高水三山：雪を求めて奥多摩へ

都心でも雪が降った2月の週末。
雪の残る低山に行きたくて、奥多摩の高水三山へと行ってまいりました。

関東の低山といえば奥多摩の他にも丹沢、奥武蔵など色々あるのですが、なぜか奥多摩に行きたくなってしまう。
なんとなく、奥多摩は雪が多い……というイメージがあるからかもしれません。

この日も事前の下調べから、どうやら雪があるのは奥多摩くらいとのことで。
大岳山には去年登ったし、今年はどうしようかなぁ……と悩みながら消去法で選ばれたのがここ、高水三山でした。

青梅線に揺られて軍畑に近づけば近づくほど、ある不安が。
車窓から見える山に雪がない。都心でも多少は降ったというのに、山に雪がない……？
駅に着いてから登山口まで歩いてみても、やはり雪の痕跡はほとんどありません。

これは失敗だったかな……？と思いつつ登りましたが、中腹あたりの日の当たらない斜面にはしっかり雪が。

でもやっぱり、日の当たる場所だとこんな感じで、ほとんど雪がないんですよね。
うーん、もうちょっと奥まった山に行くべきだったか。

高水山の山頂手前まで行くと、ようやく雪らしい雪と再会。
そうそう、こういうのを求めていたんですよ。これでも全然足りないけど。

というわけで高水山の山頂（付近のお寺）へ。
前回はこのあたり、完全にスルーしちゃったので新鮮な感じ。

小動物のトレースもありました。
これは……うさぎでしょうか？

高水山を越えたあたりから雪道らしい雪道に。
といいつつも雪が薄いので、ここまでチェーンスパイクも使っていません。
下りはちょっと、滑るのが怖いですけどね。

岩茸石山の手前の登り道。
今回一番楽しみにしていた場所なので、ここに雪がなかったら本当にどうしようかと思った。

というわけで到着、岩茸石山です。
いつも通りの山の時間で登り始めると、昼休憩にはちょっと早いかな？というくらいの時間で着いちゃいます。
前回はあまり長居せずに進んでしまいましたが、この先で見晴らしがいい場所もないので、今回はここで早めのお昼ごはんにすることに。

今回もまた、鍋です。
家に残っていた白菜と豚肉。ついに生肉を山に持ち込むようになっちゃいました……（笑
冬だから昼までは保つだろ、と朝にスーパーで買ったお肉。

ゴミが増えるのはデメリットですが、やっぱりちゃんとした肉を山で摂れるのは良いですね。

山頂の雪の残り具合はこんな感じ。
この天気だと翌日にはほとんど溶けちゃってそうですね。

暖かいごはんと奥多摩の展望を堪能したところで、荷物をまとめて次の山へ。

岩茸石山の次に目指すのは惣岳山。
山頂直下はちょっとした岩場もあるので、気が引き締まります。

……が、いざ向かってみると、岩茸石山から先にはほとんど雪がありませんでした。
うーん、これは期待はずれ。

期待していた岩場もこんな感じ。
雪があるのは最初だけで、岩に足を掛ける頃には雪がなくなっています。

山頂も特に見晴らしがいいわけではないので、一息ついたらすぐに下山。
もうこのあたりには、ほとんど雪の名残もないですね。

いつ見てもヤバそうなこの急登。
実際に登ってみると大したことないんですが。

というわけで、そこから先は特筆するようなこともなくあっさりと昼過ぎに下山。
登山道の終わりからほんの少し歩いたところが御嶽駅なので、移動も少なくて楽です。

御嶽駅には以前はセブンイレブンがあったのですが……、残念ながらもう閉店していました。
大岳山や高水三山など、結構利用することの多かったコンビニなので、なくなってしまうとちょっと痛手。

予想していたほどの積雪がなかったのは残念でしたが、他のエリアの積雪を考えるとこれでも良かった方なのかな？と思ったりして。
2月は関東でも何度か雪の降る時期なので、まぁ今回はダメでも次は……とか思ったりしていたのですが。
今期はそのまま雪とお別れになってしまいましたね。