【新曲公開】Magus Night 2021
2021年09月17日2023年09月25日音楽
アレンジのこと
東方の曲にしては調の展開の仕方が素直で、アレンジしやすかったなーというのを覚えています。
リフから組み立てていくHR/HMと転調の多い東方の曲調は、ぶっちゃけかなり相性悪いですよね。
イントロのクリシェっぽいコード進行も印象的で、リフを作る時にモチーフにしていたと思います。
正直なところ、この時期の自分のアレンジは、今ではそこまで気に入っていません。
なんと言うか色々な意味で、やりたいことと、本来の方向性のギャップに結構苦しんでるのが曲にも現れているような気がして。
艦これアレンジを作ってそのあたり軌道を修正できたので、自分の中でそういう印象があるというだけの話ではあるのですが。
とは言いつつ、そういう方向だけではアルバムは作れないもので。
開き直って自分の本来の方向性で作ってる曲もあって、そういう曲は後の方向性にも繋がっているのでリメイクはやりがいがあります。
この曲なんかがそうですね。
でもギターソロはちょっと勘弁して欲しかった(何
シーケンスフレーズの箇所では、普通のチューニングは無理っぽい超ストレッチフレーズが紛れ込んでいて、当時どうやって録ったのか謎です。
今回はストラトで録ってるんですが、レスポールだったら弾けたのかな……?
私の手はそんなに広がらないので、今回は1音下げて録りました。
サウンドメイクのこと
Lightning Dischargeを作るタイミングで5150IIIを導入したこともあってモダンな音で録ってしまったのですが、元々この曲で目指していたのはOver The Rainbowの路線を継承した国産様式美系HR/HMバンドっぽいサウンド。せっかくリメイクするなら目指していた方向性にもっと近づけてもいいんじゃないかと、ストラト+JCM800(の自作Kemper Rig)の組み合わせで録ってみました。
やっぱりストラトっぽい音でメタルやるなら、JCM800より歪むアンプ使っちゃダメですね。
ベースは今回、新しい試みとしてプラグインの歪みを混ぜてみました。
録音時は歪ませずに録っておいて、スクリーンショットのような感じで特定の帯域だけ歪ませたものを足してからキャビシミュを通しています。
特定の帯域だけ歪ませるのはよくある手法ですが、Dry/Wetツマミとかを使って原音と混ぜたりはせず、特定の帯域だけを足すっていうのは珍しいんじゃないかなと思います。
……と思うのですが、既にやってる人もいるみたい。
Andy Sneapの最近のベースの混ぜ方が結構特徴的で、中域のラインがやたらと見えやすいのでなんとか真似できないかなーと思って試してみた結果がこれ。
しばらくこの手法で模索していくことになりそうです。
ドラムは言うまでもなく、いつも通りです。
今回の曲調なら合うかなと思ってSDX Deathも試してみたんですが、あんまり奥行き感がないのでやめました。
冷静に考えてみたら、今回みたいな曲調でMetal Machinery使わなかったら一体いつ使うんだって感じです。
締めの一言
月1曲を目安に公開できたらいいかなーと思ってるんですが、次はどうしましょうかね。
とりあえずFGOのアレンジ(といいつつあんまり弄ってないパターン)が1曲ほぼできているので、来月はそれを公開しようかなと。
その次は月姫Rのアレンジをやりたいんですが、サントラ出るまでは自重かな?
ベース弦を交換したいので、何曲か録り溜められるようにストックを増やす期間になりそうです。
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