなりにボリュームある登山になっていました。
アップダウンは多くないので、体力的には奥多摩よりは楽だと思います。
今年の彼岸花の見頃は今週末まででしょうか。
高い山もいいですが、一度は彼岸花の名所とセットで登っておきたいですね。
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