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【奥武蔵】武川岳〜二子山:霧纏う尾根を歩く

2022年10月08日2023年09月25日登山:秩父・奥武蔵

登山情報

GPSログ

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コース情報

標高

1051.7m

標高差

751.7m

累積標高(登り)

1041m

累積標高(下り)

1072m

行動距離

10.59km

行動時間

4時間46分

コース定数

22.81

アクセス

往路:〜西武池袋線 飯能駅〜国際興業バス 名郷BS
復路:西武池袋線 芦ヶ久保駅〜
北岳に登った後も隔週くらいのペースで登山は続けているのですが、だいたい飯能アルプス周辺。 大抵書くことがないので記事にしていません。 が、いつも同じ山では面白くない。久々に場所を変えて、同じ奥武蔵の武川岳から二子山へと歩いた時のことを記事にしてみます。

武川岳はかなり前に大持山から武甲山まで歩いた時に、その途中の分岐の先にあって気になったもの。
名前が雄々しいので記憶に残っていました。

そんな武川岳。名郷BSから武川岳、二子山を経て芦ヶ久保駅までを歩く約10kmのコースを登ってまいりました。

名郷BS〜武川岳

飯能駅からバスに揺られて約1時間。
ほとんどの人がさわらびの湯で降りる中、名郷のバス停へとやってまいりました。
武川岳へは正丸峠方面からも登ることができるのですが、今回は名郷バス停側から天狗尾根経由で登ることにします。

序盤の登山道は林道と並走するような形で伸びており、やや道幅の狭いトラバース。
崩れそうで崩れない、といった感じのギリギリ感。

一度林道と合流しますが、その後再び山の中へ。
登山道に入って少し進むと、天狗尾根に取り付く急登。
一気に100mほど標高を稼ぐようです。

尾根に取り付くと木々の合間から絶景が……見えそうで、見えない。
前日まで雨だったためか、深い霧に覆われて展望ゼロ。

尾根に取り付いてからは少しの間平坦な道が続くのですが、やがて足元に岩が混じるようになってきます。
このルートのハイライト、天狗岩ですね。

男坂と女坂があって、なんとなく男坂方面を登ったのですが、こちらは岩登りがメインのルートでした。
難易度自体は高くないかなと思うのですが、岩が湿っていて滑りそうだったので、慎重に登っていきます。
鎖はありませんが、足場はしっかりしているので問題なさそうです。
ただ、今回のようなコンディションだと降りでは使いたくないルートですね。

目印はあまりないのですが、なんとなく登っても進めるので問題はなさそうな。

天狗岩を越えると傾斜も緩やかになり、奥武蔵らしい緑のトンネルの中を進むようになります。
さほどメジャーなルートではないように見えるのですが、道の整備は行き届いていて歩きやすいですね。

気持ちの良い尾根歩きで、気づけば前武川岳までやってまいりました。
といっても天狗岩から前武川岳まで、標高差はそれなりにあるのですが。

この日は前武川岳付近が霧深くて、登山道が幻想的な雰囲気に包まれていたのが印象的でした。
天気の良い日にばかり登っていると見られない景色。高い山でガスってると虚無感しかないですが、低山だといつもと違った趣がありますね。
こういう景色を撮ってみたいなぁと思いつつ、でも雨の日に登るのは嫌だなぁ……と思っていたのでラッキー。

前武川岳あたりからは比較的平坦な尾根道を歩くのですが、最後にぐっと急登を登ります。

その先には武川岳の山頂が。

山頂だけは開けていて見晴らしがいいので、晴れていれば奥武蔵の山々を眺めることができるのでしょう。
いくつかベンチもあって昼休憩にはちょうど良さそうですが、この日はまだちょっと早い時間だったので、短い滞在時間で先に進むことに。

武川岳〜二子山〜芦ヶ久保駅

武川岳から先へは徐々に標高を下げていく道になります。
最初は歩きやすい道なのですが、その後一気に標高を落としたり、登り返したりと結構体力の求められるルートでした。

林道と合流して楽な道になるかと思いきや、キツいのはこれから。まずは焼山に向かって登り返します。

焼山は地味な山ですが、武甲山がよく見えるスポットがあって悪くなかったです。

焼山からはいよいよ最後の二子山へと登ることになるのですが、このあたりから足元が滑りやすくなってきます。
雨上がりということもあって、何かに捕まりながらでないと降りるのが難しい。

地図上はそこまでキツそうには見えないですが、一度降りたらがっつり登り返し。
低くて地味だけど楽ではない、そんな奥武蔵の北側の山々の印象に漏れず、この山も結構頑張らないと登れません。

二子山自体は山頂の展望があまり良くないのですが、山頂からすこし外れたところに武甲山を望めるスポットがありました。

双頭の二子山、雄岳から雌岳へ。
昼ごはんを食べられる場所はあるかな、と探したのですが、ありませんでした。

二子山から芦ヶ久保駅への下り、山頂付近の急登が一番滑りやすかったかな?
傾斜もそれなりにある、粘土質の滑りやすい道。ロープをフル活用して降りていきました。

沢沿いの道になるともうゴール間近。
帰りの電車の時間を調べると……結構ギリギリのタイミングで次の電車が来そうな感じ。

最後はトレラン気味に駆け下りていきましたが、線路の下を通るトンネルが見つからなくてちょっと焦りました。
目立たないところにありますが、線路沿いを歩けば見つかると思います。

振り返り

武川岳〜二子山間は、まぁ地味な山だなぁと思います。わざわざここを目指して遠くから来るほどでもない……かな?
でも、奥武蔵の山の中では比較的ボリュームがあって運動量も多いので、しっかり歩きたい人にはおすすめ。
あと、岩場が好きなら天狗岩は楽しめるかも。
全体的に滑りやすいので、特に下山時はご注意を。

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