天覧山〜多峯主山:紅葉登山のゴール地点
2018年12月04日2023年09月30日登山:秩父・奥武蔵
登山情報
GPSログ
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コース情報
- 標高
252m
- 標高差
105.8m
- 累積標高(登り)
148m
- 累積標高(下り)
139m
- 行動距離
3.62km
- 行動時間
1時間46分
- コース定数
5.8
アクセス
往路、復路ともに:~西武池袋線 飯能駅
特に何かを狙っていたわけではないのですが、ズームレンズを置いて単焦点オンリー。
たまには一人でじっくりレンズ越しに山の自然を眺めてみるのもいいかな、と。
そんなわけでノープランでも楽しめる、飯能の天覧山〜多峯主山です。
飯能駅〜天覧山
のんびり家を出て、朝8時半頃に飯能駅に到着。
池袋から割と近いので、東京の東側や埼玉、千葉などに住んでいる人にはありがたいですね。
天覧山は駅から徒歩20分ほどで登山口に着くので、バスの時間も気にしなくていいのがまた良いです。
時々見かける道標を頼りに飯能の市街地を歩きます。
部活動でしょうか、高校生くらいの年齢のキッズ達が登校するのに混じりながら。
田舎によくありそうなコンビニ……と思いきや。
よく見たらヤマノススメめっちゃ推してます。っていうか聖地なんですね、ヤマノススメの。
フリーズドライとかも売っていて、山屋の物資補給拠点みたいな感じでもあります。
一部の山屋の必須アイテムになっている?「お嬢様聖水」も売ってました。
お店のすぐ近くが天覧山の登山口。
なので、ここで色々買い物していくのがいいですね。
なんとなく缶コーヒーが飲みたくなったので、出発前に軽く一服。
さて、それじゃあ向かいますか。
……と、初っ端から立ち止まってしまいました。
山の入り口付近、まだ紅葉が残っています。12月でもまだ間に合うんですね、今年は。
鮮やかな赤で美しい。
もう枯れ始めている木もありましたが、こんな感じで元気な木も。
やっぱり紅葉は逆光が良いですね。
一通り堪能したら登ります。
最初は舗装された歩きやすい道。
木のチップがやさしい広場、天覧山中段。
ここからでも飯能の町を見渡せます。
トイレもきれいなので、ここで用を済ませていくのが良いかも。
そして少し歩けば……
あっという間に天覧山!
標高195mの山頂に到着です。
天覧山〜多峯主山
天覧山の山頂は展望スポットもあって、低山ながら見晴らしは良いです。
この日は見事に快晴、遠くに富士山も見えました。
登り始めてまだ1時間も経っていないので、写真を撮ったら多峯主山へと向かいます。
こちら側はもう散り気味でした。
陽や風の当たり方次第で変わるんですかね。
多峯主山へ登るには、一度ほぼ標高を下げ切ってから再び登り返します。
といっても標高200m前後、奥多摩の凹凸に比べればほとんど平地のようなもの。
黄金色の木々を眺めながら歩く余裕はあります。
地元の方のウォーキングコースにもなっているのか、すれ違う老若男女と挨拶を交わしつつ。
多峯主山へと向かう登りの階段へと足を進めます。
せっかくカメラ持ってきてるので遊んだり。
カメラ楽しい!
コースタイムも気にしなくていいから、何の縛りもなく山を楽しめます。
登山道もよく整備されていて歩きやすく、素朴ながらも味わいのある道。
低山の道を撮るのが好きなんだなぁ。なんでだろう。
よくわからないけど好きなんです。
階段が急になったら、そろそろ山頂。
子供用の鎖場を経て……
多峯主山の山頂に到着です。
ここまで1時間半も掛からないくらい。カメラで遊ばなければ1時間を切るかも。
多峯主山〜吾妻峡
こちらもまた展望はばっちり。
天覧山より若干高さがあるので、より遠くまで見渡せます。
飯能の裏側だって見えちゃう。
秩父の山々を一望できます。
お昼ご飯にはまだ早い時間だったので、おにぎり一つだけ食べて下山。
地図も見ないで何となく歩いていたら……
やっちゃった。気が付いたら多峯主山の北側へと向かっていました。
すぐに気付いたので一旦引き返します。
でもこっち側も雰囲気良かったなぁ。
階段を登り直し。
あれ?また違う場所に出てしまった。
このあたり、細かい分岐が多いですね。
でも景色が良かったので結果オーライ。
正規ルートに戻ると小さな社が。
御嶽八幡神社というらしいです。
お洒落さん。
台風の爪痕でしょうか、なかなかえぐいですね。
今年は夏以降、関東の低山ではこういう光景をよく見掛けます。
やはり風はかなり強かったんですね。
多峯主山の下山ルートは、木々が金色に輝いています。
もう冬はすぐそこまで来ていますが、2018年の秋はまだまだここにありました。
この鳥居をくぐれば下り坂も終わり。
あとは平坦な道を歩いて登山口へと向かうのみです。
田舎道って感じで良いですね。
というわけで、無事下山!
これでもまだ正午前、まっすぐ帰るのももったいないので、近くにある吾妻峡へと寄り道してみます。
吾妻峡〜飯能河原〜飯能駅
ドレミファ橋を渡って、川の向こう側へ。
後で知ったんですが、ここもヤマノススメの聖地なんですね。
広角レンズで遊んでみる。
低山だと広角レンズの出番はあんまりないのですが……持ってきておいて正解でした。
そのまま河原を歩いて飯能駅方面へと向かいます。
時間も余ってるし、都内に移動してイチョウ並木でも撮りに行くかなぁ……なんて考えながら。
すると、飯能河原でまさかの紅葉と遭遇。
紅葉の名所のような一面の椛……ではないですが、まさに旬の時期と言ってもいいような染まり方。
これは予想外。良いタイミングで歩けました。
飯能は紅葉が進むのがちょっと遅いんでしょうか?
秋の写真登山の締めには良いのかもしれませんね。
手が届きそうなくらいの至近距離なので、中望遠がめっちゃ活きる。
そう、こういうの撮りたかったんだよね!
山ではなかなかこういう写真は撮れませんね。
高尾山や大山だったら撮れるかな?
午後のプランのこともすっかり忘れて、気が済むまでカメラ遊び。
堪能しました、満足。ありがとう飯能河原!
帰り道、神社でついでにイチョウをちょっと撮って今日の写真登山はおしまい。
イチョウはまだ緑が若干残ってましたね……。
最後に飯能の駅前、ぎょうざの満州で少し遅めのお昼ご飯を食べて、まっすぐ帰宅。
日が暮れる前に帰宅できる、お手軽登山でした。
飯能のあたりは標高も低くて行動時間も短い山が多くて、数字だけ見ると物足りなさそうですが、実際に登ってみると全然そんなことはないですね。
奥多摩のストイックさに比べるとこちらは穏やかで優しい。
気楽に、気負わず登ることができる山というのもなかなか良いものだと再発見した一日でした。
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