【東北】栗駒山(+八幡平):紅く染まる神の絨毯、紅葉の名山を登る
2024年07月21日2024年07月21日登山:東北
登山情報
GPSログ
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コース情報
- 標高
1626m
- 標高差
513.0m
- 累積標高(登り)
493m
- 累積標高(下り)
490m
- 行動距離
6.82km
- 行動時間
2時間43分
- コース定数
12.2
アクセス
往路、復路ともに:〜JR東日本 東北新幹線 くりこま高原駅 > ミヤコーバス栗駒山紅葉号 いわかがみ平BS
いわかがみ平BS〜東栗駒山
2020年に安達太良山に登って以来行けていなかった、紅葉シーズンの東北登山。
今年はやるぞ、と気合いを入れて向かったのは栗駒山でした。
東北の山の紅葉といえば候補として上がることが多く、比較的アクセスも良いので行きたい山リストに入っていた山です。
天気予報でも晴れだったので期待して行ったのですが……、いざ行ってみるとしっかり曇ってる。
うーん、これはちょっと期待外れだったかな?
とりあえず、東栗駒山方面へと向かってみます。
意外と木々の背が低くて、潜るのに苦労しますね。
10月初旬ということで、まだまだ山の上にしか紅葉前線は降りていません。
この日はあいにくの曇り空でしたが、それでも紅葉の名山を登ろうと、多くの人が栗駒山に集まっていました。
東栗駒山側のルートといえばこれ、沢歩き。
特別な装備は不要な一般登山道ですが、こういった沢の中を歩くのは珍しいですね。
こうして濡れた岩の上を登るので、それなりに慎重に進む必要はありそうです。
端の方は濡れていなかったりするので、意外と行けちゃいますが。
森林限界ではありませんが、東北の紅葉の山らしく、木々の背が低い。
こんな感じで、樹林帯でありながら上の方を見上げる余裕があったりします。
うーん、紅葉といいつつ意外と黄色ですね。
東栗駒山が近づいてきました。
広角気味に撮っているのでデカく見えますが、標高差はそこまで大きくないので、さくっと登れちゃいます。
うっすらと青空が見える……。
掛かっている雲は、そこまで分厚くはないようです。
晴れそうで晴れない、じれったい感じにもやもやしつつ、東栗駒山。
こちら側は紅葉する木が少ないので、草が金色に燃えるような感じなのでしょうか。
東栗駒山〜栗駒山
晴れろ、晴れろ……っ!
なんて思いつつ、ここで晴れを待っていたら山頂ではガスっちゃった、なんて展開になっても困るので、進みます。
栗駒山も火山なので、噴火口っぽい崩落跡が結構力強いですね。
前日に雨が降って、登山道の一部はこんな感じでぐちゃぐちゃに。
足を取られるので迂回路ができていました。
下界は晴れてるんだけどなぁ……っていう、いつものパターン。
ほとんどの人は東栗駒山は経由せずピストンするのか、メインルートとの合流地点には多くの人影が。
そんなに人気の山だったのね。
写真で見ると標高差がありそうに見えますが、全然そんなことはなく。
要求される体力レベルとしては高尾山と大差ありません。
手軽に登れて紅葉も見られるので人気なのかもしれませんね。
というわけで、山頂まではあっという間。
まだまだガスってますが、時間には余裕があるので山頂で少し晴れるのを待ってみます。
栗駒山〜いわかがみ平BS
この日は栗駒山の北側の方が晴れていたようで、こちらは真っ赤に染まる栗駒山の稜線を見ることができました。
こちら側へと降りることもできたのですが、今回はピストンのルートしか調べていなかったので、天狗平方面へ少し歩いてみる程度に留めます。
正直、こちら側の稜線の方が歩いてて気持ちよさそうなんですよね……。
今思えばここはルートを変えて、北側に降りた方が良かったのかもしれない。
完全にガスに覆われるタイミングもありましたが、少し雲が切れてきたので下山することにします。
日が当たるとこちらもちょっと紅くなるかな?
というか、実はちょっと来るのが早かったのかもしれない。
あと一週間くらい待った方が良かったのかなぁ。
下の方にはまだまだ緑が残っています。
東栗駒山を経由しないこちらのルートは、登っている間も山頂までの紅葉がよく見えます。
沢を降ることにはなりますが、こちらを登りに使った方がこの山の魅力を味わえたかも。
ほとんどの人はこのルートをピストンするようなので、下山時は大混雑。
道幅も広くないので追い越しも難しく、かなりのスローペースなので時々カメラを構えながら降りていきました。
というわけでさくっと降りて、バスに乗ってくりこま高原駅へ。
バスもかなり混むので、あまり遅くならないうちに並び始めた方が良いと思います。
休みを取って新幹線で来た割には、タイミングも悪く期待通りの光景は見られませんでしたが、東北の紅葉登山は翌年もリベンジ……したいですね。
余談:実は八幡平にも登っていました
実は今回、首都圏からの日帰りではなく東北で一泊していて、初日は八幡平に登っていたんです。
こちらは途中、がっつり雨に降られて完全な悪天候登山でしたが。
まぁこっちの方はオマケ程度の感覚だったので、翌日晴れれば良いかなと思っていたのですが……結果はどちらもあまり良い天気とは言えず。無念です。
せっかくの百名山も、雨に降られていては魅力半減ですね。
帰りのバスに乗る直前で晴れたんですが。いや、晴れるんかい!
こちらは慌ててバス乗り場から展望台へと駆け上って撮った一枚。
感想
そんなわけで期待通りの景色を見られなかった栗駒山。
紅葉の旬はそんなに長くはないので、一年に何度も登れるわけではありません。
安達太良山が大当たりすぎたのか、2023年は残念ながら東北の紅葉登山は空振り気味でしたが、2024年はしっかり秋の空と紅葉の組み合わせを拝みに行きたいと思います。
メインディッシュだったはずの栗駒山ですが、後からログを見返してみると、実は行動距離だけで見れば八幡平と大差ないレベルだったことが判明。
もっとスケールのでかい山かと思っていたのですが、意外とコンパクトに登れる山なんですね。
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