1. ホーム
  2. 登山:秩父・奥武蔵
  3. 日向山〜丸山:節分草を探して野を巡る

日向山〜丸山:節分草を探して野を巡る

2020年03月22日2023年09月30日登山:秩父・奥武蔵

登山情報

コース情報

標高

960.4m

標高差

660.4m

累積標高(登り)

997m

累積標高(下り)

989m

行動距離

13.75km

行動時間

4時間30分

コース定数

22.78

アクセス

往路、復路ともに:西武秩父線 芦ヶ久保駅
いつもは公共交通機関の接続とかを考えてカッチリ登ることが多いのですが、たまにはノープランで歩きたい時もあるよね。 そんなわけで今回は奥武蔵の日向山から丸山を目指しました。 バスを使わずに電車だけで行けるので、出発時間は割とアバウトです。

前回に引き続き、とある記事ネタのために奥武蔵を選んだのですが。
そこでなぜ日向山〜丸山が選ばれたのかというと、節分草を撮りたかったから。
先日は四阿屋山に行きましたが、二度目ということもあって群生地には行きませんでした。
そこで、今回はせっかくのタイミングなので節分草を見に行こう、と。

まぁユルい山だろうと予想していたんですが、意外と距離が長くてびっくり。
あと、節分草がどこで咲いているのか事前に調べていなかったので結構迷いました。

芦ヶ久保駅〜日向山

まずは今回の出発地点、芦ヶ久保駅へ。
タイミングが合えば池袋から乗り換えなし、鈍行に乗って一本で行くことができます。
このあたりは特急が止まらなかったりするので私の場合、いつも鈍行を選びます。
飯能で降りることになるし、そこから乗り換えとか待ち時間を考えるとあんまりメリットないかなーと。

とりあえず地図だけ見て、先に日向山から行こうと決めました。
山の花道なんて素敵な名前の道案内もあるし、せっかくなのでこちらの道を選びます。

駅から少し歩くと梅が咲いていました。
実はその前に水戸の偕楽園に行っていたのですが、旅先で見る花というのは何度見てもいいものです。

なんかいっぱい行き先があって、どっち行ったらいいかわからないんですが(笑
とりあえず山の花道の名を信じることにします。

紫色の蕾が今にも咲こうとしています。
春は淡い色の花が多いので、こうして色の濃い花を見るとちょっと嬉しくなる。

ここまで一般道を歩いてきましたが、山道に入れそうな雰囲気。
山の花道もこの先に続いているようなので行ってみることにします。

そんな私を待っていたのは……デカい滑り台!
写真を見れば充分伝わると思いますが、本当にデカいです。
子供の頃はこういうでっかいアトラクションに憧れたなぁ……。
さすがに、この歳で滑るのはちょっと恥ずかしいのでやめておきます。

公園の脇に、山の花道が続いていました。
このあたりからは結構道が荒れていて、踏み跡もやや少ない感じ。
途中で橋が落ちていたりするので、あまり歩かれていない道なのかもしれません。

と思っていたら、一般道に戻ってきました。
ショートカットルートみたいなもんですかね。

天気はそこまで良くはないのですが、武甲山がよく見えました。
容赦ない削りっぷりですが、昔の姿を知らない私にとってはこれこそが武甲山。

そのまま一般道を歩いて日向山の山頂近くまでやってきてしまいました。
ようこそ山の花道……って、今までのは何だったのか。
でも目当ての節分草も書いてあるし、とりあえずそっち行ってみればいいですかね。

蝋梅と武甲山。こちらはまだ咲きかけの雰囲気ですが、いかにも奥武蔵〜秩父といった組み合わせ。
満開の時に行けたら、なかなか良い景色になるんじゃないでしょうか。

とりあえず日向山の山頂を目指します。
ここまで来たらほとんど標高差もなく、ほんのちょっと登ればすぐ山頂です。

山頂からは武甲山がよく見えました。また武甲山です。
この日歩いた中では、武甲山の眺めはここが一番良かったと思います。

さっきの看板では、節分草は左側に書いてあったよなぁと思い、そのまま西側へ。
でもしばらく歩いてから気づいたんですが、さっきの地図……上が北じゃないんですよね。
結局ぐるっと回って、もとの場所まで戻ってしまいました。

Googleで丸山の節分草について調べながら、ちょっとうろうろ。
しばらくうろついたところで、道なき道を歩くおじさんがいたので訊いてみたところ、的確に教えて下さったので無事辿り着くことができました。

節分草は人気のないところでひっそりと、でもよく目を凝らしてみればしっかりと咲いていました。
おじさまは2〜30株くらいだねー、全然少ないよと仰っていましたが、充分すぎるほど咲いています。

そこにどうやって行くかは、今回は書かないことにします。
昔は道があったのかもしれませんが、今は植生保護中とのことでほとんど整備されていません。
先ほどのおじさまの話では「盗掘跡も結構あった」とのことで、道が整備されていないのはそういった人が入らないようにという意図もあるのかもしれません。
ちなみに、そのおじさまの話では「ここから持ち帰っても家で育つわけねーだろ」とのことでした。ごもっとも。
野の花は、その地に咲くのを愛でるのが一番です。高山植物もそうですね。

日向山〜丸山〜芦ヶ久保駅

さて、あとは丸山を目指すのみ。
ここから先はただの登山です。

我々花粉症勢には目にするだけでも鼻のあたりがむず痒くなるような、立派な……とても立派な杉林を歩きます。
英語で書いたらFuckin’ Cedar Road!

ほらね、こんな感じ。
整然と並ぶ姿はなかなか見事なものですが、これらの一本一本が明らかな悪意を持って、主に我々の鼻と目を蝕んでいます。

途中、なかなか豪快な斜度の急登を登ったりもしますが、その先にはゆるゆるなハイキングロードが待っています。
ただし階段だけは容赦ない。

ごく一部の酒飲みにはなかなかそそられる木も植えられています。
ミズナラの樽でウィスキーを作るのはほぼ日本だけだそうな。

というわけで丸山の山頂に到着です。
日向山にはほとんど一般道だけで行けてしまうので、今回は山に登ったうちに入らないのでは……と思いましたが、日向山から丸山まではちゃんと登山道でした。
有名な、山頂の奇怪な展望台から撮った一枚。

そしてこちらが山頂の展望台です。
宝くじの売り上げで作られているとのことで、この展望台には日本人の夢がたくさん詰まっています。
……どうしてこうなった。

山頂で軽くランチを済ませてから下山。
ここから先は淡々と降るのみ、ですがここもまた悪くない道です。

ちょっと宝篋山の登山道にも似てるかな?
あ、そういえば丸山の頂上は野鳥の撮影スポットでもあるらしく、旬の時期にはカメラクラスタの望遠レンズが唸りを上げているとかいないとか。

こちら側はパラグライダースポットにもなっているらしく、そこから奥武蔵の町並みを見下ろすことができます。

さらにそこからは……ひたすら杉林を下るのみ(笑
こちら側から登るのが一般的ですが、割と単調なので逆ルートの方が好みかな。
こちらの写真は、そんな杉林の中で一筋の光を見つけた時のもの。
そう、こういう写真が撮ってみたかったんですよね。

下山後は一般道を歩いて芦ヶ久保駅へ。
駅に着いたら程なく登り列車が来たので、余韻に浸る間もなく帰路につきます。

そして飯能駅でぶらりと途中下車して行ったのがこちら。
飯能駅前のビアバー、CARVAANです。
WCBやうちゅうブルーイング、VERTEREのようにピーキーで極まったものを作るところではありませんが、なかなか飲みやすくて初心者でもイケてしまう、そんな罪深いビアバーです。
お勧めはスタウト。常時繋がってるようなのでいつ行っても飲めるでしょう。
そしてここはフードが絶品。スパイシーでオリエンタルなフードとともにビールを味わえる稀有なビアバー……なのですが、この数日後にフードメニューが刷新されたとか。
また奥武蔵の山に登ってから、新メニューに挑戦しないといけませんね。

締めの一言

というわけで、奥武蔵の隠れた名山、日向山から丸山までを歩いてまいりました。
埼玉の山は花の山。節分草や蝋梅、梅を楽しみながら少し長めのハイキングを楽しむのなら、ここ丸山は隠れた良スポットなのかもしれません。
花粉の辛い時期ではありますが、杉に負けずに登った先にはこの季節ならではの景色が広がっています。

月別アーカイヴ

Copyright © CROW'SCLAW. All right reserved.