1. ホーム
  2. 音楽
  3. 【新曲公開】Silent Neighbor 2021

【新曲公開】Silent Neighbor 2021

2021年03月07日2023年10月08日音楽

去年はいっぱい動画を上げてたんですが、今年は全然です。 時間はあるのにね、なんでだろうね。 その理由はそのうちわかるとして、久々に動画を作りました。 前からずーっと作りたいと思っていた、Silent Neighborのリメイクです。

なんかどの曲もそんなこと言ってますが、この曲は特にそう。
作りたいと思いつつ、なかなかこの曲に合うドラム音源が見つからなくて保留してました。
一昨年くらいに出たToontrackのDeath&Darknessが、意外とオルタナティブメタル/ポストグランジ系にも使えそうとわかったので、ようやく着手できたというわけです。

この曲の思い出

ウチではお馴染みの池田奨さんに、CROW'SCLAW作品として初めて歌っていただいた曲。
収録もこの曲から始めたと思います。

初めてその歌声を聴いた時に衝撃を受けて、この方とならヴォーカル曲も作れるかもしれない、と思ったのを今でも覚えています。
声質や歌い方、色々なものが自分のイメージする音楽にドンピシャで、池田奨さんに歌って頂けたからこそできた曲というのは結構あると思います。
このSilent Neighborもまさにそんな曲。

A Sense Of Distanceのテーマが身長差なのに対して、この曲のテーマは寿命差。
長命種=鬼と短命種=人の繋がりとはどんなものだろうかと考えた結果、そんなテーマになりました。
種族は違いますが、確かほた。さんの同人誌『かぜなきし』にインスピレーションを受けた記憶があります。
鬼というと憎まれ役のイメージがありますが、人間社会との関係性を考えると、信仰の対象のようなものでもあるのではないだろうか?なんて。

プロダクションの話

ドラム

冒頭で書いた通り、今回はいつものMetal MachineryではなくDeath&Darknessを使っています。
まだ音源の美味しい部分を捉えきれているかわからないですが、予想通りMetal Machineryとは違ったキャラクターで、こういう曲にも合ってますね。

HR/HMは基本的に縦ノリ+音数重視なのでアタック感を重視する傾向にあるんですが、Deathの方はアメリカで収録されたというのもあってか、若干の粘り気みたいなものがある気がします。
コンプでぶっ叩いた時のくしゃっとした質感を重視してるというか。ラップメタルの影響なんでしょうかね。
音源本来の狙いからは若干逸れるかもしれませんが、その文化的な違いみたいなのがうまく私の求める音にハマってくれました。

実際に混ぜてみると、アタックがなかなか出てこないので奥行きの表現に苦労したんですが。

ギター

こういう曲調の場合、ギターの音もいつもと同じようで若干変わってきます。
歪み方がシャープだと単調になるので、音色をどうするかというのが昔からの悩みどころだったのですが、ふとJCM800でいいのでは……と思って試してみたら大当たり。
よく考えてみればプリ管で作る歪みはシャープなので、パワー管の歪みも加えられるJCM800の方が合うってのは納得です。

ちなみにクリーンはいつも自作のFenderのRig。
スタックアンプで鳴らしたクリーンの音はペラいので、クリーンはほぼ必ずコンボアンプを使ってます。
中でもFenderのクリーンは、中域が出るので音に厚みがあってお気に入り。

次の予定

まだまだ山には行けなさそうなので、次も音楽コンテンツの更新になりそうです。
予定通りにいけば次は新曲、今年に入ってからずっと作っていたものをお披露目できるんじゃないかと思います。

月別アーカイヴ

Copyright © CROW'SCLAW. All right reserved.