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黒檜山:春の雪と赤城山

2019年05月06日2023年09月30日登山:北関東

登山情報

GPSログ

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コース情報

標高

1828m

標高差

473m

累積標高(登り)

477m

累積標高(下り)

500m

行動距離

4.01km

行動時間

3時間15分

コース定数

12.12

アクセス

往路、復路ともに:~JR両毛線 前橋駅 > 関越交通 赤城山直通バス あかぎ広場前BS
年号の変わる連休最終日。 今年の大型連休は天気の事前の予報では天気の悪い日が続くとのことで、山へは行けるかどうか不安でしたが。終わってみればなかなか充実した登山ライフを送ることができたように思います。 その話はまたの機会に。今回はその連休前、平成最後の日帰り登山ことを書こうと思います。

今年の春はやや寒い日が多く、山沿いでは雪も降りました。
雪山で有名な赤城山も、4月に入れば雪もかなり減ってくるものですが。今年はその春の雪のおかげで4月の半ばでも多く雪の残る登山道を歩くことができました。

そんなわけで赤城の黒檜山。これでもう3度目、しかも全部雪山シーズン。
どういうわけか、雪と聞くと登りたくなってしまう山です。

黒檜山登山口〜黒檜山山頂〜展望スポット

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4月の半ば、仕舞ったコートを再び取り出すことの多かったとある週。
山に雪が降ったとの噂を聞いて、自然と赤城山を目指していました。

あかぎ広場前BSでバスを降りると目に入ったのは、すっかり雪の被った赤城の山々。
湖はすでに半ば氷も融けていて春を感じましたが、これから目指す黒檜山は雪道を期待できそうです。

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登山口からいきなり12本アイゼンを装着してスタート。
残雪シーズンの黒檜山は、特に午後から雪が腐り気味で足を取られやすく、爪の浅いチェーンスパイクだとしっかり雪を噛んでくれません。

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一度は土が見えるほど雪が溶けたようですが、週の半ばに降った雪で冬景色に逆戻り。

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しっかり踏み跡の残る登山道を登っていきます。
雪は多いですが、気温は春。結構暑いです。

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青空が眩しい。

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猫岩付近から見下ろす大沼と地蔵岳。
うっすら直登できそうな道が見えます。こちらに来るといつも黒檜山ばかり登っていますが、こちらも面白そう。

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登山道にはまだまだ雪が残っていますが、少し溶け気味。
きれいな雪景色の中を歩けるのは、もうあとほんの少しの間だけ。

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積もっている雪は比較的新しそう。
泥混じりのグチャグチャな登山道よりは、こういう真っ白な道を歩きたいですよね。

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このあたりから急登が。
いつも歩くこのルート、短いですがなかなかエグい急登。勾配だけなら鷹ノ巣山の稲村岩尾根よりも急だったりします。

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毎年、雪の時期は毎回コースが若干違います。
最初にトレースをつけた人次第なのかな?

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尾根が見えてきました。厳しい急登もあともう一息。

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すっかり雪に埋まってますね。今まで見た中で一番の沈みっぷり。

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最後は雪の尾根道を歩いて山頂へ。

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山頂に着きました。
山名を表す看板が前と変わって、ゴシックな感じのフォントになっています。
ネオクラシカル志向?

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登頂後はいつも通り展望スポットへ。
天気のいい日にここから見える景色が好きなんですよね。

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ほとんど雲ひとつないパノラマの風景。
遠くに見える雪をかぶった山脈が北アルプスらしいです。

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お昼は山フライパンを試してみたくてオイル系のパスタに。
家で刻んできたにんにくを炒めてオイルソース作り。

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ペペロンチーノのつもりでしたが、唐辛子を忘れたのでイマイチな感じ。
オイル系のパスタはちゃんと乳化させないと美味しくないんですが、山でそこまでやろうとすると面倒くさい。
やっぱりスープパスタが楽でいいですね。

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みんな休憩中。
雪のある山ですが、天気のいい日は人が多いですね。
わかります、私もそんな赤城山に魅了されて登りにきた一人ですから。

黒檜山山頂〜駒ケ岳

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こういう人の多いところで山メシを作ると人の目が気になるので……、食べたらさっさと片付けて次のピークへ向かいます。
雪庇のある尾根歩きがなかなか気持ちいい。

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今回もまた駒ヶ岳を登って下山します。
というわけで分岐を少し進んだところの鳥居。

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そして絶景スポット。

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地蔵岳の一本道がよく見えますね。
よく晴れていましたが、筑波山は残念ながら見ることができず。

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そして問題の下り道。
ここは階段があるからまだいいんですが、全体的に雪がグズグズになっているのでチェーンスパイクだとほぼ確実に滑ります。
残雪シーズンなら4〜6本爪の軽アイゼンの方が、ここは歩きやすいと思います。

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危険地帯を抜けて、開けた視界に飛び込んでくるのはこんな景色。
これからあの尾根道を歩くんですよ。

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近くまで進んでみると、こう。
奥のピークが駒ヶ岳。あそこまで登れば今回はおしまい。

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こちら側はそこまでキツい傾斜ではないので、落ち着いて登れば大丈夫。

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黒檜山から約1時間で駒ヶ岳の山頂に着きました。
こちらへ来る人は少ないのか、割と静かで雰囲気もいい感じ。

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遮るものがないので眺めが良いですね。
広角レンズがばっちり活きてます。

駒ヶ岳〜駒ヶ岳大洞登山口

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さて、あとは下るのみ。
黒檜山側のコースのような急登はないですが、こちら側は鉄の階段が多いのでアイゼンだとちょっと怖い。

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踏み外すと盛大にコケそうなので、なかなかペースが上がりません。
チェーンスパイクならそこまで気にならないんじゃないかと思いますが。
やはり赤城山に12本は過剰ですね。

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最後の方は雪が減ってきたので、アイゼンを外してからゴールイン。
短いながらも充実した雪山歩きでした。

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バスの時間まで結構余裕があったので、赤城神社のあたりを散策して時間を潰すことに。
わかさぎ釣りの時期も終わってオフシーズン気味、人もまばらでのんびり歩けました。

締めの一言

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残雪の時期に、今期もまた黒檜山を歩くことができました。
この時期にここまでの雪の量はなかなか珍しいんじゃないかと思います。

同じ山に三度登ったのは奥多摩の川苔山、鷹ノ巣山、北関東の筑波山に続いてこれで4座目。
さすがに来年は登らなくていいかな……と思いつつ、でもそれだけ登るのが楽しい山だと思います。

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