1. ホーム
  2. 登山:秩父・奥武蔵
  3. 【秩父】鐘撞堂山:山頂の桜を目指して登る、秩父の里山

【秩父】鐘撞堂山:山頂の桜を目指して登る、秩父の里山

2022年04月29日2023年09月25日登山:秩父・奥武蔵

登山情報

GPSログ

loading...

コース情報

標高

330m

標高差

235m

累積標高(登り)

361m

累積標高(下り)

349m

行動距離

7.06km

行動時間

2時間27分

コース定数

10.34

アクセス

往路:~秩父鉄道 秩父本線 桜沢駅
復路:秩父鉄道 秩父本線 波久礼駅〜
毎年恒例、花見登山。 毎年登っていると目新しい山がなくなってしまうのと、今年は微妙にタイミングを逃した感があってあまり登れていないのですが、ちゃんと一座は登っておきました。 山頂に桜の咲く秩父の里山、鐘撞堂山です。 他の桜の名山のような桜並木はないですが、山頂に咲く見事な桜を求めて春に登るというのは風情があります。

奥武蔵なら西武池袋線でさくっと登れますが、秩父となるとちょっとアクセス難易度が高い。
でも、この鐘撞堂山は春に登ってこその山なので、年に一度の花見に登るには悪くない選択肢なんじゃないかなと。

桜沢駅〜八幡山

鐘撞堂山の登山ルートはいくつかありますが、今回は秩父鉄道の桜沢駅から、八幡山を経由して登ってみることにします。
ローカル線らしくSuicaが使えない……はずだった秩父鉄道は、最近Suicaが使えるようになり、その代わりほとんどの駅が無人駅になりました。

桜沢駅は山と高原地図だと微妙にエリア外。
まぁ、最初の目的地である桜沢八幡神社までの道は、Google Mapとか見ればわかるので問題ないでしょう。

桜沢八幡神社はちょうど桜が八分咲き程度。
ずっとリモートで仕事をしていたこともあって今年はタイミングが読みづらかったのですが、なんとか桜の咲く時期に山に登ることができました。

桜沢八幡神社から八幡山まで、ちょっとアスレチックな岩登りのある登山道を登っていきます。
難易度は低めで日和田山と同じか、それよりちょっと低いくらい。先行しているパーティはお子さんを連れてのファミリー登山組でした。

難なく八幡山。
駅から数えて30分程度、まぁここまではゆるゆるですね。

八幡山〜鐘撞堂山

鐘撞堂山は桜だけの山ではありません。
他にもカタクリやツツジなんかも有名。彩の国に相応しい、春の花が咲き乱れる山でもあります。

八幡山から鐘撞堂山までの登山道もまた、難易度は低め。
さほど高低差もない尾根道を歩いていきます。

難易度が低い分ルートが多いので分岐は多め。
道に迷わないよう地図は必須です。

少し道を外れると、こんな感じで見晴らしのいい所もあったり。

道端にはツツジの花が。まだ蕾のものが多かったのですが、もう少し後に登っていたら花咲くツツジ並木を歩けたかも。
桜は山頂だけなので、一番の春はツツジが咲く時期かもしれません。

山頂手前から標高差100mほどの急登を登ることになるのですが、ほとんどが階段なので難しくはないと思います。
ここまでほとんど体力を消費していないので、階段が長くても大丈夫。

桜沢駅から登らなくても、鐘撞堂山の近くに登山道があるので、スニーカーで登る家族連れの方や、高校生くらいの年齢の地元の子が多かったです。
ガチの登山装備だとちょっと浮いて恥ずかしいかも。

山頂付近になると桜の木も植えられていて、春の山としての鐘撞堂山の魅力を存分に感じられるようになってきます。

遊歩道っぽい感じの道がメインルートなのだと思うのですが、登山装備なので登山道っぽいルートの方を歩いてみました。

鐘撞堂山の山頂には物見櫓のような感じの展望台と、大きな桜の木がいくつか。
この桜が満開の時に登れると一番いいのですが、今回は生憎五分咲き程度。
麓の方は満開近かったんだけどなぁ。

とは言え次の週末には無残なことになっているかもしれないのが桜という木。
ちゃんと咲いているタイミングで登れてよかったね、と思うことに。

鐘撞堂山〜波久礼駅

山頂は広めで、ベンチもあって、休憩所もあるのでランチにちょうどいいのですが、最近は調理器具を持って登ることがほとんどありません。
それどころか、カロリーメイト程度の軽食しか持ってきていないので、一息ついたら波久礼駅方面へと下っていくことに。

低山だから下山ルートには大して見る所もないだろうし、ちょっとかったるいなぁ……と思っていたら、少し歩いたら林道っぽい道に繋がって、あっさりと下山してしまいました。
舗装路なので歩きやすい。長距離歩いてると、地面が固いのは結構キツいんですけどね。

登山口付近で見かけた桜並木。
ソーラーパネルが無粋ですが、まぁ目を瞑ることにします。

道なりに歩いても波久礼駅には行けるのですが、それでは面白くないので少林寺を経由する形で登り返すことにします。
初っ端、果てのない感じの階段に出会して、これはルート選択を誤ったかな……とも思ったのですが。

登ってみるとブッダ的なオブジェに出会えたり、さらにそこから下ると大量のミニブッダに出会えたり。
五百羅漢っていうらしいですよ。
羅漢っていうと、どこぞの四兄弟の三男が思い浮かぶんですが。

登り始めから頂上付近まで、ずっと道端には仏様がいらっしゃるので、夜に登ったらちょっと怖いかもなあ。
どの仏様も表情は穏やかなのですが。

そんな道を下って少林寺へ。そして一般道を少し歩いて波久礼駅へ。
途中に温泉施設もあるんですが、風呂とビールを天秤に掛けて、ビールを選んでしまいました。

波久礼駅に着いてみたら30分ほど時間に余裕があったので、駅前で腹ごしらえ。
駅の目の前にある「手打ちうどん とき」に入ってみたらなかなか雰囲気も良くて当たりでした。
うどんって言うよりほうとうでは?と言いたくなるくらいの太さの手打ちうどん、見た目通りのコシのある手打ち麺を、一番人気の肉きのこ汁でいただきます。
せっかくなので季節の天ぷらも頂いたりして。

公共交通機関を使った登山だと、なかなかその地の名店にまでは足を運べず、駅近の手頃な店で妥協することが多いのですが、ここは全然妥協した感じもないので良いですね。
そうして腹を満たした後は、秩父ビールで渇きを潤してからゆっくりと家に帰りました。

振り返り

まだ登っていない桜の山もそろそろ少なくなってきたような気がします。
過去に登ったことのある山にもう一度登ってみる、というのも悪くはないと思うのですが、やっぱり行ったことのないところに行ってみたい。

今年は桜を見る登山はこの一度だけ。
なので、これから始まるツツジの季節をしっかり歩いてみたいと思っています。
久々に、丹沢のシロヤシオを見に行きたいなぁ。

月別アーカイヴ

Copyright © CROW'SCLAW. All right reserved.