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【筑波山地】雪入山〜権現山:東筑波の里山開拓

2021年05月31日2023年09月29日登山:北関東

登山情報

GPSログ

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コース情報

標高

360m

標高差

329m

累積標高(登り)

464m

累積標高(下り)

472m

行動距離

10.22km

行動時間

2時間37分

コース定数

12.69

アクセス

往路:~JR 常磐線 土浦駅 > 関東鉄道バス 柿岡土浦線 田上BS
復路:関東鉄道バス 上志筑小幡線 上志筑BS > JR常磐線 石岡駅〜
去年から少しずつ開拓している茨城県マイナー山歩き。 百名山が続いたので、たまにはこんな山もいいかなと思って行ってみました。 マイナーなのですが割と評判の良い、東筑波の雪入山です。

去年登った加波山もなかなかのマイナーっぷりですが、雪入山もそれに負けず劣らず。
登山ブログで見掛けることはまずありません。
まぁ普通はこんなマイナーな山登るくらいなら、奥多摩か丹沢行きますよね。

でも茨城の山は、確かに地味なんですがなかなか雰囲気が良いんです。
田園の中に並ぶちんまい山々には、いかにも山奥といった感じの奥多摩や奥武蔵とはまた違った低山の魅力があります。

田上BS〜雪入山山頂

東筑波の山に登るなら、つくば駅よりも土浦駅。
そんな土浦駅からバスに揺られて、今日は田上BSで下車。
雪入山に行くには、まずは雪入ふれあいの里公園に向かうのが定番なのですが、最寄駅が田上BSだったり上佐谷BSだったり、どっちが正解なのかよくわかりません。
今回は田上BSで降りてみましたが、一つ手前の上佐谷BSの方が若干近かったんじゃないかという気もする。

あれが今日登る雪入山だ!……多分。
ということで撮っておきます。

ヤマレコのアプリの地図を見ながら雪入ふれあいの里公園へ。
このあたり、マイナーすぎてYAMAPにも地図がありませんでした。
もちろん山と高原地図になんか載ってません。
唯一載っていたのがヤマレコのアプリで、登山地図アプリは複数入れておくのが大事なんだと痛感。

途中、こんな感じの並木通りを通ったり。
もしかして、と思って帰って調べてみたら当たり。植えられているのはソメイヨシノでした。
ということは、桜の時期に歩くと結構良さそうですね。

林道を歩いてさらに進んで、着きました。雪入ふれあいの里公園。
小学校の遠足とかで行きそうな雰囲気。
本日はここから雪入山を目指します。

序盤はこんな感じで、簡単に歩ける道。

山の上には湖がいくつかありました。
さすがに自然にできたものではなさそうです。

翁桜コースから尾根へと向かいます。

序盤は楽々。
草が茂っていますが問題ありません。

ですが、そのすぐ後に急登が待っていました。
地図上では崖のマークの縁を歩くことになり、かなりの斜度。
足元が若干湿っていたこともあって滑りやすく、ロープを使わないと不安になるくらい。

ここはあまりお勧めできません。公式サイトに載っているハイキングコースを参考に、中央自然の家を経由した方が良さそうです。
そちらの方が尾根道を長く歩けるので雰囲気も良いかも。

尾根に取り付いてからは一転して歩きやすくなります。
そんなわけでやってきたのは剣ヶ峰広場。標高360mで、実はここが本日の最高地点。
素通りしましたが、結構広いです。

尾根を伝って雪入山を目指します。
なだらかでとても歩きやすい。宝篋山の登山コースにも似て、なかなか雰囲気がいいです。

剣ヶ峰から数分歩いて、雪入山の山頂にやってきました。
木々の合間から麓の町並みが見えて良い感じ。
低山らしく木々に包まれた尾根道なのですが、結構展望は良いです。

雪入山山頂〜上志筑バス停

雪入山の山頂で数分ほど少休憩して先に進みます。
旬の時期は過ぎていますが、真っ赤なツツジが道を彩っていて綺麗でした。

標高の低い山なのでアップダウンも少なく、つい小走りになってしまうほど。
マウンテンバイクで登っている人にもすれ違いました。それくらいユルーい感じの山です。

途中、パラグライダー離陸場の跡地なんかもあったり。
このあたりはパラグライダーが盛んで、東筑波の山には離陸場がいくつか点在しています。

パラグライダー離陸場を過ぎて少し下ってから、あきば峠を経由して再び登り。
登りといっても大したことないですけどね。

こちらは黒文字平かな。
広場からは筑波山の特徴的な姿が見えました。

そのまま進みます。 スルーしてもよかったのですが、ピークがあるなら目指さねば。ということで浅間山へ。 こちらはそこそこ急な登りでした。

浅間山。まぁ、特に見るようなものはないですね。
次に来ることがあったら、多分ここは巻いて行っちゃうと思います。

といいつつ、なんかふわふわした花が咲いてたので写真撮ってましたね。

再び尾根道に戻って先に進みます。
実はこのあたり、結構ルートが細かく分かれているので地図がないと迷ってしまうかも。
道自体は明瞭なので、本格的に迷うのは下山してからかもしれませんが。

浅間山を超えたらあとはゆるやかに降るのみ。
ここまでくるとさすがに展望はありません。

地味ですが、意外と雰囲気がいいのでいくつかシャッターを切ってみたり。
茨城のマイナーな里山は、当たりを引くと独特の雰囲気があって結構楽しいんですよね。

権現山を目指します。
ここから先もほとんど降り中心。

下っていった先で、不意に視界が開けました。
権現山です。

昔この麓で陸軍の特別演習があり、天皇陛下がその視察のために登ったのが権現山なのだとか。
そういう歴史があって、ちょっとした公園のような雰囲気になっています。

というわけで権現山、登り返すようなこともほぼないまま到達してしまいました。
標高99m、あとはちょろっと降りれば今日の登山はおしまい。

権現山の山頂からほんの少し歩くと一般道に繋がり、あとは道なりに歩いていけば上志筑BSに着くでしょう。
バス停の近くにはセイコーマートがあるので、小腹が減ったらバスを待つ間に立ち寄ってみても良さそう。

上志筑BSのバス停は、私が調べた時は日中の本数が少なく、かなり待つことになる(もしくは便数の多いバス停まで歩く)ことを覚悟していたのですが、実際に着いてみたら1時間に1本くらいの間隔で出ていました。
普通に歩くと13:44のバスがちょうど良さそうなので、コースタイム通りに歩いて、どこかの山頂で昼休憩を取るくらいの余裕はありそうです。

振り返り

千葉〜茨城あたりに住んでいないと縁のなさそうな東筑波エリアですが、歩いてみると意外と面白い。
雪入山から権現山にかけては特に、尾根道がよく整備されていて非常に歩きやすい山でした。

今回は少し外れてしまいましたが、旬の時期は恐らく春でしょう。
良い時期に登れば山桜やソメイヨシノも見られるようなので、次の春にでも足を運んでみてはいかが。

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